O★Z インタビュー
メンバーと出会えたことは運命
──まずは自己紹介をお願いします。
アンジュ ……自己、紹介。
ギル アンジュ、止まるな。まずは名前を言って……趣味のひとつも言えばいいのではないか?
──なんでも大丈夫ですよ。
アンジュ ……趣味……音楽を聴くこと。
ロビン 最近は何聴いてるの?
アンジュ ……ECLIPSEとLOS†EDEN。
ギル (アンジュの答えを聞いて顔をしかめる)
ロビン ギルさん、顔怖い。
イヴ ギル、そんな顔しないの。アンジュも気にしなくていいから。
──でも、ライバルのユニットの名前を出されるとは驚きです。敵の研究に余念がないといったところですか?
アンジュ 敵? そういうのじゃないけど、いい曲だから。ギルだって聴いてるだろ。
ギル 知らん。
アンジュ でも、この前……。
ギル 知らん。
──ECLIPSEやLOS†EDENとも、意外と仲良しなんですか?
ギル 違う。
ロビン 違うよ!
ギル 馴れあいは好まない。
イヴ みんないい人だと思うけどなあ。
ギル イヴ。お前は人がよすぎる。
ロビン そうそう。知らない人についていったりしちゃダメだよ。
アンジュ ……あの、俺の自己紹介、終わり、でいい?
ロビン OK! 次は僕かな。僕の名前はロビン。歌が大好き。ロンドンからやってきました。趣味はスイーツ巡り。その点でもハラジュクは最高だね。最近はパンニャの生態調査かな。けっこう好奇心旺盛なほうで知らない人と話すのも好きだよ。SNSやってるからフォローよろしく!
アンジュ ……すごい。
イヴ ロビンはお話が上手だね。
ロビン はは、イヴさんは褒め上手だよね。
──その“パンニャ”とはなんですか?
イヴ パンニャはとてもかわいくて、フワフワなんだ。
ギル 補足をしよう。俺たちのペット……のようなものだ。
イヴ いつかみんなにも紹介できたらいいな。
──ではイヴさん、自己紹介もお願いします。
イヴ えっと、イヴ、です。歌は苦手だったんだけど、アンジュやロビンのおかげで好きになりました。えっと……あちこちフラフラしててハラジュクに来ました。趣味……最近はコーヒーを飲むことかな、です。
ロビン ですます調だ♪
イヴ あ、つい。変だった?
ギル 問題ない。最後は俺か。O★Zのメンバー、ギルだ。趣味は読書。以上。
ロビン みじかっ! いくらなんでも寂しいよ。
アンジュ ……カッコよくていいと思う。
──アンジュさんはギルさんが大好きなんですね。では、O★Z結成の経緯を聞かせてください。
ロビン Hi! 僕が一番なんだよ。ね、アンジュ。
アンジュ 一番? ああ、そうだったね……うん。
イヴ どういうこと? 順番で言うならアンジュが一番じゃない?
ギル お前たち、一体何を言ってるんだ? 取材で第三者には全く意味が伝わらない会話をしてどうする。(インタビュアーへ向かって)失礼した。O★Zはまだこういった取材の機会が少なくてな。
──いえいえ。O★Zはハラジュクをメインに活動されていますよね。
ロビン そうだよ。あのね、僕たちヴィジュ―うぐっ! イヴさん苦しい!
イヴ あ、あの質問ってO★Z結成の経緯、だったよね。だったら、まずはアンジュが話せばいいんじゃないかな?
アンジュ ……。
ギル アンジュ、止まるな。
ロビン アンジュ、リラックスだよ。それとも歌っちゃう? 歌ならステキな言葉がたくさん出てくるだろ。
アンジュ …………(赤面)。
ギル ロビン、そこはあまり言わないでやれ。我々は……そう、ハラジュクで知り合った。そうだな、アンジュ。
アンジュ ……うん。俺、思い切ってハラジュクに来て……あ、その、俺、ずっとギルに憧れてて……。でもまさか会えるなんて思ってもなかった。
ギル 補足をしよう。俺は昔、少々音楽をやっていたんだ。それだけだ。
──それは大変気になる話です。ぜひ詳しく……。
ギル 断る。さて、アンジュが世話になったのは俺よりもイヴだろう。
アンジュ うん。イヴにはすごく助けてもらった。
イヴ ううん。助けてもらったのはこっちだよ。
アンジュ イヴがいなかったら、俺、すぐに田舎に帰ってたと思う。
ロビン ねえ、僕は僕は!?
アンジュ ロビンは……ビックリした。
ロビン 何それ!? あ、もしかして初めて会ったときのこと?
アンジュ うん。
ロビン あはは! 懐かしいね! パンニャが僕をアンジュのところへ連れていってくれたんだよ。
アンジュ 今思うと、すごい偶然だね。みんなとハラジュクで会えなければ……O★Zはなかったんだ。
ギル ああ。まさに運命なのだろうな。
「残酷シャングリラ」はみんながいたからできた曲
──それでは楽曲「残酷シャングリラ」に込めた思いを聞かせてください。
イヴ・ギル・ロビン (アンジュを見る)
アンジュ …………? 俺?
ギル 主に作ったのはお前だろう。
アンジュ そう……なの、かな。
ギル どういうことだ?
アンジュ …………(しばらく考え込む)。「残酷シャングリラ」は、ギルがいて、イヴがいて、ロビンがいて。O★Zだからできた曲だから。俺一人からは生まれない。そういう曲。だから、みんなの曲。
ギル そうか。お前の言うとおりかもしれんな。そしてそれが「残酷シャングリラ」に込められた思いとも言えるだろう。
──これから、O★Zはどのようなユニットを目指していますか?
アンジュ ……え。
ギル アンジュ、止まるな。首を傾げるな。
ロビン ギルさん、もっと優しく。アンジュは十分がんばってるよ!
イヴ お腹減った? おやつでも食べる?
アンジュ ……うん。
ロビン いいね。僕もお茶飲みたい! とまあ、O★Zはこんな感じだよ。
ギル ……言いたいことはあるが。確かに我々はまだ定まった目標は無い。ただ進む先は見えている、といったところか。それがなんなのかは、O★Zの音楽で伝えよう。
アンジュ ……(うんうんと頷く)。
ロビン 頷くだけじゃ、文字にならないよアンジュ!
──(頷く)って書いておきますね(笑)。最後に、ファンの皆さんに一言お願いします。
ギル 先程も言った通り、俺たちの思いは音楽で伝える。これからのO★Zを見てほしい。
イヴ あの、今日はありがとうございました。一生懸命歌うので、よかったら聴いてください。
ロビン 楽しいときも、悲しいときも、音楽は君の傍にある。つまり、僕たちO★Zも一緒ってことだよ! O★Zのライブ、見に来てね!
アンジュ ……。
ロビン あ、言いたいこと、みんなに言われちゃったやつ?
アンジュ ……ちょっと待って、考えるから。
──ではアンジュさんの答えは、次のライブで、ということで。まだまだ謎だらけのメンバーですが、彼らがどのようにしてO★Zを結成するに至ったのか。それはぜひ、TVアニメ「ヴィジュアルプリズン」で確認してください。
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LOS†EDEN インタビュー
2021年10月6日更新