CDを手にしてやっとデビューを実感

──シングル「ベイビーレイズ」でメジャーデビューしてから3カ月近く経ちましたが、初めて自分たちのCDを手にしたときのことは覚えてますか？

大矢梨華子　いやあ、本当に感動して。「あ、デビューするんや」ってやっと実感することができました。

林愛夏　ジャケットに自分たちの顔が載ってることがまずすごくて。で、パッケージを開けたら中にCDが入ってることに驚いて。

──入ってますよね、普通（笑）。しかもそのCDが全国のCDショップに並ぶわけですよ。

林　越谷でイベントをやらせていただいたあと、近くのCDショップに行ったら店頭にベイビーレイズのブースが出来ていて。あれを観たときはビックリしました。

高見奈央　しかもお店に入ってすぐの場所に。

林　で、私たちがお店に入ったらベイビーレイズの曲が流れ始めて、「わ、スターみたいじゃん！」って思いました（笑）。その様子を写真に撮ってブログとかTwitterに載せて。それくらいビックリしたし、うれしかったんです！

「ベイビーレボリューション」は私たちの人生を歌ってる

──いよいよ2ndシングル「ベイビーレボリューション」が発売されました。デビュー曲「ベイビーレイズ」以上に勢いのある楽曲ですが、皆さん初めて聴いたときはどう思いましたか？

大矢・高見　泣きそうになったよね！

傳谷英里香　本当にいい曲だなって思って。歌詞を読んだら、さらに素晴らしくて。歌詞の中で「人生」という言葉を「ステージ」と読むんですけど、本当に私たちの人生のことを歌ってる曲だなと思いました。今の私たちにぴったりです。

大矢　デビュー曲の「ベイビーレイズ」はちょっと強がってがんばろうっていう曲なんですけど、「ベイビーレボリューション」はもっと強いオーラを醸し出していて、どんどん進んでいくぞっていう内容になっているんです。本当に私たちの成長する姿をそのまま書いてくださった歌詞というか。この曲を聴いちゃうと、次のシングルはどうなるんだろうって今から楽しみだったりして（笑）。

──サビの「もがけ ぶち抜いてけ ぶっ壊してけ」という歌詞も印象的です。

大矢　「本当に今の私たちのことを歌った曲だよね」っていうことをよくメンバー同士で話してます。今の私たちにとって必要であり、大切な曲です。

PV撮影は「後ろの山や崖の迫力に負けるな！」

──「ベイビーレボリューション」のPVも突き進んでいくっていうか、皆さんが走りまくってる内容ですね。

傳谷　爆発がね（笑）。

大矢　すごかったですよ。まず最初の爆発シーンの撮影で、みんながどのくらい走れてどのタイミングで爆発するかをリハーサルしたんです。それに合わせて爆発するタイミングを決めたんですけど、本番になったらでんちゃん（傳谷）が気合入りすぎてすっごい速く走っちゃって。でんちゃんが爆発に巻き込まれたと思ってドキドキしたけど、でもでんちゃんはそんなのお構いなしにグイグイ走っていくんですよ！ 「なんて男前なんだ！」と思いながら、後ろから追いかけてました（笑）。

渡邊璃生　それで結局でんちゃんには周りのスピードに合わせてもらうことになっちゃって。本当申し訳なかったなって。

──それにしても本当にすごい爆発シーンで、PVが始まった途端に「これはなんていう戦隊ヒーローのビデオなんだ？」って思いましたよ（笑）。

大矢　そうですよね（笑）。あそこは実際に特撮ドラマの撮影で使ってる場所でして。スタッフさんからも「後ろの山や崖の迫力に負けるな！」って言われてたんです。

林　爆発がどんどん大きくなるたびに、煙で真っ白になって。その中を走り抜けるんですけど、なおすけ（高見）なんて煙の中から出てきたと思ったら真っ白になっていて、おばあちゃんみたいだった（笑）。

渡邊　私は爆発が怖くって、走るルートを自分で変えちゃって（笑）。そうしたら、実はどんどん危険な方向に走っちゃってたんです。

──うわあ、それは危ないじゃないですか。事故にならずに本当によかったですね。

渡邊　スタッフさんは「ちゃんと安全になってるから大丈夫だよ」って言ってくれてたんですけど、本当に怖くて。

傳谷　でもみんな必死に走ってつらかったりもしたんですけど、最終的には全力を出せたいいPVになったんじゃないかと思います。

虎ノ門は私たちの聖地でありホームグラウンド

──カップリングの「ゲート・オブ・ザ・タイガー」は、文字どおり虎ノ門のことを歌った曲です。定期イベント「虎ノ門道場」を行っている場所でもあるわけで、やっぱり虎ノ門に対して愛着があるんじゃないでしょうか。

傳谷　すっごいあります。私たちにとって聖地ですし、トラガー（ベイビーレイズのファン）の皆さんにとっても私たちがだんだんレベルアップする姿を見ていただけるホームグラウンドだと思うんです。虎ノ門に来ればベイビーレイズがどんなグループで、メンバーがどんな子たちなのかが全部わかるし。歌詞の中に「銀座線で新橋からワンステーション」というフレーズが含まれてるんですけど、このフレーズを覚えれば会場まで来やすいと思います。

──まだ虎ノ門道場に行ったことがない人は、この曲を聴いたら「行ってみたいな」って思うかもしれないですね。

高見　そうなってくれたらうれしいです！ 「ゲート・オブ・ザ・タイガー」はトラガーさんのために歌ってる曲なので、1人でも多くの人に聴いてもらって「虎ノ門に行きたい！」って思ってもらいたいですね。虎ノ門道場は無料で観られるので、気軽に来てほしいです！