「浅田真央アイスショー『Everlasting33』」の映画館公開記念舞台挨拶が、本日9月7日に東京のユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で行われ、主演、総合演出を務めたフィギュアスケーター・浅田真央が登壇した。
今年6月に東京・立川ステージガーデンで15公演のみ開催された「Everlasting33」。浅田にとって初めての試みとなる“劇場型”アイスショーである同公演では、舞台上に氷を張り、オーケストラの生演奏に乗せ、フィギュアスケートを通して永遠の愛の物語が紡がれる。
その模様を4K高精細カメラで捉えた映画館公開版が、9月6日から19日まで全国56の映画館で上映中。オーケストラ音楽とアイススケートならではのエッジ音が5.1chサラウンドにリミックスされ、迫力の音と映像でスクリーンに映し出される。「真央ちゃーん!」という歓声と大きな拍手で迎えられた浅田は、映画館での公開にあたって「会場では観られない角度、表情のアップ、衣装の細部までスクリーンで観ることができます。音も映像も映画館のために作られているので、どこに座ってもアリーナ(席)級に楽しんでいただけます!」とアピールした。
舞台挨拶では、観客からの質問に浅田が答えることに。まず「日々の努力」について尋ねられると、浅田は「1つのアイスショーで何十曲も滑ることはなかなかないんですけど、とにかく練習して体力をつけて臨みました」と振り返り、「継続的に練習すること」を大切にしていると真摯に答える。続いて「振り付けを覚える / 作るときのポイント」に関する質問には、「Everlasting33」では約半年の準備期間を設けたと述べ、「私自身は、もともと振り付けを覚えるのは速いほうなので苦労はないです」「自分のソロ曲だと、振りを覚えて完成するまで3日ぐらい。そこから滑りながら調整して、1カ月ぐらいでしっくりくるかなという感じ」と明かしてファンを感心させる。自身で振り付けを作る際のポイントについては「得意な動きになりがちなので、いろんな動画を観たりして、その曲オリジナルの動きを入れられるように意識して作ります」と解説し、パフォーマーにとどまらない顔をのぞかせた。
小さなファンから「真央ちゃん、好きな給食と好きな授業を教えてください」と質問を投げかけられると、浅田は目尻を下げながら「すごいさかのぼりますね(笑)。好きな給食は……冷凍みかんが好きでした」と回答。司会者から「かき氷好き」でもあることを指摘されると、浅田は「子供の頃から氷好きですね(笑)。(フィギュアスケートを始めた)5歳から氷とともに成長してきました!」と声を弾ませた。また好きな授業については「やっぱり体育。運動会も大好きでした!」と満面の笑みで答える。
浅田は過去のアイスショー「浅田真央サンクスツアー」「BEYOND」においても、キャストの選出、振り付け、演出、楽曲、衣装、ツアーグッズと、ショーの細部に至るまですべて自身でプロデュースしてきた。それは「Everlasting33」でも同様。衣装に関する質問を受けると「選手のときは大きな技やさまざまなルールがあるので、長い衣装は着られなかったんです。でもアイスショーでは、スカートがなびくのも演出の1つとして、長い衣装を作ることが多いです。ゴージャスに見えるので。そういった部分も楽しんでもらえたら」と嬉々として解説した。
最後に「つらいときの乗り越え方」を聞かれた浅田。「人生って本当にいろんなことがある」と切り出し、「あきらめそうになったり、逃げ出しそうになることもありますが、乗り越えられない壁はない。限界を迎えても、自分の人生だから乗り越えようと思うようにしています。あきらめたら自分も納得できないし、逃げても進めないので、やれるところまでやってみようって」とポジティブに語る。耳を傾けるファンたちに向けて「私もあきらめたり投げ出しそうになることもありますけど、そういうときは1回休んで、パワーをためてまたがんばります!」と背中を押し、「これからまだまだ挑戦していきますし、皆さんと会えるのを楽しみにしています。応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
晴夜 @azayakanablue
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