オードリー若林がD関で飯尾にリベンジ、壮絶なワードセンス勝負に会場熱狂

昨日9月27日、東京・ルミネtheよしもとにて「ダイナマイト関西2015～事務所対抗団体戦」のトーナメント1回戦第4試合「浅井企画 VS ケイダッシュステージ」が開催され、ケイダッシュステージ軍が勝利したのは既報の通り。この記事では激戦の模様をレポートする。

先鋒戦では、浅井企画軍のイワイガワ岩井とケイダッシュ軍のマスオチョップ松本がいきなり白熱した試合を展開し、引き分けのまま両者退場。ケイダッシュ軍の次鋒・ハマカーン神田はスピーディーに回答を連発し、エネルギー平子を3対0で下す。続くインデペンデンスデイ久保田との対決でも快調なペースで攻めていくが、久保田も負けじと笑顔で答えを繰り出していく。ニコニコとした表情を絶やさない彼らにバッファロー吾郎Aは思わず「2人ともなんて楽しそうに大喜利するんだ！ 熟考してる時間がない！」とコメント。最後には久保田が神田の持ち点をすべて削り次戦に進んだが、次の相手であるどきどきキャンプ佐藤の前に惜しくも敗れてしまった。

ややリードを許した浅井企画軍からは副将・ウド鈴木が登場。客席に手拍子を促しながら現れたと思えばUターンで舞台袖にハケてしまったり、司会の浅越ゴエを回答者席に座らせようとしたり、大喜利が始まる前からボケ放題で場を盛り上げる。完全に会場の空気を掴んだウドは大喜利も絶好調。対戦相手のどきどきキャンプ佐藤からあっという間にすべてのポイントを奪取した。

相方の仇討ちという形で現れたどきどきキャンプ岸は「目の前で相方が化け物に殺された瞬間を目撃しまして、複雑な気分ですけど、ぶっ倒してみせます」と銃を突きつけるポーズでウドを威嚇。しかし場の流れを支配し続けるウドの前に健闘むなしく敗北してしまった。ケイダッシュ軍最後の砦となった大将・若林は、ダイナマイト関西常連の意地を見せ、ウドをもしのぐ勢いで拍手笑いを量産。相手の持つ4ポイントをすべて奪い、ずん飯尾との大将戦へ持ち込んだ。

昨年に東京・浅草公会堂で行われた「ダイナマイト関西2014～全日本大喜利選手権 決勝トーナメント大会～」の決勝で飯尾に敗れている若林は、「リベンジしてみせます」と気合十分。因縁の対決は両者一歩も引かぬ局面へ突入する。特に「日本一地味な高校生につけられた、日本一地味なあだ名とは？」というお題では、2人が己のワードセンスをぶつけ合う展開に、会場の熱気は最高潮に。壮絶なポイントの削り合いの末、最後は2対1という僅かな点差で若林が勝利を収める。浅越から勝因を聞かれたケイダッシュ軍のリーダー佐藤は「昨日、相手の順番とかを全部予想したんですけど、それが完璧にハマりました。自分を褒めたいです！」と興奮気味に語っていた。

そのほかエキシビジョンマッチとして、各界のVIPに扮した芸人たちが持ち点3点で争う「超VIPサバイバル」も実施された。ここではじゅんいちダビッドソン、シューレスジョー、椿鬼奴、ガリットチュウ福島、こりゃめでてーな伊藤、バッファロー吾郎・竹若の6人がそれぞれキャラになりきって登場。本田圭佑のモノマネで「長友」絡みの回答を出し続けるじゅんいち、手塚治虫の扮装でマンガ「シャコタン☆ブギ」を片手に大喜利を行う福島などが爆笑をもぎ取っていく中、最後には桃井かおりに扮した椿鬼奴が勝ち残った。

次回のトーナメント準決勝第1試合「ASH&Dコーポレーション VS 吉本20世紀軍」は、10月24日（土）に東京・ルミネtheよしもとにて開催。メンバーは、ダイナマイト関西オフィシャルサイトなどで追って発表される。