コミックナタリー PowerPush - 週刊漫画TIMES

「日本初の週刊マンガ誌」の最前線はいま読んでおきたい仕事マンガの宝庫!

  • 職業:バレーボールアナリスト

    神様のバレー
    西崎泰正/原作:渡辺ツルヤ
    現代のバレーボールでは相手チームを分析し、ベンチ外から監督に指示をする“アナリスト”という役割が存在する。実業団バレーボールチームのアナリストだった阿月総一が、全日本男子バレーボールの監督のイスと引き換えに出された条件。それは、万年1回戦負けの中学男子バレー部を全国制覇させることだった。自らを「神」と呼んではばからない阿月の破天荒な指導は、弱小チームに勝利をもたらすか?

    西崎泰正/原作:渡辺ツルヤ「神様のバレー」より。

    ここがプロフェッショナル!
    データを見るだけではなく、相手チームの心理を翻弄する阿月のバレー。たとえ作戦が漏れていたとしても、会心の笑みでその裏をかく。あらゆる手練手管は、すべて勝つことに資するものだ。
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  • 職業:司書

    図書館の主
    篠原ウミハル
    私設図書館“タチアオイ児童図書館”には、キノコ頭のメガネ司書・御子柴がいる。態度はぶっきらぼうで図書館のマナーにはめっぽう厳しいが、利用者の求める本をぴたりと当てる凄腕の司書。そんな御子柴や利用者をはじめとする人々の日常を、名作のストーリーとともに描く。

    篠原ウミハル「図書館の主」より。

    ここがプロフェッショナル!
    利用者のニーズに合った本を選ぶのが司書の仕事。その職務を全うせんとした御子柴は、図書館になかった本を購入して利用者に渡したこともある。普段ぶっきらぼうな彼の、「出会う1冊が大切なものになってほしい」という訴えが胸を打つ。
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  • 職業:茶店店主

    茶柱倶楽部
    青木幸子
    静岡の老舗茶屋の一人娘・鈴。とにかくお茶が大好きな彼女はある日、助けたおばあさんから素晴らしいお茶をもらう。そのお茶を探しだすべく彼女は、屋台トラックによる移動茶店「茶柱倶楽部」を開業。日本中を行脚しながら、出会った人にさまざまなお茶を煎れ続ける彼女の旅を描く。

    青木幸子「茶柱倶楽部」より。

    ここがプロフェッショナル!
    鈴の旅は、名も知らぬ「素晴らしいお茶」探しであると同時に、日本中の人にお茶のことを知ってもらうための旅でもある。たいしてお茶に興味がない人のためにこちらから出向いて行くという、その単純明快な行動に脱帽だ。
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週刊漫画TIMES11月1日号 / 10月18日発売 / 320円 / 芳文社
週刊漫画TIMES11月1日号
週刊漫画TIMESラインナップ
  • 「アクトレスアクト」椋蔵
  • 「オーダーメイド」高橋一仁
  • 「神様のバレー」西崎泰正/原作:渡辺ツルヤ
  • 「北島さんの難儀な日常」板場広志
  • 「コインロッカー物語」宮城シンジ/原作:伊東恒久
  • 「これからコンバット」森尾正博
  • 「解体屋(こわしや)ゲン」石井さだよし/原作:星野茂樹
  • 「10歳からの家族計画」陸乃家鴨
  • 「重機甲乙女 豆だけど」真鍋譲治
  • 「靴理人」尾々根正/企画協力:大鳥居明楽
  • 「茶柱倶楽部」青木幸子
  • 「釣り船御前丸」江口賢一
  • 「デリバリー」usi
  • 「図書館の主」篠原ウミハル
  • 「特攻の島」佐藤秀峰
  • 「ドライブご飯」広末有行
  • 「なみだ坂診療所」向後次雄/原作:宇治谷順
  • 「ねこまた。」琥狗ハヤテ
  • 「信長のシェフ」梶川卓郎/原作:西村ミツル
  • 「俳句 トゥ ザ フューチャー」吉沢緑時
  • 「バリスタ」むろなが供未/原案:花形怜
  • 「ピアノのムシ」荒川三喜夫
  • 「星の案内人」上村五十鈴
  • 「水の箱庭」安堂維子里
  • 「若奥さま喜々一発♡」小本田絵舞
荒川三喜夫「ピアノのムシ(1)」10月16日発売 / 620円 / 芳文社
荒川三喜夫「ピアノのムシ(1)」

巽(たつみ)ピアノ調律所に勤務する蛭田敦士は、腕だけは超一流のピアノ調律師。どんなピアノでも蛭田の手にかかれば、再び美しい音色を奏でる。しかしその性格は難アリで…。気高くも毒がある、調律師の世界へいざなう第1巻!