「何回観ても楽しめます」野村、岡安、川村が舞台に気合い

9月6日（金）から8日（日）まで、東京・南大塚ホールにて、江戸むらさき・野村、ななめ45°岡安、たんぽぽ川村による劇団3numberの第3回公演「パパってば！」が上演。3人が意気込みを語った。

劇団3numberは、2011年に野村と放送作家・たかはCを中心に旗揚げ。第1回公演「近くても遠く、遠くても近く」を上演し、昨年2012年の第2回公演「僕だけのヒーロー」は、池袋演劇祭にて豊島区長賞を受賞した。今回の作品はその招待作。「旗揚げ時には初めてのことばかりだった」（野村）、「システムも右も左も上も下もわかってなくて、『どこ向かってるんでしょうね』って野村さんに言いました（笑）」（川村）といった苦労を乗り越え、「今回は気合入ってます」と野村も力を込めた。

劇団3numberのモットーについて聞いてみると、「お客さんを楽しませるのは大前提なんですが、関わった人すべてが楽しかったらいいなって思ってやってます」とのこと。事実、前回の打ち上げは帰る人も少なく、酔っぱらって記憶を失くす人が続出するほど楽しい宴会に。「誰か男性と女性がどうのってこともなくて。安全で健全。とにかく楽しく」というこの劇団。「毎回そうなんですけど、観終わった後、ちょっといいもん観たなって思ってもらえたら。なんか特別すごいことはないんですけど、ちょっとポジティブになれるといいなと」とコンセプトを語った。

今回はある父と娘を中心に、ウェディングレストランで繰り広げられる物語。野村はそのレストランの支配人、岡安は専属司会者、川村は女優を演じる。岡安曰く「どの役もみんなかわいいんですよね。ちょっと全員どこか抜けてるところがあるんですけど、そんな人たちみんなが集まるとすごい力になる」とのこと。野村も「みんな愛しいんですよ。嫌な奴は1人も出てこないです」と、今回も劇団3numberらしいストーリーが用意されている様子だった。「何度見ても楽しめる」と3人が太鼓判のこの舞台。チケットは現在発売中となっている。ホリプロコムオフィシャルサイトには、公演時間など詳細を掲載。オフィシャルYouTubeには、出演者たちによるコメント動画が掲載されているのでぜひチェックしてみよう。

江戸むらさき野村、ななめ45°岡安、たんぽぽ川村コメント

――3人の役柄は？

野村：川村が女優なんですけど、初めて稽古に来たとき、川村の演技見て全員度肝抜かれたよね（笑）。

川村：女優さんって勝手にワガママというイメージがあって、ワガママにやらせてもらってます。普段、私は自分の思いをワーって言うことはないんですけど、自分と真逆で開放する役なので、ストレス発散にもなっててありがたいです。

野村：ただ声がすごく小さくて。

川村：「会場が広いから聞こえないよ」って言われました。

野村：川村のところと岡安のところが時間が読めないんですよ。自由にやるんで。

岡安：僕は結婚式場専属の司会なんですけど、調子乗りで、やりやすいですね。大好きなキャラです。

野村：それはお前がそういう演技をするからそういう役になってんだよ。元々は調子乗りじゃない！

川村：岡安さんはおでこがイッてるのもキャラに活かされてて（笑）。いつ出てくるのかなって楽しみにしてもらえれば。

岡安：なんでそこを見どころにするんだよ！

野村：僕はそのウェディングレストランの支配人です。ほとんどの出演者と絡めて楽しいですね。ただ、この2人とは全然ないんですよね。

川村：でもそれ以外で全然喋ってるんで十分です。

野村：ええ？ そう？

川村：野村さんはドタバタしながらも客観的にいろんな人間模様見てる役なので、いつもの劇団のときの見守ってる感じとリンクするなと思いながら見てます。

野村：そうなんです。仕切ろうとするんですけどバカにされる（笑）。

川村：でもここまでいろんな人が集まってるのは野村さんの人徳です。

岡安：ワンピースで言ったらルフィみたいな。

野村：あー。

川村：ルフィじゃないよ。

岡安：確かに言い過ぎだね。ごめん。

野村：ルフィでいいじゃん！

――読者にメッセージをお願いします。

岡安：ぜひ足を運んで、生で劇団3number、感じてみてください。

野村：なんでちょっとカッコイイの？ お前のその眉の動きとか伝わらないよ？

岡安：眉毛がピクピクって書いといてください。

川村：ちょっとだけですけど、あったかい気持ちになれると思うんで、南大塚くんだりで遠いんですけど。

野村：南大塚に失礼だよ！

川村：もしよかったらいらしてください。よろしくお願いします。

野村：今回はギャルモデルから役者、芸人、グラビア、中学生と、いろんな人がいろんな絡みをするので、そこが見どころですね。あの人が意外な特技を出す、みたいなのもあるんですよ。

川村：いろんな場面があるので、今日はこの人を中心に見ようとか、全公演来ていただけると。

岡安・野村：おー！

野村：確かに細かな布石がいっぱい打ってあるので、何回観ても楽しめます。あと、この2人も毎回演技違いますから。

岡安：その日のお客さんのパッションに合わせます。

劇団3number第3回公演「パパってば！」

日時：
2013年9月6日（金） 19:00開演　7日（土） 14:00開演 / 19:00開演　8日（日） 13:00開演 / 17:00開演（開場時間はいずれも30分前）
会場：東京・南大塚ホール
料金：前売4000円 当日4500円（中学生以下割引あり。当日受付にて身分証明書の提示が必要）
作・演出：たかはC
出演者：江戸むらさき・野村 / たんぽぽ川村 / ななめ45°岡安 / ザ・たっち / ベティ永尾 / つぼます / 寅人 ほか