「世界一キュートなゾンビ映画」と謳われた本作。「ゾンビ学入門」という謎のHOW TOビデオを見ながらゾンビと戦うヒロインを描いた“体験型ゾンビ・コメディ映画”だ。作品自体は昨年2011年に完成していたが、霊媒師からの「公開を遅らせろ」という忠告を守ったことで公開が延期されていたという。
ヒロインのアイコ役を℃-uteの矢島舞美、ランドセル姿のインパクトの強いキャラクターを同じく℃-uteの中島早貴が熱演。鳥居はゾンビ軍団のリーダー役を怪しく演じあげた。そのほか宮崎吐夢、アイドルライターの小明、マンガ家の古泉智浩、杉作J太郎らが出演。監督は「怪談新耳袋」の村上賢司、脚本はマンガ家の河井克夫が務めている。
お笑いナタリーでは待望の劇場公開を前に、鳥居に話を聞いた。
鳥居みゆきのコメント
――完成した作品はもうご覧になりました?
サンプル盤のDVDをもらったんですけど、怖くてあんまり観てないです。ホラーは得意だけど、ゾンビはちょっと系統が違う。たとえば、軽はずみで人を殺しちゃったとして、そのときはよかったと思うかも知れないけど、その人がゾンビとして出てきたら、結果キモいもんね! ヘドロみたいだもん!
――そんな鳥居さんが今いちばん怖いものとは?
ゴキブリです、えへへへ(笑)。あのね、けっこう前、ゴキブリが家に出たんですけど、ユリオカ超特Qに電話したら「ホウ酸団子を買ったほうがいい」と言われて、買ったんです。でも床に置いたら、団子がぜんぶゴキブリに見えてきて、どうしようと思って、ゴキブリの気持ちになろうと思って、私、ホウ酸団子食べました。
――大丈夫でした?
辛い味がして、口の中カラッカラになって、救急車に運ばれました。ユリオカさんには未だに怒られる。あとつい最近、部屋でゴキブリが裏返しになってたから、前の相方のラブ守永に家に来てもらったんです。でも実はゴキブリじゃなくてカナブンだったんですよ!
――ゴキブリの話はさておき「ゾンビデオ」の話を……。鳥居さんはゾンビと人間のはざまで揺れる複雑な役柄でした。
「ゾンビであることに気づいてない」というキャラ設定なんですけど「気づいてない」ってなんだよ! みたいな。ホラーというよりはコメディみたいなもんですよ。ポップな映画です。撮影は去年の夏で、とにかくコートがめちゃくちゃ暑かったので、快適に過ごそうと考えました。それと最初はアクションシーンもあって、1日ずっと練習してたんですけど、「尺の問題で」とか言われて全部カットされたんですよ!
――℃-uteのお2人と共演された印象は?
「今のアイドルっていろんなことやんなきゃダメなんだなー。そのギャップを男はいいと言うんだろうなー」と。やっぱりサマになってましたもん。矢島さん、血が付いたときめちゃくちゃ綺麗だった。血がついたTシャツを見て私、「それ私服ですか?」って聞いちゃって、現場が変な空気になったりもしたけど(笑)。中島さんとは、すごい探り探りのまま喋って終了しました(笑)。
――ご自身で映画作りをしたいと思ったことはありますか?
映画監督の知り合いがいるので、そういうのをよく観ます。撮りたいとは思いますけど、難しいだろうし、お金もかかる。
――もし時間も予算もたっぷり使えるとしたら?
そしたら私が書いた小説を映画化したいです。テーマは「人の心」にしたい。
――最後に「ゾンビデオ」の見どころを教えてください。
「世界一キュートなゾンビ映画」と言いながら、やっぱり怖いところもあるので、劇場の迫力ある大画面で3Dメガネをかけて観てほしいです。
――3D対応の作品ではないと思うのですが……。
対応してなくても、まず3Dメガネをかけることに意味があると思うので、かけてください。
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