たかじんの討論番組にビートたけし乱入、メディア論を語る

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5月16日(日)放送の「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ系)にビートたけしが初出演する。

「たかじんのそこまで言って委員会」(読売テレビ系)のロゴ。

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番組では委員長のやしきたかじんと副委員長の辛坊治郎が司会進行を務め、毎回パネラーを交えてさまざまな社会問題について徹底討論。たかじん独自の視点や関西ならではのトーンで繰り広げられる激論が人気となっている。

今回は「緊急メディア論スペシャル!日本のメディアに明日はあるか!?」と題し、メディアを代表する論客たちが登場。初登場となるジャーナリストの田原総一朗を始め、著書「電波利権」で放送業界のウラを暴いた元NHK局員で経済学者の池田信夫、「電波少年」の“T部長”でおなじみの土屋敏男日本テレビエグゼクティブディレクター、総務大臣の原口一博ら豪華な顔ぶれがそろった。

第一章の「メディアの暴走」では“日本のメディアの姿勢は正しいのか?”、“ジャーナリズムは大衆迎合化しているのでは?”というテーマで激論が展開。日本メディアの脆弱な面が次々と浮き彫りになる。

第二章「テレビの現状」では“テレビバラエティは萎縮しているのでは?”、“政府とメディアの関係性の問題点”などについて議論しているところに、突如ビートたけしが乱入。たけしの出演を聞かされていなかった出演者は一堂騒然となる。「大阪で好き勝手なことを言っている番組だと噂になってるよ」と称賛の言葉で同番組を讃えたたけしは、「昔のテレビは面白かった」という意見に反論。かつて「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」を制作した土屋とともに、「バラエティーの基礎をやり尽くしてしまった感がある。そのひずみが来ているのではないか」と制作者の立場も視野に入れた持論を展開する。また、放送倫理と法令の遵守のために設けられたテレビ局の“コンプライアンス部”についても言及。テレビにおける芸人の役割について思いの丈を述べる。

各界の著名人が考える日本のマスメディアのあるべき姿とは。バラエティ番組の今後が気になるお笑いファンにとっては、貴重な意見が聞ける絶好の機会となりそうだ。放送地域の人は、めったに聞くことのできないたかじんとたけしが交わすテレビ論に耳を傾けよう。

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