ケータリングでアイドルと交流できるのが楽しい

──2組はこれまでにも「@JAM EXPO」に出演されていますが、このイベントにはどのようなイメージを持っていますか？

山邊　「@JAM EXPO」がスタートする前から「@JAM」シリーズのイベントに参加させていただいていたので、「@JAM」が大きくなっていって、そこで女子流のライブをたくさんの方に観ていただけるのはうれしいです。思い出に残ってるのは横浜アリーナでの最初の「@JAM EXPO」で一番大きいステージに立たせてもらったとき。ステージの後ろにキラキラした装飾があって、懐中電灯を使うダンスがよりきれいなパフォーマンスになったんですよ。

中江　女子流は2015年1月にアイドルのイベントには出ないという“アーティスト宣言”をして、ここ2年半くらいはそういったイベントに出ていなかったんですけど、その間も「@JAM」さんには出演させていただいていて。こういうイベントじゃないとほかのグループのライブをまとめて観る機会がないから、「自分も負けずにがんばらないと」という気持ちになって、いい刺激をもらってました。

──オサカナは、昨年の幕張メッセでの「@JAM×ナタリー EXPO 2016」が「@JAM EXPO」初出演でしたよね。

寺口　初めてだったのでド緊張してました。「バミリがここまであるから、ここまで広がっていい」とかを覚えるのに必死で。今年はそういうことも自然にできるようにして、ちゃんと楽しみたいです。

神﨑　あと、「@JAM EXPO」はケータリングがすごいです。チョコレートフォンデュが美味しかった（笑）。そういう場所で、ほかのアイドルさんと交流できるのも楽しかったです。

──昨年はほかのアイドルと交流できました？

神﨑　フィロソフィーのダンスさんとはそのときから仲よくなって、しゃべるようになりました。あと「あっち向いてほい大会」という企画に参加して、notallさんと仲よくなりました。

──女子流メンバーはケータリングや楽屋で、ほかのグループと積極的に話すタイプですか？

山邊　そうですね。去年は同じくエイベックスに所属している、スパガ（SUPER☆GiRLS）さん、GEMさん、チキパ（Cheeky Parade）さん、わーすたさんとか、同じ楽屋だった9nineさん、ベビレ（ベイビーレイズJAPAN）さんにけっこう絡みました。

──あまり人見知りはされないんですか？

山邊　私は人見知りというわけではないんですけど、心を開くまでに時間がかかるタイプですね。友梨が一番フレンドリーに誰にでも話しかけられるかな。

中江　そうですね。でも、私はアイドルさんにはあまりフレンドリーにいけないくて。9nineさんとかはイベントにたくさん一緒に出演してきたんで全然話せるんですけど、初めて会う年齢の若いグループになると話しかけられないんです。「お疲れ様です！」って言われても「あ、お疲れ様です」で終わっちゃって（笑）。「写真撮ってください」って言われたら喜んで撮るんですけど。

──自分から「写真撮りましょう」とは言えない？

中江　言えないですね。大人の方だったらしゃべれるんですけど、歳下だと緊張しちゃうんですよ。「怖がられたらどうしよう」とか思っちゃって。

──オサカナのメンバーは人見知りするタイプですか？

寺口　はい。全員しゃべれないです（笑）。

神﨑　写真を撮ってもらいたい方とか、挨拶に行きたい方がいたらスタッフさんの後ろに付いて行って、スタッフさんにお願いしてもらいます。

中江　女子流の楽屋にはいつでも来ていただいて大丈夫ですよ。

この夏がんばってきたことを見せたい

──今回のコラボはメインステージのストロベリーステージで行われますが、横浜アリーナのステージはかなり大きいですよね。

山邊　「@JAM EXPO」では何個もステージがあるので、お客さんは「どこのステージに行こう」って迷うと思うんですよ。そういうお客さんを私たちのステージに一気に引き込みたいし、観た人は「観れてよかった！」と思ってくれる、ほかのステージに行った人は「うわー！ 観ればよかったー！」って後悔するようなライブにしたいです。

寺口　横浜アリーナのメインステージなんて想像できないです（笑）。

山邊　横に広いステージだったよね。

中江　すごく広いから、使えるだけステージを使ったほうがお客さんもうれしいと思う。

神﨑　でも、私たち小さくてお客さんから見えないかも。

中江　ステージが高いから大丈夫だよ！

──コラボステージ以外でもそれぞれライブを披露しますが、そこへの意気込みも聞かせていただけますか？

山邊　楽しみしかないよね。

中江　本当に毎年楽しみです。これまでの7年間という長い年月が女子流にとっての強みだと思うので、最近のカッコいい曲だけじゃなく、みんなが知ってる女子流の曲も届けたいです。いろんなグループがいる中で女子流の色が出せればいいなと思います。

寺口　私たちは、そのときできるすべてを出し切れたらいいなと思います。

神﨑　去年は気を張りすぎちゃったところもあったんですが、「@JAM EXPO」は夏の締めくくりみたいなイベントなので、sora tob sakanaがこの夏がんばってきたことをステージで見せて爪痕を残したいです。sora tob sakanaにはいろんな楽曲があるので、いろんな方に好きになってもらえると思います。

──「@JAM EXPO」はほかのアイドルフェスと違って、全ステージが屋内で行われるのも大きな特徴ですよね。

山邊　私は暑さに弱いので、いろんなグループのステージを観に行きたくても野外だと「暑いからちょっと……」ってなっちゃうんですけど、「@JAM EXPO」は屋内なので気軽にいろんなステージに行けるのがうれしいです。

中江　普通は屋内のイベントのほうがお客さんにとって飽きやすいと思うんです。でも「@JAM EXPO」の場合はいろんな演出やコラボがあって、お客さんをずっと飽きさせないイベントになってますよね。

山邊　コラボステージにちゃんとテーマがありますよね。楽曲派のグループ同士とか、アイスト（iDOL Street。エイベックスのアイドル専門レーベル）のグループ同士のシャッフルコラボとか。今年はコラボがメインと聞いているんですが、ファンの方が観たかったものが実現した内容なのかなと感じます。

──オサカナのお二人は野外と屋内、どちらが得意ですか？

神﨑　野外だと風が気持ちいいですけど、屋内は屋内で好きです。私はどこのステージでも対応できるようになりたいので、どこでもオッケーです！

今のアイドルシーンは本当にレベルが高い

──今回の「@JAM EXPO」に出演するアイドルに限らず、最近気になってたり、注目してたりするグループはいますか？

山邊　いっぱいいるなあ。同じ事務所のわーすたは、最初の頃の女子流と似ているところがあって気になってます。昔女子流もわーすたと同じようにツインボーカルで、ほかの3人が踊りつつサビを一緒に歌うというスタイルだったんですよ。わーすたはメンバー1人ひとりのキャラが際立ってるし、楽曲にも面白みがあるし、最近注目してます。

中江　私は上海でのイベントで共演したベビレさんかな。ベビレさんの曲はロック一直線という感じで、（林）愛夏ちゃんのボーカルにすごく迫力があって。ライブを観ていて「うちらも負けてられないな」と思いました。

──女子流さんが結成された頃と、今のアイドルシーンに違いを感じるところはありますか？

中江　本当にレベルが高くなりましたね。歌唱力がすごいアイドルさんもいるし、楽曲もそれぞれ特徴があるし。アイドルソングというとポップでみんなが盛り上がれる曲というイメージが強かったんですけど、今はかわいらしい子がめちゃめちゃロックな曲を歌ってたりするグループもいて、すごいなと思います。

──オサカナのお二人が注目してるグループはいますか？

神﨑　私たちとは逆で超王道なんですけど、ときめき♡宣伝部さんが気になってます。最近新体制になったと聞いたので、ライブを観てみたいです。キラキラしててかわいいし、自分たちと同い年くらいだと思うんですが、すごくがんばってるなあって。

寺口　私はゆるめるモ！さん、バンドじゃないもん！さん、妄想キャリブレーションさんとか、個性的なグループが好きです。あと、最近はJuice=Juiceさんが気になってます。宮崎由加さんがすごく好きで、世界一かわいいと思ってるんです！ Juice=Juiceさんが出られていた「武道館」というドラマを観て、「すごいかわいい！」ってなって。「@JAM EXPO」に出られると聞いたので、ライブを観てみたいです。