「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」 PR

「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」木村昴(山田一郎役)×服部昇大(「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」作者)|僕もあなたも気付けばヒップホップ! たくさんの入り口がある「ヒプマイ」の世界 「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」描き下ろしマンガもあるわよ♡

2017年9月に始動が告知された男性声優12人によるラップ音楽を原作としたプロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」は、発表当初から注目を浴び、今年リリースされたCD「Buster Bros!!! VS MAD TRIGGER CREW」は配信、オリコンともにチャートの上位に食い込み話題を呼んでいる。

コミックナタリーでは現在実施されているユーザー参加型企画「Battle Season」にあわせ、特集記事を展開。かねてよりヒップホップに造詣が深く、「ヒプノシスマイク」では山田一郎役を務め、作品を牽引する存在でもある木村昴と、日本語ラップをわかりやすく紹介するマンガ「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」の作者である服部昇大の対談をセッティングし、「ヒプノシスマイク」にかける思いや日本語ラップの魅力について語ってもらった。

なお特集記事の最後には「ヒプノシスマイク」をテーマにした「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」の描き下ろしマンガも掲載しているので、最後までお楽しみに。

取材・文 / 熊瀬哲子 撮影 / 入江達也

What's HYPNOSISMIC?

時はH歴。武力による戦争は根絶されたその時代、争いは人の精神に干渉する特殊なマイク・ヒプノシスマイクにとって代わった。兵器ではなく言葉が力を持つことになった世界を舞台に、イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン、シンジュク・ディビジョン、シブヤ・ディビジョンの4チームが、ラップミュージックとともに男の威信をかけたテリトリーバトルを展開していく。

キャラクターデザインはIDEA FACTORY、オトメイトが担当。声優は木村昴、石谷春貴、天﨑滉平、浅沼晋太郎、神尾晋一郎、駒田航、速水奨、木島隆一、伊東健人、白井悠介、斉藤壮馬、野津山幸宏の12名が務めている。楽曲制作にはサイプレス上野、ALI-KICK(ROMANCREW)、三浦康嗣(□□□)、KURO(HOME MADE 家族)、GADORO、AFRO PARKER、森心言(Alaska Jam / DSC)、月蝕會議ら著名なクリエイターが参加。木島隆一演じるホストの伊弉冉一二三によるソロ曲「シャンパンゴールド」では、ダンス&ボーカルユニット・RADIO FISHとしても活動するオリエンタルラジオの藤森慎吾が作詞を務めた。

「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」Battle Seasonビジュアル

CHARACTER

Buster Bros!!!
イケブクロ・ディビジョンBuster Bros!!!
ブクロ最強の3兄弟。ケンカが強いイケブクロの顔役・二郎と、天才肌でありながらひん曲がった性格の三郎は、正義感が強く面倒見のいい長男・一郎を慕うがあまり、ことあるごとに小競り合いをしている。一郎はかつてイケブクロでは名を知らない者がいないほどの不良だった。
MAD TRIGGER CREW
ヨコハマ・ディビジョンMAD TRIGGER CREW
ヨコハマ界隈を仕切るヤクザの左馬刻、チームのまとめ役的存在である警官・銃兎、“プロ級”の料理の腕前を持つ元海軍の一等軍曹・理鶯の3人。左馬刻はイケブクロ・ディビジョンの山田一郎と犬猿の仲である。
麻天狼
シンジュク・ディビジョン麻天狼
変人を好む天才医師の寂雷、実は極度の女性恐怖症であるホストの一二三、ネガティブな性格のサラリーマン・独歩。一二三と独歩は小学校からの幼なじみで、友達の少ない独歩にとって一二三は唯一の友人。
Fling Posse
シブヤ・ディビジョンFling Posse
幼い見た目ながら成人を超えているファッションデザイナーの乱数と、嘘ばかりついている作家の幻太郎、有り金はもちろん、自分の命さえも賭けてしまうギャンブル狂の帝統。人当たりのいい乱数だが、犬猿の仲であるシンジュク・ディビジョンの寂雷に対しては悪態をついている。

筋書きのないガチンコバトル「Battle Season」開幕!

「中王区主催 テリトリーバトル」トーナメント表

「ヒプノシスマイク」の新章となる「Battle Season」では、ユーザー参加型の投票企画「中王区主催 テリトリーバトル」を実施している。4つのディビジョンによるトーナメント戦が展開されるこの企画では“First Battle”としてイケブクロ・ディビジョン対ヨコハマ・ディビジョン、“Second Battle”としてシンジュク・ディビジョン対シブヤ・ディビジョンのCDが発売。それぞれの初回製造分のCDには各ディビジョンに投票できる「Battleカード」が封入されており、リスナーは勝ってほしいディビジョンに票を投じることで彼らを最終決戦へと導くことができる。なお「Battleカード」は公式サイトで発売されている「テリトリーバトル Battleカード付きOfficial Goods」にも封入。投票は8月20日まで受け付けている。

木村昴(山田一郎役)×服部昇大(「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」作者) 対談

木村さんのラップを聴いて、「ラッパーじゃん」って(服部)

──今回、木村昴さんの対談相手として服部昇大さんをお招きしたのは、服部さんがご自身のTwitterで「ヒプノシスマイク」をテーマに「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」(※1)のマンガを公開されていたからなんです。

木村昴 このマンガめっちゃいいですよね。ラップに詳しくない人は勉強になるだろうし、このマンガを入り口に「ヒプノシスマイク」を知ってくださった方もいるでしょうし。描いていただいてめっちゃうれしいです。特にここが最高ですよね、「たてかべ和也さんがラップを!?」っていうところ。

服部昇大 ははは(笑)。木村さんに対して失礼な話なんですけど……。

木村 いやいやいや、うれしいです! 久々にたてかべさんと肩を並べましたよ(笑)。たてかべさんにもラップやってもらいたかったなあ。サービス精神の塊の人でしたから、絶対やってくれたと思います。服部さんは何をきっかけに「ヒプノシスマイク」を知ってくださったんですか?

服部 もともとTwitterでラップ好きな人を何人かフォローしていたので、「ヒプノシスマイク」の企画が告知された当日くらいには自分のタイムラインまで情報が回ってきたんですよ(参照:ヒプノシスマイク-D.R.B-公式(ヒプマイ) (@hypnosismic) | Twitter)。それを見て「えっ、こんな企画が始まるんだ」と驚いて。“男性声優によるラップソングCDプロジェクト”って今までにもありそうでなかったので、「ああ、なるほど!」と思いました。今までオタク文化に近しいところで発表されていたラップって、J-POP的なものだったり、いわゆるど真ん中の“ラップ”とはちょっと違うものだっていう印象だったんです。でも「ヒプマイ」はラッパーとして第一線で活躍されている方々が制作に参加しているのもあって、楽曲のクオリティが非常に高いなと。ここまでしっかり作られているのはすごく新しいなって思いました。

木村 そう言っていただけるとめちゃくちゃうれしいですね。僕もおっしゃっていただいた通りのことを感じていた時期が長かったんです。誤解を恐れずに言わせていただくと、今までにもお仕事の場で「ラップを歌ってください」って言っていただける機会が何度かあって。僕がラップを好きだと知ってるスタッフさんからは「木村さん、おめでとうございます! 次はラップですよ!」って言われたりするんですけど、ラップだった試しがなかったんですよ。

服部 ははは(笑)。そうですよね、なんとなくわかります。世間がイメージする“ラップっぽい楽曲”っていうのがあるんですよね。

木村 Zeebra(※2)さんの言葉をお借りすると、“ラップ風”といいますか。いわゆるメロディがなくて単調で早口でしゃべるやつ、みたいなものがラップとされていて。もちろんそれも1つの表現方法として楽しくやらせていただいてたんですけど、ずっとラップが好きで、個人的にもやってきた身としては「本当のラップはこうじゃないんだよな」という思いもあり。ただ、ヒップホップっていうだけでよくないイメージを持たれていた現実もあって、なかなか自ら「ラップをやりたい」とも言い出せなかったんです。そんな中、そういう印象を恐れずに「ヒプノシスマイク」という企画でお声をかけていただいて、「ちゃんとヒップホップをやってみませんか」って言っていただけたのがめちゃくちゃうれしくて。こっちからしたら、逆に「えっ!? やっていいんですか!?」っていう感じだったんですよ。

左から木村昴、服部昇大。

服部 ははは(笑)。ここ数年、「フリースタイルダンジョン」(※3)だったりをきっかけに日本語ラップが流行りだして、自分の周りのアニメ・マンガ好きの人の中にも「ラップに興味がある」っていう方は増えたんですけど、なかなか入り口になるものがないなと思っていて。「何から聴いていいかわからない」っていう人が多かったので、自分でもラップの世界に入りやすくなるものを何か作れたらと思って描き始めたのが「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」だったんです。その理屈でいくと「ヒプノシスマイク」ってそういう方たちにぴったりだなと。だから「この手があったか!」って思ったんですよ。ストーリー展開があるからアニメ好きの人も興味を持ちやすいだろうし、楽曲も聴きやすい。キャラクターからでも、声優からでも、楽曲からでも、入り口がたくさんあるからいいですよね。

木村 服部さんにも言っていただいたように、「ヒプノシスマイク」は日本語ラップの世界で活躍されているプロの方々が楽曲制作に携わってくださっているので、本当にトラックもリリックもカッコいいんです。そういうヒップホップのすごさみたいなものも表現できている中で、魅力的なキャラクターたちと、声優さんならではの表現が融合されて、参加している自分から見ても「ヒプノシスマイク」って文句のつけようがないって思うんです。ヒップホップカルチャーを好きな人からしたら、最初は「どうせ声優がやるんだろ?」と思われるかもしれないけど、聴いてもらったときに「えっ、こんなすごいことやってるの?」って感じてもらえたらいいなと思ってますね。

服部 まさにそれは感じました。楽曲の完成度はもちろんですけど、木村さんのラップなんて、「これもうラッパーじゃん」って(笑)。言われなきゃ声優さんってわからないくらいのクオリティですよね。びっくりしました。

木村 あははは(笑)。そう言っていただいてすごく光栄です。

美ー子's チェックポイント!

1「日ポン語ラップの美ー子ちゃん」
日本語ラップ好きのマンガ家・服部昇大が、Webや同人で発表していた「日ペンの美子ちゃん」のパロディマンガよ。気になる人は日本語ラップの名盤について解説したレビュー本「このマンガがすごい!comics 日ポン語ラップの美ー子ちゃん」をチェックしてみて。[↑戻る
2Zeebra
キングギドラ(KGDR)のメンバーとして1995年にデビューしたラッパーよ。日本を代表するヒップホップアーティストの1人として活躍していて、テレビ番組「フリースタイルダンジョン」ではメインMCとオーガナイザーを務めているわ。[↑戻る
3「フリースタイルダンジョン」
2015年よりテレビ朝日で放送されている番組よ。挑戦者となる若きラッパーが、“モンスター”となる強豪ラッパーとフリースタイル(即興)のラップバトルを行うの。それまでヒップホップカルチャーに触れてこなかった層もラップミュージックに興味を持つきっかけになった番組ね。[↑戻る