「アオアシ」INIの11人を登場人物に例えたら?愛読者・尾崎匠海&藤牧京介のにぎやか真剣会議 (3/3)

髙塚大夢編

藤牧 大夢は2人で迷った。とりあえずせーので言ってみよう。せーの!

尾崎藤牧 黒田。

尾崎 おー! 一致した!

藤牧 朝利とも迷ったんだけどね。なんか黒田は大夢っぽくて。すごく考えるし、現実主義というか、負けず嫌いな部分もあって。

黒田勘平。アシトと同学年で、ジュニアユースからの昇格組。ポジションはMF。温和なように見えて、プロになることを最優先している合理的思考の持ち主。

黒田勘平

アシトと同学年で、ジュニアユースからの昇格組。ポジションはMF。温和なように見えて、プロになることを最優先している合理的思考の持ち主。

尾崎 うんうん、わかる。ビジュアルも似てるんだよな。

藤牧 顔はかわいいけど中身はかわいくない、みたいな(笑)。そこも似てます。

西洸人・田島将吾編

──残すは田島将吾さんと西洸人さんのみです。

尾崎 西くんからいってもいいですか? 僕はね、竹島だと思う。西くんはINIを支えてくれてるんです。ムードメーカーでもあるし、もちろんパフォーマンス面でも。竹島もDFで、チームを守ってる。そこが近いかなと思いました。

藤牧 オンとオフの切り替えがしっかりできるところも、竹島と似ているかもね。僕は西くんは栗林かなと思った。何を考えてるかわからないけど、サッカーにはすごく貪欲で。昔の因縁の相手をずっと覚えていたりとか、サッカーに対する熱量がとにかくすごい。洸人くんも自分が興味のあることに没頭する人で、すごく突き詰めるんです。あと実力でチームを引っ張っていく感じ。細かく指示をするんじゃなくて、プレーでわからせる感じも洸人くんっぽい。うーんでも、竹島もわかるなあ。

竹島龍一。ジュニアユースからの昇格組で、ポジションはDF。サッカーとプライベートを完全に分けるタイプで、フィールドでアシトに厳しく注意しても、外に出るとカラッとしている。サッカーの考え方が違う黒田と冨樫とは確執がある。

竹島龍一

ジュニアユースからの昇格組で、ポジションはDF。サッカーとプライベートを完全に分けるタイプで、フィールドでアシトに厳しく注意しても、外に出るとカラッとしている。サッカーの考え方が違う黒田と冨樫とは確執がある。

尾崎 栗林は俺の中では、京介かたじくん(田島)だったのよ。

藤牧 ありがたいけどさ、僕は栗林ほどすごくないからなあ(笑)。

──ちなみに藤牧さんは、田島さんに誰を当てはめていましたか?

藤牧 将吾くんは、僕の中では遊馬なんです。野生的というか、自分の感覚でやってる感じ。もちろんいろんなことを考えているんですけど、自分の進み方をちゃんと知っているところが遊馬っぽいです。

尾崎 あー! 確かに納得かも。最近もたじくん、ダンスで「いろんな感覚を試してみたい」って、踊り方をいろいろと研究してたし。

藤牧 あまり周りに流されないから。そこにも遊馬を感じるよね。

尾崎 じゃあたじくんを遊馬にして、西くんを栗林にしようか。京介はどうする? 僕は冨樫じゃないかなと思うんだけど。

藤牧 冨樫、すごくうれしいよ!

尾崎 じゃあそうしよう!

本木遊馬。ジュニアユースからの昇格組で、ポジションはFW。1年生にしてAチームのレギュラーに食い込む。試合内外でよくしゃべるお調子者。

本木遊馬

ジュニアユースからの昇格組で、ポジションはFW。1年生にしてAチームのレギュラーに食い込む。試合内外でよくしゃべるお調子者。

再検討~最終決定

──あとは池﨑さんを、福田監督と望さんのどちらにするかですね。

尾崎 難しいですね(笑)。どっちにも当てはまる。でも監督は欲しいから、福田監督にしておきましょうか!

藤牧 よし、これで全員決まったんじゃない? 面白かったー!

尾崎 これを読んで、皆さんが「アオアシ」の中で推しキャラを見つけてくれるとうれしいです。

INIのメンバーと「アオアシ」のキャラクターの組み合わせ表。

INIとMINIは、サッカーチームとサポーターみたい

──さっき尾崎さんから「アーティストとしての感覚に似ているところがある」という話がありましたが、「アオアシ」の中でアシトたちは、試合中にチームメンバー間で意思疎通をしますよね。守備の連携を「つながってる」と表現したり。同じような感覚をライブ中に感じることはありますか?

尾崎 あります、あります。歌は特に、よく「バトンをつないで届ける」と言い表すことがありますが、人によってその感覚が違うんです。京介とは歌の感覚が合うので、歌っていてすごく楽しいです。感覚が合う人って、実は少ないんですよ。

藤牧 匠海とは仲もいいので、そういう瞬間は多いです。最近はツアー中なんですけど、ダンスをしている間にメンバー間でアイコンタクトを取ってる時間が多いなと感じます。そういう一瞬があるかないかで、自分の気分の上下がすごく変わるんです。みんなと目を合わせるだけでも、すごく楽しい気分で踊れる。そういう部分でメンバー同士のつながりを感じます。

尾崎 バラード曲でMINIの顔を見ながら歌っていると、歌をしっかり感じてくださっている方もいれば泣いてくださる方もいて。公演ごとに感じることが違うし、そのときそのときで歌い方も変わっていると思います。

藤牧 お客さんの熱量や上がり方も公演ごとによって違うから、それに影響されることはけっこうあります。

──オーディション番組出身ということもあるのか、INIとMINIとの関係性を見ていると、なんだかサッカーチームとサポーターのように思えることがあるんですよ。とにかく熱い応援を受けて成長していくところが近いんじゃないかな、と。ご自身の中にもそういう感覚はありますか?

尾崎 その通りです。僕たちはMINIのおかげで活動できているので。ライブで直接会えるのもすごくうれしいですし、「ありがとう」をいっぱい言いたいと思えるファンの皆さんばかりです。

藤牧 ライブ中も支えてもらって、それが自分のパフォーマンスにつながっているし、もうすぐドーム公演をやらせていただけることも、いろんな賞をいただけることも、ほとんどがMINIのみんなのおかげです。常に支えてもらっているという感覚しかないです。

──ありがとうございます。では最後に、この記事を読んで「アオアシ」のことが気になった方々に向けて、ひと言ずつお願いします。

尾崎 小学生や中学生の方は「アオアシ」を読んだら絶対サッカーを始めたくなると思うし、サッカーのことを深く知りたい方にもおすすめの作品です。そして女性の方も、ここまでお話ししてきたように魅力的なキャラクターがいっぱいいるので、推しを見つけるとすごく楽しいと思います。まずは1巻だけでも手に取ってみてもらいたいです!

藤牧 スポーツマンガが好きな人は100%ハマる作品だと思います。あと、いい意味で展開がすごく速くて、中だるみすることがないんです。マンガって主人公がなかなか成長しなかったり、苦しい部分もあると思うんですけど、「アオアシ」はどんどん主人公が成長していくし、面白い部分しかない。そしてそれぞれのキャラが立っているし、それぞれの過去もちゃんと描かれるから、最初にあまり印象がよくなかったキャラクターを後から好きになることも絶対にある。サッカーを全然知らない人でも、人間関係の奥深さやスポーツの中にある面白さをたくさん味わえる作品なので、絶対にハマれると思います!

尾崎 ぜひぜひ、読んでください!

インタビュー終わりに…

実はおふたりのために、なんと小林有吾先生が描き下ろし色紙をプレゼント! 尾崎さんとその推しキャラの冨樫、藤牧さんとその推しキャラの遊馬がそれぞれに描かれています。実物の到着が間に合わなかったので、ひとまずコピーをお見せしたのですが、2人は大感激!

尾崎 ええ…!? 本当ですか? そんなことある? やったー!

藤牧 すごすぎます……! 本当にうれしいです。

尾崎 すごく似てる気がします。こんなにイケメンに描いてくださるなんて……ありがとうございます。

藤牧 眉毛とかの特徴も捉えてくださっているし、カッコよく描いてくださって感激です。本当にありがとうございます……!

実物のイラスト色紙はこちら!

プロフィール

INI(アイエヌアイ)

池﨑理人、尾崎匠海、木村柾哉、後藤威尊、佐野雄大、許豊凡、髙塚大夢、田島将吾、西洸人、藤牧京介、松田迅からなる11人組のグローバルボーイズグループ。2021年6月にサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で誕生し、同年11月にデビューシングル「A」をリリースした。以降、コンスタントに楽曲を発表。2022年には初の全国アリーナツアー「BREAK THE CODE」を成功させ、2023年には2度目の全国アリーナツアー「READY TO POP!」を行った。「READY TO POP!」の追加公演として、2024年2月にグループ初の単独ドーム公演を控えている。

青井葦人、橘総一朗、冨樫慶司、桐木曜一
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青井葦人 Ver.

ほかはYouTubeチャンネル・BIG COMICSでチェック!

※記事初出時、小見出しのキャラクター名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

2024年3月27日更新