おぎやはぎがリソナーと「メガネびいき」10周年フェス満喫、山里妄想も

2006年秋にスタートした「木曜JUNK おぎやはぎのメガネびいき」（TBSラジオ）の10周年を祝う「おぎやはぎのメガネびいき10周年記念イベント」が昨日7月29日、東京・めぐろパーシモンホールにて行われた。

これは番組にとって初となる単独イベントで、会場にはおぎやはぎをはじめ、南海キャンディーズ山里、森山直太朗、Charisma.com、おのののか、金萬福、ハライチ岩井といった番組ゆかりのメンバーが続々登場。金萬福による開演宣言を皮切りに、全体を通して「メガネびいき」流のフェスと銘打たれ、“クソメン＆クソガール”からなる会場のリスナー、通称“リソナー”たちを音楽と笑いで存分に楽しませた。

番組の人気企画「アイドル妄想総選挙」の特別編が始まると、山里が女性芸能人にまつわる妄想ストーリーを次々と繰り出していく。しかしおぎやはぎからは、「うちのリスナーの前でなんてことを言うんだ！」（小木）、「気持ち悪ぃーな！」（矢作）などと散々な言われよう。山里は「妄想の中では自由というのが僕たちのルールじゃないんですか？」と途方に暮れる。一方で小木による女性戦略「小木じらし」について矢作が詳しく解説する場面もあり、山里は2人の妄想トークを笑顔で楽しんでいた。

森山は自身の「夏の終わり」や、以前番組内にて即興でメロディを付けた楽曲を披露。おぎやはぎはその歌声に感動してみせた反面、「どちらが森山直太朗に似ているか」を競うモノマネ対決で会場の笑いを誘い、森山を困惑させる。続けて作家のオークラが味わい深い歌とギターの腕前を見せると、おぎやはぎは膝から崩れ落ち、涙を浮かべるほどの大笑い。矢作は「俺たち、これで20年大爆笑してるんだぜ？」とこれまでの交流の深さを伺わせる。さらに彼らのもとへハライチ岩井が合流し、矢作から「すごく歌い方にクセがあるよね」、小木から「自分で気付いてないの？」と評されるほど独特な歌声をホール内に響かせた。

そのほか当日栃木に滞在していたアンタッチャブル山崎とおぎやはぎとの電話、AD水野による客席のリソナーへのインタビュー、人気コーナー「週刊・おぎやはぎ批評」など、フェスは盛りだくさんの内容。エンディングに番組おなじみのかずこさん（仮名）が登場すると、そのあえぎ声と森山の「さくら（独唱）」が重なる不穏なハーモニーで客席に大きな笑い声と拍手を巻き起こす。やがて壇上のスクリーンには、クソガールの1人・阿部真央の歌声が流れる中、番組ゆかりの写真の数々と共に番組からリソナーへの感謝のメッセージが上映され、2時間を超えるフェスは幕を閉じた。

なおこのイベント当日には、初の番組本「TBSラジオ『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』オフィシャルブック『めがね』」（辰巳出版）が発売された。おぎやはぎのトークの活字化をはじめ、リスナーを熱狂させた人気企画の紹介、数々の事件や事故の詳細なリポート、番組と親交のある著名人の録り下ろしインタビューなどが収録されたムック本だ。