WWEプロレスラーASUKAによるプレイリスト＆コメント

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ちょうど先日、私ASUKAはWWEでの歴史的な実績を更に積み上げたとWWE公式から発表されました。どうやらロイヤルランブル、マネー・イン・ザ・バンク、エリミネーション・チェンバーという3つのPPV（年に数回アリーナ級の会場で行われる特番）を制覇した初の女性スーパースターということらしい！ この記録を達成することができたスーパースターはあのジョン・シナ、ランディ・オートン、エッジ、ブロック・レスナーという歴史にその名を残す4人と、新たに私を含めた5人しかいないという事だそうです。
私はほかにもチャンピオンシップのグランドスラムも達成しているし、WWE史上でも類を見ないほどの記録を打ち立ててきました。
メディアや関係者たちから「なぜ、そんなにWWEで活躍できたのか？」と質問される度に私はこう答えています。
「理由の1つはHR/HMをいつも聴いているからですよ！」と。
これは間違っていないと思う。もちろんほかにも大切な要素はあるけれど、この場では音楽性の部分にフォーカスして少し紐解いてみよう。
周りのレスラーたちは流行りのヒップホップ、R&B、EDMなんかをよく聴いているように思う。TikTokやInstagramのショート動画を見れば一目瞭然で、それらの音楽をBGMにしている動画が大半を占めています。
私はというと、HR/HMばかり選曲している。要するに普段からHR/HMばかり聴いているし、体の根底にHR/HMのリズムが流れているのだと思う。
これがいざ戦いの場に立つと大いに役立っているように思えます。流行りのお洒落ぶった音楽を流して戦うのと、HR/HMを流して戦うのでは出力される攻撃性が違うんじゃないかという気がするのです。
しかしHR/HMには弱点がある。たまにはかわいさやお洒落さを求めたくなっても、それらとは相反する音楽性ですよね？
そんなHR/HMの常識をぶち破って現れたのがBABYMETALだったのです。
ヘビーなメタルサウンドをバックにかわいい女の子が、かわいい歌声とかわいいファッションとかわいいキレのあるダンスでメタルサウンドを手懐けているのです。
ハッキリ言ってBABYMETALの登場は、異国で生まれた音楽ジャンルHR/HMをブレイクスルーしてパラダイムシフトが起きたと言わざるを得ません。
この衝撃たるや、まるでWWEに突然現れて歴史を塗り替えまくる異邦人、わたくしASUKAと重なるようではないですか。
そんなBABYMETALに私は勝手に感情移入して、世界と戦う同志だと思い今日も私のプレイリストからBABYMETALが流れています。

BABYMETALへ。いつも完成度の高いパフォーマンスをめっちゃ楽しんでいます。今度LIVEに遊びに行きますね！

BABYMETAL（Photo by Taku Fujii）