コミックナタリー Power Push - コミック大河

がっつり読ませる実力派揃い 本格歴史マンガ誌の夜明けぜよ

「歴ドル」「歴女」「武女子」なんて言葉が喧伝されるほど、若い女性にまで広がりを見せている歴史ブーム。マンガの世界も例外ではなく、劇画から萌えまでジャンルを問わず、数多くの歴史ものがヒットを飛ばしている。

そんな中、PHP研究所から新しい歴史マンガ誌が誕生する。その名も「コミック大河」。キーワードは「本格」だ。エンタメな時代劇では飽き足らなくなったファンをも満足させる、骨太で濃厚な作品ばかりをラインナップ。この1冊が、読む者をディープな歴史の世界へと連れて行ってくれるだろう。

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注目作品を試し読み!

「ぼんくら」菊地昭夫 原作/宮部みゆき

宮部みゆきの大人気時代ミステリーをコミカライズ。江戸・深川のどこにでもある長屋で、次々と人が消えていく怪事件が起きる。奉行所きっての「ぼんくら」同心、井筒平四郎が解決に乗り出すも、事件は混迷の色を増し……。

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「戦争と平和~石原莞爾と宮沢賢治~」江川達也

昭和20年、戦争の責任を問われた石原莞爾は、最大の責任者として思いもよらない名前を口にする。太平洋戦争に至る近代日本の歴史の因果を、幕末までさかのぼって解きほぐしていく問題作、ここに誕生。

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「どっからみても 波瀾万城」桝田道也

「またPHPか……」マンガ通ならそうつぶやくこと請け合いの「お城擬人化コミック」。しかしそこはPHPのやること、ただの擬人化に終わらず、城の構造や特徴、増築の過程までをしっかり盛り込んできた。もちろんギャグも満載!

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読み応えある企画ページも!

巻頭特集「龍馬と岩崎弥太郎」

巻頭特集「龍馬と岩崎弥太郎」

巻頭には話題の歴史人物を紹介するカラー特集を掲載し、わざわざ専門書を求めずとも基本的な知識がすぐに理解できる。創刊号ではNHK大河ドラマで大注目の坂本龍馬と岩崎弥太郎について、年表や人物相関図などでわかりやすくフォロー。

茂木健一郎コラム「英雄たちの決断脳」
©エンジン01文化戦略会議

茂木健一郎コラム「英雄たちの決断脳」

脳について語らせれば当代一の論客、脳科学者の茂木健一郎が、歴史上の人物たちがいかに脳を働かせて活躍してきたかを鮮やかに分析。創刊号で茂木が挑むのは、もちろん坂本龍馬。その心象風景を知るため(?)、茂木自ら龍馬コスプレに挑戦!

公式サイトへ!

歴史街道2010年3月号増刊「月刊コミック大河」毎月25日発売 / Vol.1 / 380円(税込) / PHP研究所

  • 「月刊コミック大河」Vol.1
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充実のラインナップ!

「龍馬と岩崎弥太郎」近藤崇/深町麗市

「風雲戦国伝」みなもと太郎

「ぼんくら」菊地昭夫 原作/宮部みゆき

「英雄たちのおもてなし」岩戸あきら

「リストラ侍~武士たちの就活!~」秋月めぐる/石渡嶺司

「真・関ヶ原~小早川秀秋の裏切り~」黒藤広隆/藤原京

「戦争と平和~石原莞爾と宮沢賢治~」江川達也

「どっからみても 波瀾万城」桝田道也

「雑賀六字の城」おおのじゅんじ 原作/津本陽

「東京物語」滝沢聖峰

「楊家将」長沢克泰 原作/北方謙三

「戦国おもしろ草子 ひねもすらんせ」そら あすか