吉川友 インタビュー

個性的なメンバーの中の正統派でいられたら

──@JAM ALLSTARS 2019のメンバーに選出された心境はいかがですか？

毎年「@JAM EXPO」に出させていただいていますが、いつもAKB48でいう神7みたいな感じのメンバーが選ばれてるじゃないですか。うらやましいなと思って後ろから見ていたので、今回@JAM ALLSTARSのメンバーとして横浜アリーナという大きなステージで歌えることになり、緊張もありますが、すごく楽しみですね。

──メンバーに選ばれたいという思いがずっとあったんですね。

今までの@JAM ALLSTARSって、だいたい歌がうまいメンバーや人気メンバーがそろってたじゃないですか。“THE 王道”のアイドルというか。私はソロで活動しているし、こんなキャラクターなので選ばれることはないだろうなと思っていたので、まさかの展開で。橋元さんは「挑戦という意味で異色なメンバーをそろえた」とおっしゃっていましたし、すごくいい機会をいただいたと思っています。

──今年の@JAM ALLSTARSは、大人なアイドルばかりの顔ぶれになりましたね。

これを機に「若いアイドルだけじゃなく、大人のアイドルもいいんだぞ」ということを見せつけたいと思います。いろんなアイドルがいることをいろんな方に知ってもらえたらいいですね。

──4人とはもともと交流はあったんですか？

二丁魁のぺいにゃむさんや、prediaのちゃんころぴー（まえだゆうの愛称）は何度かライブで一緒になったことがあります。ぺいにゃむさんは5人の中で一番乙女だと思いますよ。ほかのメンバーは今回がはじめましてなんですけど、みんなクセが強い人たちなんだろうなと想像してます（笑）。えっと、フィソ、フィロ……うまく言えないんですけど。

──フィロソフィーのダンスですね（笑）。

奥津マリリちゃんは初めてお会いしたとき、第一声が「エロいですね！」だったのでやっぱり変わった人なんだなと思いました（笑）。

──「@JAM EXPO」では数多くのアイドルと顔を合わせると思いますが、特に親交の深い方はいますか？

あゆくま（あゆみくりかまき）ちゃんや、（東京）女子流ちゃん、スパガ（SUPER☆GiRLS）は「@JAM」のイベントなどで一緒になることが多いので、会うと話しますね。あと今年の「@JAM EXPO」で総合司会を務めるもりし（元PASSPO☆の森詩織）、たかみー（元ベイビーレイズ JAPANの高見奈央）は私の自主企画イベントに出てもらった仲です。

──吉川さんは初回から「@JAM EXPO」に出演していますよね。特に思い出に残ってるステージはなんですか？

一昨年くらいからソロアイドルを集めたトークコーナーで司会をやらせていただいているので、ライブステージ以外でもいろいろと思い出がありますね。そこでまたアイドル同士の交流が深まっていて、ありがたいなと思います。

──ここ数年はソロアイドルが少ない時代が続いています。

ずっとソロで活動しているのはゆっふぃー（寺嶋由芙）とあと数人くらいだと思うので、お互いに高め合ってるみたいなところはありますね。この間ゆっふぃーのお誕生日にLINEを送ったら、ソロで「@JAM EXPO」に出られることが誇らしいという話をして、「お互いにがんばっていこうね」と声をかけ合いました。ほかのアイドルの方も私たちがずっとソロで続けていることに対して「すごい」と言ってくださっているので、この先も貫いていければと思っています。

──ソロアイドルとしての使命感みたいなものを感じることはあるんでしょうか？

いや、使命感みたいなものは特にないですね。でも、ソロの子がどんどん少なくなってきているので、そういう意味では危機感はあります。

──なるほど。「@JAM EXPO」の先行販売チケットには@JAM ALLSTARSが歌う「夢の砂～a theme of @JAM～」のCDが付属しますが、この曲のレコーディングはいかがでしたか？

朝イチのトップバッターでレコーディングしたので、声が出にくかったです（笑）。スタジオにボイトレの先生が来ていて、高音の出し方をアドバイスしてくださって。今までそういうことがなかったわけではないんですけど、すごく新鮮で、いろいろと勉強になりました。カメラが回ってる中でレコーディングしたのもデビュー時以来だったので、緊張しましたね。

──最後に「@JAM EXPO 2019」への意気込みを聞かせてください。

今年の@JAM ALLSTARSは刺激的で個性的なメンバーがそろってますが、その中でも正統派でいられたらなと願ってます（笑）。いろんな個性があふれる中でも個性を光らせていきたいです。