富士山の麓にある原生林の森・樹海を取材したテレビディレクターの実体験をもとに制作された本作。フリーディレクターの竹内(板倉)と阿部(堤下)が「富士の樹海に入る自殺志願者」のドキュメンタリーの取材を続けながら、自身も家族とのさまざまな問題に葛藤するさまが描かれる。
「子役時代から芝居に打ち込んできて、ようやく主演をいただけた」「秋元康先生に報告したい」などと立て続けにボケて堤下のツッコミを浴びる板倉は「ふしぎな気分。長くやっていて映画の主演をやるとは思わなかった」と挨拶。堤下は「撮影が去年で1年以上経ち、公開までこぎつけた。富士山が世界遺産になったのもいいタイミング」と話したが、板倉に「こいつもジャニーズJr.だったんでね……」と口を挟まれると、その設定に乗って偽りの経歴を明かし客席の笑いを誘っていた。
山口監督は「主役の2人を決めるのに半年以上かかった。プロデューサーからイメージが近いと紹介された」とキャスティングについて説明。またそこには板倉が発表した小説「蟻地獄」の舞台が本作と同じ樹海だったことも縁があった、という。遠藤久美子はインパルスについて「現場で盛り上げてくださった」と振り返り、特に板倉については「普段は子供と楽しそうに遊んでいたが、撮影に入るとすごく集中して、そのギャップがすごい」と評し、これに板倉は「子役から叩きこまれていたから」とやはり笑いで切り返して客席を和ませた。
撮影中に山口監督から受けた指示や評価について、板倉が「それは言っちゃダメよ!」と監督にクレームを投げかけるトークでも大盛り上がり。最後に作品の見どころとして、板倉は「車を運転する演技は、ガチの運転だった。クランクインして一発目で『マジで大丈夫かな?』と思ったが、そういう感じを演技力で殺した」と推薦し、堤下は「いつもは早口だけど、ナレーションではかなりゆったり喋ってる」と話した。
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