ECLIPSE インタビュー
思いは常にひとつ、子羊たちのため
ディミトリ ディミトリだ。存分に聞くがよい。子羊の問いならばなんでも答えよう。
ハイド ハイドです。今日はよろしくお願いします。
──絶大な人気を誇るECLIPSEですが、おふたり自身から見て、今のECLIPSEはどんな状態にあるのでしょうか?
ディミトリ 現在のECLIPSEについて、か。ふむ、世界中の子羊たちに慈悲を与える旅の中で、より高みに至った。我々ECLIPSEは初めから完璧な存在であるが、進化を否定して古臭い遺物と化すつもりはない。我々は子羊を導くべく、さらなる進化を約束しよう。
ハイド 世界ツアーで、各地の子羊たちと直接対面できたのはよかったです。なかなかハードでしたが、実りある経験でした。
──では、これからはさらに国外を中心に活動されるということでしょうか。
ディミトリ いや、我々のホームはあくまでハラジュクだ。まあ、このECLIPSEといえども、運命の女神には逆らえんが……しばらくは国内で活動する予定だ。
ハイド 当分はハラジュクにいたいですね。新曲もそろそろ取り掛からないとですし。
──新曲ですか! 歌詞や曲作りはどのように行っているのですか?
ディミトリ そういえば、最近お前あまり作ってないな。
ハイド 私が考える前にディミトリが作ってくれるからでしょう。ああ、ご説明しますと、作詞・作曲は2人のどちらもできます。毎年1、2回ほどスタジオにこもって新曲を作っているんですよ。
──楽しみですね。ハラジュクといえば、LOS†EDEN、そして最近結成されたO★Zの活躍も目覚ましいです。彼らをどのように見ていますか?
ディミトリ ふむ、LOS†EDENは若き駿馬だな。覚悟はあるようだが、その駆ける先にある真実が見えているのか……まあ部外者が口を出す話ではないな。O★Zは面白い。最初は可憐な小鳥だと思っていたが、面白い方向に化けそうだ。
ハイド LOS†EDENの荒々しさは決して嫌いではないのですが、最近は彼らしかいなくて少々飽き飽きしていたところでした。なのでO★Zという新しい風は歓迎していますよ。
ディミトリ そうだな。その風は我々ECLIPSEだけでなく、LOS†EDENもまた進化させるだろう。
──おふたりとも、O★Zへの評価が高いようですね。
ディミトリ わかるか。まあ、O★Zのアンジュというヤツには注目しておくがよい。
ハイド ふふふ。確かに。あの子は大変面白いです。
──注目してみます。ECLIPSEの楽曲「玉座のGEMINI」に込めた思いについても聞かせてください。
ディミトリ 思いというのであれば、ECLIPSEの思いは常に1つだ。
ハイド 子羊たちのため、です。
ディミトリ オーケストラだけではないこの時代はいい。
ハイド そう、現代と過去の楽器のある「今」を一つの音楽にしたのです。
ディミトリ ロックに弦楽器のマリアージュ。
ハイド 太陽と宵月のコンチェルト。
ディミトリ “ECLIPSE”は「蝕」という意味なのだ。相反するものを重ね、定義していく。
ハイド 子羊たちとの交わりもそうでしょう? だから神々しく、華やかなこの歌が生まれたのです。
──それでは最後に、ファンの皆さんに向けてメッセージをお願いします。
ディミトリ 子羊たちよ、お前たちが求める限りECLIPSEは在る。その期待にこれからも俺たちは応え続けよう!
ハイド 応援よろしくお願いします。
2021年10月6日更新