back numberが7thアルバムを全曲解説 しんどいときこそ「ユーモア」を

ハッシュタグプロジェクト「#いつもそばにbacknumberがいた」との連動企画 back numberを尊敬してやまない後輩アーティスト4人に聞く、バクナンとの思い出

音楽ナタリーではTwitterハッシュタグ企画「#いつもそばにbacknumberがいた」と連動して、back numberを敬愛する後輩アーティスト4人のコメントを掲載。back numberの音楽にまつわる思い出や彼らへのメッセージを自由に書いてもらった。

田邊駿一(BLUE ENCOUNT)
田邊駿一(BLUE ENCOUNT)

初めて対バンしたのが約10年前。まだ互いにインディーズだった頃。打ち上げで飲み過ぎてしまいトイレでぐったりしていた僕の背中を依与吏さんが「お前みたいな後輩好きだわ~」と言いながらずっとさすってくれました。4年前に東京で飲んだ時も、ベロベロになりすぎて歩く事が困難になった僕を担ぎ上げて家まで連れて帰ってくれた依与吏さん。道中、僕に言ってくれた「いろいろと頑張らなきゃいけない時期だけどさあ、出会ったあの頃と変わらない、今くらいの飾らないお前でいろよー」という言葉が未だに自分にとって大切な宝物のような存在です。気がつけばお酒で迷惑ばかりかけてしまっている。しっかりと返していきます。。

田邊駿一(タナベシュンイチ)
4人組バンドBLUE ENCOUNTのボーカルギター。2014年9月にEP「TIMELESS ROOKIE」でメジャーデビュー。1stシングル曲「もっと光を」やテレビ東京系アニメ「銀魂」第3期のオープニングテーマ「DAY×DAY」、テレビアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」のオープニングテーマ「Survivor」、日本テレビ系ドラマ「ボイス 110緊急指令室」の主題歌「バッドパラドックス」で人気を集める。最新作は2022年11月リリースのシングル「Z.E.R.O.」。2023年2月まで全国ツアー「BLUE ENCOUNT TOUR 2022-2023 ~knockin' on the new door~」を開催中。
はっとり(マカロニえんぴつ)
はっとり(マカロニえんぴつ)

back numberとは高校の終わりに「花束」で出会いました。メロディに感動したのはもちろん、不器用に器用な自分を演じる歌の中の人物がたまらなくいじらしくて「作りたいのはまさにこんな形の歌だ」と何度も繰り返し聴きました。

翌年上京してマカロニを結成。あこがれを追いながら、自分を探しながら、瞬きのスピードで過ぎる音楽の日々。そして3年ほど前、テレビ局の廊下で初めて依与吏さんにお会いした際に「マカロニえんぴつだ! すげぇ! みんなに勧めてるよ~」と鼻息を荒くしてお話しして下さったのが嬉しくて、今でもよく覚えています。

《あるがままの姿で 自分のままで生きさせて 正直者は馬鹿をみるが きっと人生は素晴らしい》(ベルベットの詩)

アルバムには「花束」に居た不器用で繊細な人物たちで溢れていることに変わりはないのですが、絶望をユーモアに変えるたしかな強さを僕は感じました。

屈折して生きるのではなく、不器用なまま自分たちなりのユーモアを創っていけばいいのだ! そんな勇気をもらいました。

はっとり
マカロニえんぴつのボーカルギター。メンバー4人全員が音楽大学出身。2020年11月にEP「愛を知らずに魔法は使えない」でメジャーデビューを果たした。その後、「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」の主題歌「はしりがき」や映画「明け方の若者たち」の主題歌「ハッピーエンドへの期待は」など多数のタイアップ曲を発表。「なんでもないよ、」がストリーミングサイトを通じてロングヒット中。2023年3月にTBS系ドラマ「100万回 言えばよかった」の主題歌「リンジュー・ラヴ」を収録したEP「wheel of life」をリリースする。
吉田右京(マルシィ)
吉田右京(マルシィ)

back numberは中学生の時に毎日一緒に登下校していた友達に教えてもらってから、よく聴くようになっていきました。
特に「花束」「高嶺の花子さん」を沢山、聴いていた記憶があって今も凄く大好きな曲です。
どの曲も言うまでもないくらいに歌詞がすごくて、、
刺さるし、色んな感情を抱きながら、曲と一緒に浸ってました。
青春の思い出の中にback numberの曲も一緒になって入ってる感じがあって、back numberの曲を聴くとあの頃過ごした雰囲気や人や風景が浮かんでくる。
きっと僕と同じように青春や何気ない日々すらも彩ってもらった人は多いんだろうなぁと思います。
僕も曲を書くようになってからは、どうやったらこんな歌詞が書けるんだろう、どこからこんな表現の仕方や言葉が出てくるんだろうと曲を聴くたびに思ってます。
今年の5月にはライブを観に行かせて頂いて、距離は離れていたけど、MCも含めて感情がバシバシと心まで届く最高のライブで、終演後には初めてご挨拶させて頂きました。緊張で殆ど話せなかったけど本当に感無量で忘れることのない一日になりました。

これからもback numberの曲に存在に、お世話になるだろうし、偉大な先輩として背中を追いかけていきたいなと思います。

吉田右京(ヨシダウキョウ)
福岡県にて結成されたスリーピースバンド・マルシィのボーカルギター。2022年6月に1stアルバム「Memory」を発表し、メジャーデビューを果たした。同年7月に初の全国ツアー「マルシィ one man live tour 2022“Memory”」を、12月に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにてワンマンライブ「マルシィ one man live 2022 "winter night"」を開催。最新作は2022年10月リリースの配信シングル「幸せの花束を」。
LEO(BE:FIRST)
LEO(BE:FIRST)

back numberさんとの出会いは学生時代でした。 聴いた瞬間、トラックと依与吏さんの声と歌詞に心を奪われ大好きになったのを覚えています。
back numberさんの楽曲は、僕の青春時代の情景を鮮明に思い出させてくれる楽曲達ばかりです。
そのくらい、あの時の色々な感情に寄り添ってくれたのが、back numberさんの楽曲でした。
アーティストの夢を目指し始めてからも、ずっと歌ったり聴いたり今もしています。
そしてBE:FIRSTとして、デビューしてすぐの時、依与吏さんと直接お会いさせて頂きました。
それから、会う度に色々と僕の悩みなどにまっすぐに向き合ってくださって、沢山心が救われる瞬間がありました。
学生時代もアーティストとして活動している今でも、back numberさんの音楽はいつもそばにいてくれました。
本当に感謝の想いでいっぱいです。

そしていつか、一緒に音楽ができるように、これからも沢山頑張ろうとおもいます。

LEO(レオ)
SKY-HIが率いるレーベル・BMSGに所属する7人組ダンス&ボーカルグループ・BE:FIRSTのメンバー。それぞれが歌、ダンス、ラップの高いスキルとポテンシャルを持ちながら、作詞作曲や振付にも携わる。2021年8月にプレデビュー曲「Shining One」を配信し、11月にデビューシングル「Gifted.」をリリース。2022年5月に日本テレビ系「ZIP!」内の朝ドラマ「サヨウナラのその前に」の主題歌「Bye-Good-Bye」を2ndシングルとしてリリース。最新作は2022年8月発表の1stアルバム「BE:1」。
back number

ツアー情報

back number "in your humor tour 2023"
  • 2023年3月18日(土)大阪府 京セラドーム大阪
  • 2023年3月19日(日)大阪府 京セラドーム大阪
  • 2023年4月1日(土)愛知県 バンテリンドーム ナゴヤ
  • 2023年4月2日(日)愛知県 バンテリンドーム ナゴヤ
  • 2023年4月8日(土)北海道 札幌ドーム
  • 2023年4月15日(土)東京都 東京ドーム
  • 2023年4月16日(日)東京都 東京ドーム
  • 2023年4月22日(土)福岡県 福岡PayPayドーム
  • 2023年4月23日(日)福岡県 福岡PayPayドーム
back number(バックナンバー)
back number
2004年に清水依与吏(Vo, G)を中心に群馬県で結成。2007年に小島和也(B, Cho)と栗原寿(Dr)が加入し現在の編成に。2009年に発売した初のミニアルバム「逃した魚」は大手レコード店で絶賛され、全国的に話題となる。2010年にフルアルバム「あとのまつり」を発表し、美しいメロディに切ない歌詞を乗せるというスタイルを確立。2011年4月にシングル「はなびら」でメジャーデビューを果たし、その後も「高嶺の花子さん」「クリスマスソング」「ハッピーエンド」「HAPPY BIRTHDAY」「水平線」など数々のヒット曲を生み出す。2021年にはBTS「Film out」の楽曲制作とプロデュースを担当し大きな話題を呼んだ。2023年1月にアルバム7thアルバム「ユーモア」をリリース。3月から4月にかけて5大ドームツアー「in your humor tour 2023」を行う。