今年2009年2月にNHK BS-hiで放送された「
ATP賞は、テレビ制作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ日本で唯一の賞。ドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報番組部門、バラエティ部門の4つのジャンルで毎年100本を越える応募作品の中から優秀作品が選ばれる。ここ数年では、「大改造!!劇的ビフォーアフター」、「テスト・ザ・ネイション 全国一斉IQテスト」などがバラエティ部門の最優秀賞を受賞していた。
「小林賢太郎テレビ」は、ラーメンズ小林賢太郎が出演、脚本、美術のすべてを手がける一人芝居を中心に、小林へのインタビューやコントの制作過程を追ったドキュメンタリーを盛り込んだ番組。「teevee graphics」の映像作家・小島淳二と小林とのユニット「NAMIKIBASHI」が映像、anonymassの徳澤青弦が音楽を担当し、一人芝居を彩る細部へのこだわりも相当なものが感じられる。実験的な意味合いも併せ持った小林賢太郎の描く世界がBS-hiの高い映像クオリティでパッケージングされ、何度繰り返し見ても楽しめる内容だ。
今回の受賞を受けての再放送はいまのところ未定だが、比較的再放送が行われやすいNHKの番組だけに、見逃した人は再放送を期待しよう。
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お笑いナタリー @owarai_natalie
「小林賢太郎テレビ」がATP最優秀賞に http://natalie.mu/owarai/news/show/id/22016