12月3日(土)の「
「MHK」は毎月第1土曜日に放送されているダウンタウン松本人志のコント番組。レギュラー放送の第1回では相方の浜田と約10年ぶりのコンと共演を見せたが、来月放送の第2回は、
コントには、厳格な司令官(松本人志)のもと、日々悪と戦うヒーローのイエロー(板尾創路)、ブルー(東野幸治)、グリーン(ケンドーコバヤシ)、レッド(小籔千豊)、ピンク(友近)が登場。そんな彼らをコントロールする教授・敷島(木村祐一)が悪の化身・ワルキング(笑い飯・哲夫)にさらわれ、ヒーローたちは救出に燃える。さらに、ピンクにライバル心を燃やす女怪人(椿鬼奴)、ヒーロー戦隊の不祥事を狙うスクープカメラマン(岡本信人)が現れ、事態は混乱。そこに、何かを暗示するかのように、もう1人のヒーロー・ブラック(笑い飯・西田)が長い旅から戻り……。
一昨日18日には、都内でヒーローの戦闘シーンと、ヒーロー戦隊の基地シーンを撮影。松本のほか、10年ぶりにテレビのコント番組で松本と共演する板尾、東野、木村も集合し、まずは本読みでそれぞれの間合いを確認してから、台本に描かれたコントの世界観を少しずつ立体化させていった。ワルキング役の哲夫が煙幕を投げるシーンでは「もう少し動き早ならない?」と松本自ら立ち上がって演技指導。ヒーロー戦隊の倒れ方やキックを実演して見せたり、時折アドリブでセリフをリクエストする場面も。また、モニターを注視しながら細かな画角にもこだわっていた。
松本が過去最多カット数に挑んで描く、まったく新しいヒーロー物語。果たしてどのようなコントになっているのか、放送をお楽しみに。
「MHK」出演者コメント
松本人志:このコントは、編集泣かせの過去最多カット数コントになるでしょう。
板尾創路:話をいただいたときは、懐かしさというより純粋に楽しみやなって思いました。松本さんを中心としたコント番組はほんとに久しぶりなので、昔からのファンの皆さんにはもちろん楽しみにしていただきたいですし、またヒーローものは、やる人も見る人もワクワクするような題材だと思うんで、よりたくさんの人に見ていただきたいですね。
東野幸治:今日はほんとに楽しくて。NHKさんですから、すごくゆっくりした感じの収録でしたね。ひとつのコントに10時間の収録はすごいです。これまで自分が経験してきたコントの4倍、5倍くらいの時間かけてると思います。声をかけていただいたときは、すごく嬉しかったし、台本読んだら変わってるコントだったので、「どう撮んのやろ」って想像してました。一連の流れで撮ってないので、どんな風に編集されるのか楽しみですね。「ごっつええ感じ」とはまた関係なく、これまで松本さんのコントを知らない人にもぜひぜひ楽しんでいただきたいと思います。土曜日寝る前に笑っていただいて、また日曜日に思いだしたらもっと面白くなってると思うので、日曜日まで楽しめるコントです。
木村祐一:今年の夏過ぎくらいに、松本さんから直接、ちらっと声をかけていただいて、その後正式に話が決まって、ワクワクしながら台本読んで、相変わらず面白くて、それからもうすごく楽しみでした。後は、現場に行って、松本さんに100%お任せすれば必ず面白い作品になるという確信を持って今日は来ました。以前からもそうですが、コントがしっかり作りこまれているというのはわかっているので、その中で自分は、健康体で来て、メイクして、衣裳つけて、与えられた言葉を喋って、それ以上でも以下でもない自分で務めています。
ケンドーコバヤシ:松本さんとのコントは初めてですが、今回のお話をいただいたとき、不思議とそんなに気負うことはなかったですね。実際の収録では、「こんなんではあかん」というくらい笑ってしまいました。「もしかしたらシリーズ化するのでは!?」と思うような内容だったので、ぜひまたこの設定でコントに参加できたらと思いますね。
小籔千豊:「ダウンタウンのごっつええ感じ」や「夢で逢えたら」を見ていた世代なので、自分にとってのビッグビジネスですし、すごく光栄です。恐縮もしましたが、松本さんとご一緒できて、本当に笑けてしまうくらい面白かった。昔テレビで見ていた人と共演するなんて、僕も売れたなあと。松本さんのコントを見て育った方にはぜひ見てほしいですし、そうでない皆さんも、この世界感はぜったい見るべき! 見てほしいです。
笑い飯・西田:テレビで見てた人らばっかりだったんですごく緊張してたんですが、僕はわりと1人だったんで、のびのびできました。ただ鼻から下しか映ってないので、そこでわかってもらえるかどうか……。「え? 出てたっけ?」ってなるかもわからないんで、探してほしいですね。台本読んでるだけでは、どういう感じになるのかまったくわからなかったんですが、松本さんが「これもっとアップで撮ってほしい」とか「こっちのほうが面白いからこうしよう」とかおっしゃって、「ああこういう風になるんだ」ってすごくびっくりしました。ただこれだけは言っておきたいんですが……哲夫のほうが出番としては多かったんですけど、僕のほうが役としてのオファー来たの先だよっていうのは。「あれ? 俺のほうが役決まったはずやのに、結果哲夫のほうがよう出てるやん。なんやねん……」ってちょっとひっかかりましたけど。
笑い飯・哲夫:最初、相方の西田に声がかかって、うらやましいなあと思ってたんで、その後僕にもお話いただいて、飛び上がるくらいうれしかったです。結果、僕のほうが遅くまで働かせていただいて「勝ったな」と思ってます。自分の撮影のときに松本さんがこっち向かってきて、「今日、立ちあがった松本さん初めて見た!」と思うと同時に、「俺だいぶ間違ってるな」と反省したんですけど、2回目のときには褒めていただいたんで、おいしいとこいただけたなと思ってます。本読みでは、手袋してて手が滑ってページをうまくめくれずに、「イヒヒ」だけのセリフやったのにタイミング間違って迷惑かけました。それと、教授を捕まえているときに木村さんをギュッと強く握りすぎてしまって、その度に木村さんに謝って、ちょっと謝りすぎてしまったことに反省してます。こういうおもしろい番組がもっとできるように、受信料払っていただけたらと思います。
椿鬼奴:二言セリフがあって、それを角度変えて撮る、ということだったんですが、テスト本番でやってみたのがOKになってしまったので、良かったのか悪かったのか……。ただ、セクシーアピールで声のトーンは低めにしたつもりです。松本さんからは、「いつものメイクからマイナーチェンジしてみたら」ってアドバイスをいただいて、鼻のところに少し返しを入れてみたので、そこを見ていただけたらと思います。
友近:戦隊モノのイメージは様々あると思いますが、このコントはその概念にまったくとらわれていないんです。ヒーローも普通に遊んでいて、“アホを一生懸命楽しんでる”、そういう世界が良いなあと思いました。しっかりしているようで、実はレッドが一番アホだったり。普通じゃない、戦隊モノです。言葉遊びが1つ1つおもしろいので、1つ1つ聞き逃さず見ていただきたいです。
岡本信人:松本さんのコント、とても楽しかったです。僕だけ(俳優ということで)芸人の方とは違う、お芝居をしに来たという気持ちなので、それがコントと言えるのかわかりませんが、そこを見ていただけたら幸いです。最初、ドラマの台本のようにはピンとこないところはあったんですが、本読みしたらやっぱりすごく面白いんです。やっぱりコントとしてすごくよくできてるんだなと思いました。芸人さん同士の息もすごく合っていて、皆さんチームワークというかお互いをすごくわかっているという感じがしたので、そこにどこまで自分が溶け込めているのかわかりませんが、放送が楽しみです。
「松本人志のコント MHK」
NHK総合 2011年12月3日(土) 23:30 ~ 23:59
出演者:松本人志 / 板尾創路 / 東野幸治 / 木村祐一 / ケンドーコバヤシ / 小籔千豊 / 笑い飯 / 友近 / 椿鬼奴 / ほか
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