- ステラ(アンジェリーナ・ジョリー / 吹替:深見梨加)
- 生まれてからずっとサーカスで過ごしている年老いたメスゾウで、アイヴァンのよき理解者。赤ちゃんゾウのルビーには自分のような生き方をしてほしくないと考えている。
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- 原作者のキャサリン・アップルゲイトは、アイヴァンの視点から彼の言葉を使って話を描き、実話をもとにこんな美しい物語を仕上げてくれた。彼女はアイヴァンの心の中に入って、人間がアイヴァンをどんなふうに見ているか、人間は動物に何を期待しているかを見事に描いているわ。アイヴァンは人生について多くのことを語り、我々も含めて人生で取り組まなければならない重い課題についても語ってくれる。
- マック(ブライアン・クランストン / 吹替:内田直哉)
- 赤ちゃんだったアイヴァンを家族として迎え入れ、固い絆で彼と結ばれているサーカスのオーナー。下降気味なサーカスの人気に頭を悩ませている。
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- 脚本に僕はとても共感した。窮地に置かれた動物たちという設定と、彼らのジャーニーという部分はもちろんだけれども、それだけでなく、マックというキャラクターにも思い入れができたんだ。マックは他人の前で、本当の自分じゃない人を演じている。だが最後に彼は一周して本当の自分を受け入れることになるのさ。
- ジュリア(アリアナ・グリーンブラット / 吹替:梅崎音羽)
- アイヴァンの檻のそばに来ては絵を描く、明るく元気な少女。アイヴァンにクレヨンと画用紙を渡し、彼が絵に目覚めるきっかけを与える。
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- 私がこの原作本を読んだのは、演技を始めるより前だったの。小学校3年生のときよ。この役をもらったあと、昔の写真を見ていて、自分が教室でこの本を読んでいる写真を見つけたときにはちょっと感動したわ。私は子供として、同じ世代の子供たちに「動物を助けよう」というメッセージを伝えたい。私もこの本を読むことでそれをさらに教わったのだから。
映画化を熱望した理由
我が子の1人が原作を読んで気に入って、ほかの子も読んだうえで、私たちはどうしてこれが特別なのか話し合ったの。なぜこんなに自分たちの心に響くのかと。それで作品の映画化の話がどこで進んでいるのか、製作はどんな状況にあるのかを私は自分から探ったのよ。自分も関わりたいと思って、早期の段階の脚本も見せてもらった。(脚本を担当した)マイク(・ホワイト)はとても素晴らしい仕事をしたと思ったわ。彼は明るくて楽しい、子供向けのアクションにしたの。もっとシンプルな話にもした。こうあるべきだと感じられる映画にしてくれたのよ。この話は重いテーマを扱う。でも、チャーミングで息吹を感じられる、楽しい映画でもあるの。
人と動物、自然が共生していくために
この映画が若い世代だけでなく、大人たちにも喜ばれる作品に仕上がったことを、本当にうれしく思うわ。若い世代の人たちは、今世界で何が起こっているかをとてもよく知っている。動物たち、自然の生態、コンゴ、ゴリラ、ゾウなどに何が起こっているのかを。そして彼らはそのことに怒っている。動物をどう扱うべきなのか、捕獲するならどうするべきなのかについてはっきり物を言いたいと思っている。私も密猟にはもちろん反対。この映画を通じて自分たちの行動で何かが変化するのを見られるのは、とてもパワフルだと思う。
檻の中の動物を映し出す
ドキュメンタリーみたいにしないことは大事だった。実在のアイヴァンについてのドキュメンタリーは、すでに作られているのだしね。このアニメーション映画は、ほかでもないディズニーで製作される。つまり、ディズニーらしいトーンでやる必要があったの。私、マイク、デザイナーのモリー・ヒューズは最初からずっと、見た目にも、ストーリー的にも正しいトーンにするようすごく注意したわ。例えば柵がどれくらい大きいかということについてもそう。カメラが向けられたとき、どう感じるかはすごく大事なの。柵が全然見えないショットもあるし、柵を入れて、(アイヴァンが)閉じ込められているんだと思い出させるようにしたショットもある。映画全体の80%のシーンで主人公が檻の中にいるというのは、作り手にとってかなり難しい状況なのよ。
緑=アイヴァンの夢
アイヴァンには夢がある。ステラから与えてもらった、「ここから出たい」という新たな夢はこの映画でとても大切な部分。それもあって、私たちは映画の中で緑色をほとんど使わないことにしたの。逆にアイヴァンが子供時代を思い出すフラッシュバックのシーンでは緑がたっぷり出てくる。最後のシーンもね。それ以外のシーンでは、デザイナーも衣装デザイナーも、できるかぎり緑色を避けているの。
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※③ 視聴には専用機器が必要。