「組長娘と世話係」│細谷佳正「聴きどころは全部!」ドラマCDで幼女にタジタジな鬼畜ヤクザをたっぷり熱演

──霧島の舎弟・杉原の声にはどのような印象を受けましたか?

「組長娘と世話係」2巻より。霧島の留守中、八重花の世話を任せられた杉原。

石川界人くんの杉原が、とてもいい「パシリ感」があっていいなと思いました。

──ドラマCDで、苦労したセリフはありましたか?

言いづらいセリフはなかったです。

──ドラマCDで「ここは注目してほしい!」というセリフ、聴きどころがあれば教えてください。

完成品を聴いてないのでなんとも言えないです。なので全部です。

──作者のつきや先生とは、ドラマCDの収録現場が初対面だったそうですね。どのようなお話をされたか可能な範囲で教えてください。

僕が先生に原作を読んで感動したことを伝えていました。

──細谷さんは子供の扱いはお得意なほうですか? また、もし先輩のお子さんのお世話を任されたとしたらどのように距離を縮めますか?

「組長娘と世話係」1巻より。

子供と接することが日頃ないので、得意かどうかがわかりません。同じ部屋で自分が好きなことをします。興味があれば寄ってきてくれるんじゃないかな?と思います。

──細谷さんにとって、自分を頼ってくれる八重花、鬱陶しいけど憎めない杉原、頭が上がらない組長のような存在を声優界で挙げるとしたらどなたでしょうか。

誰もいないです……。感覚として、僕は声優の世界を外から眺めているところがあるのと、広い人間関係の中にいるよりも、1人でいることが多いので、誰もいません。

──「組長娘と世話係」に今後、期待したい展開はありますか?

作品が大きくなって製作委員会などが組まれたとしても、つきや先生が本当に描きたい物語を描き続けてくださる事が一番だと思っています。

──「組長娘と世話係」はどんな人にオススメしたいですか?

「すべてがどうでもいい」と思えるまで、何かに抗い続けた人に、ぜひ読んでいただきたいなと、僕は思いました。そういう方には特に刺さるのではないかな?と思います。

細谷佳正
細谷佳正(ホソヤヨシマサ)
1982年2月10日生まれ、広島県出身。主な出演作は「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(北條周作役)、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」(オルガ・イツカ役)、「メガロボクス」(ジョー / ジャンクドッグ役)、「彼方のアストラ」(カナタ・ホシジマ役)、「進撃の巨人」(ライナー・ブラウン役)、「ゴールデンカムイ」(谷垣源次郎役)などがある。2019年秋は「この音とまれ!」第2クール、「Fairy gone フェアリーゴーン」第2クール、「ちはやふる3」に参加。

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