ASPARAGUS「ASPARAGUS」 PR

ASPARAGUS × the band apart|5年7カ月ぶり新作「ASPARAGUS」の魅力にバンアパ荒井&木暮が迫る

日本語曲が中心になった理由

──お待たせしました。では木暮メモ、荒井メモから聞いていきましょうか。

木暮 パッと聴いて音楽的なルーツがわかるのがASPARAGUSらしいなって思って。Descendentsとかの影響を匂わせつつ、サウンドはハードコアやUSインディーじゃなく、1980年代のハードロックっぽいって言うか。

渡邊 それぞれが前にやっていたキャプヘジ(CAPTAIN HEDGE HOG)やSHORT CIRCUITの感じに近いかもしれないね。ああいうエッジーなのが好きなんだよね。

木暮栄一(Dr / the band apart)

木暮 1曲目の「i want ya」から歌詞が攻めてるなって思いました。長年ASPARAGUSを聴いてきた人は日本語詞に驚くと思うけど、ちゃんと響いてる。

渡邊 仮歌は日本語でも英語でもない“宇宙語”で歌ってるんだけど、そこから歌の響きが逸れてないね。たぶん母音が似てるのよ。あ、下ネタじゃないよ(笑)。

荒井 (笑)。あと、日本語で歌う忍さんに若干懐かしさもあって。キャプヘジの最後のあたりを思い出す。僕も英語詞から日本語詞に変えた経験があるけど。

渡邊 先輩だもんね。日本語詞の曲をリリースする伏線として、ツアー会場限定CDの「小さな一歩」(※日本語詞の楽曲)をYouTubeで聴き放題にしていたっていうのもあるんだよね。

──ちなみに、どうして日本語で歌い始めたんでしょう?

渡邊 さっきの話にもつながるけど、だんだん英訳するのが面倒くさくなってきちゃって。あと、いつも英訳してくれている人が忙しかった(笑)。だからこの際、自分の中で日本語と英語の境目を作るのをやめようって。前まで「英語がカッコいい!」って思ってたけど、どうでもよくなった。あとは“そんなによくない曲でも英語だとカッコよく聴こえる説”じゃないけど、それを踏まえて「日本語にしたら俺の曲がダサくなっちゃうの?」って思うと悔しかった。「日本語で歌ってカッコ悪いって思われるのが怖いのかい?」って、しばらく自問自答して。

荒井 初の日本語詞ってどの曲ですか?

 「NAP」(※2004年発表のアルバム「KAPPA II」に収録)だよね。

荒井 ずいぶん前からあったんだ。じゃあ、お二人も抵抗はなく?

一瀬 いや、日本語詞をやりたいとは2年くらい前から言ってたんだよ。忘れてるみたいだけど(笑)。訳してくれる人が忙しいっていうのは最近の話でね。

渡邊 そういや言ってたね(笑)。

一瀬正和(Dr, Vo / ASPARAGUS)

一瀬 挑戦って言うかさ、日本人だから日本語で歌うのは当たり前だし。でもアスパラを聴き慣れてる人は、「NAP」以外に日本語の曲がないから、何かあったのかなって思うだろうね。もしかしたらさ、新作には何年も前からある曲も入ってるから英語の曲もあるけど、全曲新曲だったなら全部が日本語詞の曲だったかもしれない。

渡邊 日本語だと曲がカッコ悪く聴こえるかもって思っていたんだけど、日本語って直で意味が伝わるところが有利。そういう意味では曲がよくなるための武器にもなるんだなって40歳を過ぎてから思うようになりました。では直央さんどうでしょう?

 丸投げされた(笑)。俺も若い頃は日本語の曲にけっこう抵抗があったんですよ。洋楽に影響を受けたし、英語で歌ってる日本のバンドにも影響を受けてきたので。一時期いろんなバンドが日本語で歌うようになったんですけど、そこに対するアンチ目線すらあったんです。でも年齢を重ねたからなのか、今は抵抗もなく。今回日本語の曲を作ったのもすごく自然な流れだったし、歌詞を読んでなるほどなって思うこともあった。

渡邊 日本語で歌詞を書いてみて、自分は言葉遊びが好きなんだなって思いましたね。会話の延長で書いてると思います。

荒井 ノブさん、相当な造語を生み出してますよ。

一瀬 現場スラングをね(笑)。

渡邊 そういうのと似たようなものなのかも。

「アスパラ節」を感じた“一番古い新曲”

──2曲目の「SHALL WE DANCE?」はライブではおなじみの楽曲ですね。

木暮 これ、裏表のリズムが反転するじゃないですか。トリッキーだけどああいうのをさらっとやるのはアスパラっぽい。

渡邊 あれ、一瀬のこだわりだよね。

木暮 で、サビがキャッチーで。これを2曲目に持ってきたのは、“叩き台のプロ”が仕事してるなって。

ASPARAGUS、荒井岳史(Vo, G / the band apart)、木暮栄一(Dr / the band apart)。

 うれしいです(笑)。ライブをよく観に来てくれる人にとってもいいかなって。

渡邊 これは“一番古い新曲”だよね。

一瀬 5年くらいやり続けてる。

渡邊 そうね。5年くらい踊り続けてる(笑)。

木暮 次は「MAY BE OR MAY BE NOT」ですね。自分のメモに「好き」ってひと言だけ感想が書いてある。バカだな(笑)。

 うれしいね(笑)。

木暮 歌詞を読んだのは今回が初めてなんだけど、忍さんっぽいと思ったな。前に進もうと思ってるけど、それをはっきり言うわけじゃないっていう。

渡邊 まさにまさに。

木暮 曲自体もカッコいいっすね。

荒井 俺、なんてメモしたかな……あっ、「アスパラ節」って書いてある(笑)。

一瀬 (笑)。でも、その「アスパラ節」っていうのが的を射てて、今のアスパラのフォーマットはこの曲がきっかけになってできあがったんだよね。80'sポップ感と言うか。だから今回のアルバムの中でもキーになってる感じがしてる。あと、3人でアレンジしたということもあるけど、今回は“よりバンドっぽく、より人間っぽくやる”のがコンセプトなのかなって。

荒井 そして「LOST SHEPHERD」。

木暮 この曲の歌い出しは、ことわざですよね。

渡邊 そう。「かわいい子には旅をさせよ」みたいな意味かな。

木暮 荒井のひと口メモは?

荒井 「ラストフレーズの斬新さ」って書いてある(笑)。ズダンズダンズダンズダン! ってあの感じがいいなって。ライブでもノブさん、この曲でステージからせり出してくるじゃないですか。

 アコギでこの感じをやるのも、最近のアスパラの得意技で。それを抽出した感じだよね。

ASPARAGUS「ASPARAGUS」
2017年9月27日発売 / 3P3B Ltd.
ASPARAGUS「ASPARAGUS」

[CD]
3024円 / 3P3B-81

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収録曲
  1. i want ya
  2. SHALL WE DANCE?
  3. MAY BE OR MAY BE NOT
  4. LOST SHEPHERD
  5. BAD CAROL
  6. 小さな一歩
  7. SUGAR
  8. STOP DOO WOP
  9. BLUE人
  10. MESSED UP
  11. THAT'S WHY
  12. gn8
the band apart「Memories to Go」
2017年7月19日発売 / ASIAN GOTHIC LABEL
the band apart「Memories to Go」

[CD]
2900円 / asg-037

Amazon.co.jp

ASPARAGUS TOUR

2017年10月30日(月)宮城県 石巻BLUE RESISTANCE(※ワンマンライブ)
出演者ASPARAGUS
2017年11月5日(日)富山県 MAIRO
出演者ASPARAGUS / FRONTIER BACKYARD
2017年11月6日(月)新潟県 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
出演者ASPARAGUS / FRONTIER BACKYARD
2017年11月10日(金)宮城県 enn 2nd
出演者ASPARAGUS / FRONTIER BACKYARD / フルカワユタカ
2017年11月11日(土)岩手県 KESEN ROCK FREAKS
出演者ASPARAGUS / FRONTIER BACKYARD / フルカワユタカ / the band apart
2017年11月12日(日)岩手県 KLUB COUNTER ACTION MIYAKO
出演者ASPARAGUS / FRONTIER BACKYARD / フルカワユタカ / the band apart
2017年11月14日(火)北海道 BESSIE HALL
出演者ASPARAGUS / FRONTIER BACKYARD / フルカワユタカ
2017年11月18日(土)奈良県 奈良NEVER LAND
出演者ASPARAGUS / LOSTAGE
2017年11月19日(日)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
出演者ASPARAGUS / 8otto
2017年11月26日(日)静岡県 Shizuoka UMBER
出演者ASPARAGUS / おとぎ話
2017年12月1日(金)東京都 新代田FEVER
出演者ASPARAGUS / COMEBACK MY DAUGHTERS
2017年12月8日(金)神奈川県 F.A.D YOKOHAMA
出演者ASPARAGUS / THE STARBEMS
2018年1月13日(土)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
出演者ASPARAGUS / CALENDARS
2018年1月19日(金)千葉県 千葉LOOK
出演者ASPARAGUS / fam
2018年1月24日(水)広島県 福山Cable
出演者ASPARAGUS / locofrank
2018年1月25日(木)愛媛県 Double-u studio
出演者ASPARAGUS / locofrank
2018年1月27日(土)福岡県 Queblick
出演者ASPARAGUS / the PRACTICE / PEAR OF THE WEST
2018年1月28日(日)鹿児島県 SR HALL
出演者ASPARAGUS / LOSTAGE / No edge
2018年2月24日(土)愛知県 APOLLO BASE
2018年2月25日(日)大阪府 Live House PANGEA
2018年3月3日(土)東京都 渋谷CLUB QUATTRO
ASPARAGUS(アスパラガス)
ASPARAGUS
2002年2月結成のスリーピースバンド。2002年10月、ディズニー楽曲のトリビュートアルバム「DIVE INTO DISNEY」に「いつまでもずっと」(くまのプーさん)のカバーで参加し、好評を博す。同年11月には1stアルバム「Tiger Style」を発表。2004年には2枚のアルバム「KAPPA I」「KAPPA II」を、それぞれ別のレーベルから同時発売し、話題を集める。2006年末のメンバーチェンジを経て、現在は渡邊忍(Vo, G)、一瀬正和(Dr, Vo)、原直央(B, Vo)の3人で活躍中。2012年2月、約4年ぶりのフルアルバム「PARAGRAPH」をリリースした。精力的なライブ活動を重ね、各地の音楽フェスや親交のあるバンドのリリースツアーなどに出演。2017年9月に通算6枚目にして5年7カ月ぶりとなる新作フルアルバム「ASPARAGUS」をリリースする。今作を携えて、10月30日の宮城・BLUE RESISTANCE公演を皮切りに、全国ツアー「ASPARAGUS TOUR」を開催し、2018年3月に東京・渋谷CLUB QUATTROでファイナルを迎える。
the band apart(バンドアパート)
the band apart
1998年に荒井岳史(Vo, G)、川崎亘一(G)、木暮栄一(Dr)の3人で結成。後に原昌和(B)が加入して以降は、ソウルやボサノヴァなどの洗練されたコード感を交えたロックサウンドへ変化を遂げ、2001年10月のデビューEP「FOOL PROOF」がいきなりの好セールスを記録した。2003年に自主レーベル“asian gothic”を設立。翌2004年に移籍第1弾シングル「RECOGINIZE ep」をリリースし、以降もコンスタントに作品を発表。他に類を見ない独自性の高いサウンドは、多くのバンドに大きな影響を与えている。2011年には東京・日本武道館でASPARAGUSとのツーマンライブ「SMOOTH LIKE BUTTER」を実施。2014年には坂本真綾の楽曲「Be mine!」で作曲を担当した。2015年1月に7枚目のオリジナルアルバム「謎のオープンワールド」を発表。3月より全国ツアーを開催し、計30公演を行った。2016年10月にアコースティック編成の“the band apart (naked)”名義でアルバム「1」を発売し、2017年2月には同名義でシングル「Paper Planes e.p.」をリリース。7月には「謎のオープンワールド」から約2年半ぶりとなるフルアルバム「Memories to Go」を発売した。