保険をかけてまでも守りたいもの
──“保険会社”にちなんだ質問ですが、田島さんは何かを始めるときにしっかり準備をして保険をかけてから動くタイプですか? それとも、直感を信じて飛び込むタイプでしょうか?
どちらの場合もありますね。基本的には保険をかけてしっかり準備したいタイプですが、エイっと飛び込んでしまったほうが、うまくいくことも多かった気がします。飛び込むことにも覚悟が必要なので、その覚悟のほうが、準備して積み上げた自信よりも強いのかもしれないです。準備に時間をかけ過ぎると、決断することが億劫になってしまうし。
──なるほど。これまでの人生の中では、さまざまなターニングポイントがあったと思いますが……。
振り返るとそういう局面ではいつも、直感で飛び込んできたと思います。最近の自分は慎重に準備ばかりしているような感覚があるので、そろそろまた、大胆に飛び込まなきゃ!と思っています。
──では、田島さんが生活や仕事の中で「これだけは保険をかけて守りたい」という対象があれば教えてください。
やっぱり睡眠と食事。こうしてゆっくりとマンガに触れたりする時間も守りたい! まとめると、“健康”になるんですかね。……あ、健康保険はすでにあるか(笑)。
──(笑)。アーティストの皆さんは喉を枯らすわけにいかなかったり、体を健康に保つことへのプレッシャーを人一倍感じていると思うので、そうした小さな不調のときに救ってくれる保険がもしあったらうれしいですよね。
確かに! それくらいきめ細やかな保険があったら欲しいですね。髪の毛のブリーチ保険とか(笑)。頻繁にカラーをするので髪が傷んでしまって、保つのが大変なんです。まだ自分が加入する保険についてしっかりと考えたことがないので、これを機に調べたいですね。僕はもともと体が丈夫なほうではないんですけど、最近は体調を崩すことが減りました。
──生活習慣を変えたんですか?
おそらく、しっかり自炊をしているからかなと。見てください、昨日も自炊したんです!(自作料理の写真を見せる)。
──すごくおいしそうです! しっかり3品(チャーハン、豚肉のゆず胡椒炒め、参鶏湯)も作ったんですね。
栄養バランスはそんなによくないと思うけど、食べたいものを思うがままに作りました。たくさんできたので、今日も食べます(笑)。自分で作った温かいごはんを食べることが増えたここ半年は、なんだか調子がいいんです。
──メンバーの木村柾哉さんや藤牧京介さんも、YouTubeコンテンツで料理の腕前を披露していましたよね。INIに料理ブームが……?
そうなんです! 僕はチャーハンを作ったことがなかったんですけど、この間(藤牧)京介に作り方を教えてもらって。チャーハンってお米がべちゃべちゃになったりして、家で上手に作るのは少し難しいじゃないですか。京介から、最初にフライパンで豚バラをカリカリになるまで炒めて、その油で卵、ごはんを炒めてパラパラにするという技を伝授してもらいました。
──メンバー間でお料理情報をシェアすることで、どんどん健康なグループになれそうですね。
やっぱり体に入れるものが一番大切だと痛感しています。みんなで健康を意識していきたいですね。
何気ない日常もしっかり噛み締めて生きていきたい
──「COSMOS」の魅力をMINI(INIファンの呼称)の皆さんに伝えるとしたら、どう表現しますか?
うーん……一言で言い表すのが難しいですよね。宇宙人の孤独感やヒューマンドラマも描かれているけど、ギャグや感動、バトルもあって。絶対に読んで後悔はしないし、僕みたいにマンガに触れてこなかった人でも、ハマるきっかけになる作品だと思います。そういえば、この間テレビを見ていて、山口智子さんがこんなことを言っていたんですよ。「現代は情報が多すぎて、固有の感情をしっかりと感じられていない気がする。これからは、それをもっと大切にしていきたい」と。それを聞いてふと「『COSMOS』の宇宙人たちも、文明が進化しすぎた先で退屈になって、感情を揺さぶられたくて地球に来ているのかな?」と思ったんです。
──作中には、地球の文化に触れたくてやってきた宇宙人も登場しますもんね。
少し先の未来に、本当にそういうことが起こり得るかもしれないなって。「COSMOS」を読んで、自分の生活の中での何気ないことを、しっかり噛み締めながら生きていきたいと思わされました。
──素晴らしい想像力だと思います。
気づけば宇宙人視点で考えていました(笑)。そんなふうに、スケールの大きな描写も多いけど、日常の素晴らしさを改めて教えてくれる作品だと思います。僕が「COSMOS」にキャッチコピーを付けるなら、“日常の素晴らしさに気づかせてくれるSF”ですね。いろんなジャンルが詰まっているので、「自分はこういうものが好きなんだな」と気づかせてくれる作品でもあります。これからますます人気作になっていくと思いますが、本音を言えば、誰にも教えずに自分の中だけで大事にしておきたいと言いますか、あまり広まってほしくないくらい大好きです!
──ありがとうございます。最新8巻では鉄ソプラノの家族の過去がさらに明らかになり、ストーリーが深みを増しています。田島さんとしては今後、どんな展開を期待しますか?
まずは、局長の素顔が見られるかが気になります(笑)。あとは、世界観がどんどん大きくなっているから、どこまで行ってしまうんだろうというワクワク感もあるし……。うーん、マンガをあまり読んでこなかった僕には、全然想像しきれない(笑)。田村先生が描いてくれるものをただ楽しみに待ちます!
──ちなみに「COSMOS」以降はどんなマンガを読みましたか?
実はまだ、何も読んでいないんです。基本的にアニメや恋愛リアリティ番組など、そのときどきで1つのものに集中するタイプなので……。最近は「ラヴ上等」を見ていました。また時期がくれば、マンガに気持ちが向くと思います。そのときはもちろん、「べるぜバブ」など田村先生の作品をまず読みたいですね!
取材の最後には、田島さんのために田村先生が描き下ろした直筆イラスト色紙をプレゼント! カラーイラストの色紙は、担当編集者も「見たことがないかもしれない」と語るほど、とてもレアなものだそうです。サプライズで色紙を手渡された田島さんは、大感激!
えええ! いただいていいんですか!? これは……本当にやばいです。家宝です。めちゃくちゃうれしい……ありがとうございます! しっかり防水対策をして、大切に飾ります!
プロフィール
田島将吾(タジマショウゴ)
1998年10月13日生まれ、東京都出身。サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」を経て2021年に結成されたグローバルボーイズグループ・INIのメンバー。グループ楽曲の振付を担当するなど、歌とダンスの両軸でクリエイティビティを発揮している。グループとしては2025年、愛知・バンテリンドームナゴヤで開催されたライブを映画化した「2025 INI LIVE [XQUARE - MASTERPIECE] – LIVE FILM」が3月27日(金)に公開。また、4月22日(水)には8TH SINGLE「PULSE」のリリースが決定している。
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