ナタリー PowerPush - SCOTT MURPHY×ぱすぽ☆

アニソンカバーで初コラボ 日米異色対談実現

ジャンケンで負けてベースを弾くことに

──ぱすぽ☆の皆さんからスコットさんに訊いてみたいことってありますか?

根岸 まず、曲を作ってアレンジするときって、どうやって進めていくんですか?

スコット 普通は歩きながらメロディが出てきて……。

根岸 おー、カッコいい!

スコット で、家に帰ったらギターでコードを付けて。または、最初からギターで曲を作ったり。

根岸 じゃあ、音楽がもう日常なんですね。普段からずっと音楽のことを考えてるというか。

インタビュー風景

スコット 子供の頃からずっとミュージシャンになりたいと夢見てましたから。でも、高校生のときにバンド組んだんだけど、まさか今、日本でこういうことをやることになるとは思わなかったです。

 楽器の弾き方はどうやって勉強したんですか?

スコット 子供のときにピアノを独学で弾くようになって。

増井 独学!? すごい……。ギターやベースはいつ頃から始めたんですか?

スコット 初めてバンドを組んだときはギターをやりたかったんだけど、友達もギターをやりたくて、ジャンケンをしたら僕が負けてベースを弾くことになって(笑)。

 ジャンケンなんだ(笑)。

──ぱすぽ☆の皆さんは何か楽器は?

 できるようになりたいですね。

佐久間 私、ギターのFコードでつまづいて、今は楽器と疎遠になってるんです(笑)。

スコット Fコードが弾けたら、たぶんなんでも弾けるよ。

──ぱすぽ☆がステージで楽器を弾き始めたら、相当すごい絵になりますね。

根岸 でも前から、将来的にはバンドもできるユニットになりたいねっていう目標があって。みんな各自練習していると思うんですけど(笑)。

──楽器の割当は決まってるんですか?

根岸 漠然とですね。

 個人の中でやりたいものを、とりあえず。

──じゃあ10人中ギターが9人みたいなことも?

根岸 あり得ますね(笑)。

 そうなったらジャンケンかな。

佐久間 みんなギターがいいって言ったら私、カスタネットかトライアングルにしようかな(笑)。

アイドルグループが生まれる仕組みがわからない

──スコットさんからぱすぽ☆のメンバーに何か訊いてみたいことはありますか?

スコット アイドルグループがどうやって生まれるのか、その仕組みがわからなくて。ぱすぽ☆はどうやって結成されたんですか?

インタビュー風景

根岸 「アイドルグループを作るぞ」っていうことでメンバー募集があって。集まった中からファンの方々から投票していただいて、この10人が決まったんです。で、ロックをやろうっていうことが漠然と決まって、今のガールズロックユニットになりました。

スコット 皆さんいくつぐらいなんですか?

佐久間 一番上が19歳で、今度ハタチになるよね。私はこないだ19歳になったばかりです。

 18歳です。

根岸 18歳です。

増井 16歳です。

スコット (増井に)年下だと、みんなからいじめられない?

増井 そうなんですよー(笑)。

根岸 何言ってんのー!?(笑) みんな優しいお姉さんですよ?

電車の中で大人が漫画を読んでいてビックリした

佐久間 あ、ひとつ気になったことがあるんですけど、スコットさんのCDジャケットってカワイイキャラクターを使ってますよね。どうしてこういう感じになったんですか?

スコット 以前コンサートグッズでタオルを作ったときに「スコット・マーフィー」って文字だけだとつまらないかなと思って、オリジナルキャラクターを作ったんです。それから、ジャケットでも使うようになって。

 へえー。めっちゃカワイイですね!

──今回はアニメカバーということで、ジャケットではアニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」ともコラボレートしてます。スコットさんはこのアニメ、知ってましたか?

スコット レコード会社の担当さんに教えてもらって、DVDを観ました。このアルバムで何か面白いことができたらいいなってときに、担当さんがこのアニメが大好きだからコラボしたいって言ったので、だったらやってみようということになったんです。

──このアニメの、ツンデレみたいなものってアメリカにもあるんですか?

スコット ないですねー。

増井 あははは、ないんだー(笑)。

──アメリカ人のスコットさんから見て、日本のアニメやマンガってどう映りますか?

スコット 最初日本に来たとき、電車の中で40~50歳の大人がマンガを読んでいて、すごくビックリしました。アメリカではマンガを読む大人はほとんどいないし。そういう意味でも日本のアニメやマンガはすごいですね。あと面白いのが、音の表現……擬音? アメリカのマンガだったら車のクラッシュ音は「バガガガシュー!!」とか特に決まった表現はないのに、日本のマンガだと……。

 「バンッ!」

スコット そう、「バンッ!」っていう音に決まってる。そういったところにも、日本のオリジナリティが感じられて興味深いですね。

──なるほど。それでは最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

スコット このアルバムは子供から大人まで楽しめる内容になっていると思います。今は日本が震災の影響でいろいろ落ち込んでいると思うので、このアルバムを聴いて元気を出してもらえたらうれしいですね。

インタビュー風景

ニューアルバム「GUILTY PLEASURES ANIMATION」 / 2011年6月29日発売 / 2000円(税込) / UNIVERSAL J / UPCH-1838

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CD収録曲
  1. サザエさん(宇野ゆう子)
  2. おどるポンポコリン(B.B.クィーンズ)
  3. はじめてのチュウ(あんしんパパ)
  4. ブルーバード feat. ぱすぽ☆(いきものがかり)
  5. ルパン三世のテーマ'78(大野雄二)
  6. タッチ(岩崎良美)
  7. 創聖のアクエリオン(AKINO)
  8. 君をのせて(井上あずみ)
  9. およげたいやきくん(子門真人)

<ボーナストラック>

  1. 世界の果てへ ~Around The World
スコット・マーフィー

スコット・マーフィー

アメリカ・イリノイ州シカゴ出身の男性ロックアーティスト1995年にメロディックパンクバンドALLiSTERを結成し、インディーズやメジャーから数々のアルバムを発表する。2001年に初来日公演を成功させ、これがきっかけとなり日本に興味を持ち、独学で日本語をマスター。2006年には自身がお気に入りのJ-POPナンバーを日本語でカバーした楽曲を含むアルバム「GUILTY PLEASURES」をリリースした。

2007年にELLEGARDENとともに全国33カ所におよぶ大規模なジャパンツアーを行うが、ツアー終了後にバンド活動を休止。以後、ソロ活動をスタートさせ、「GUILTY PLEASURES」シリーズを定期的に発表している。また、2009年には全曲オリジナルによるアルバム「Balance」もリリース。2010年にはALLiSTERも再始動させ、精力的な音楽活動を続けている。

ぱすぽ☆

ぱすぽ☆

2009年に10代の女性10人で結成されたアイドルグループ。「空」「旅」をコンセプトに、同年11月からライブ活動をスタートさせる。ガールズロックユニットと呼ばれるにふさわしく、ロックを根底にした楽曲とパワフルなパフォーマンスが魅力で、フライト(ライブ)を重ねるごとに着実に人気を集めていく。2010年3月に1stシングル「Let it Go!!」をインディーズからリリース。その後も数々のイベント出演で知名度を高め、12月には初のアルバム「TAKE☆OFF」を発表した。2011年5月にはユニバーサルJからシングル「少女飛行」でメジャーデビュー。本作がオリコンウィークリーチャートで初登場1位を獲得する快挙を成し遂げる。7月16日にSHIBUYA-AXでのワンマンライブを予定。8月24日にはメジャー2ndシングル「ViVi夏」の発売を控えている。