新しい音楽の発表方法や、派生して広がった音楽の輪。
その中心には彼女の歌声が響いていた……。そんな10年だったと思います。
10周年おめでとうございます。これからの進化も楽しみです。

「Tell Your World」livetune feat. 初音ミク

初音ミクを中心とした世界が表現された、GoogleのテレビCMでこの曲を聴いて、
今も尚、広がり続けている。ということを歌った、素敵な曲だと思います。
そのCMには、今一緒にユニットをやっているメイリアも、僕も、ちょこっと出演しています。

ミクさん、10周年おめでとうございます。いま、ニコニコの自分のボカロ曲のマイリストを覗いてみたんですが、僕がニコニコで発表したボカロ曲は合計で13曲。大袈裟でもなんでもなく、そのたった13曲のボカロ曲で、僕の人生は変わりました。この世にVocaloidというものがもし存在しなかったら、僕は多分、とっくの昔に音楽を辞めていたと思います。ネットの向こうの、知り合うはずのなかった顔の見えないボカロPたち、住む世界もジャンルも違うさまざまな人たち、そんな、本来なら絶対に交わらない点と点でしかなかった僕らを線で結んでくれたのがあなた（初音ミク）でした。この世に生まれてくれて本当にありがとう。

あまりにも鉄板過ぎる曲かも知れませんが、単に好きな曲を挙げるだけだと本当にキリがないので…僕がVocaloidを始めるきっかけになった曲を挙げます。ryoさんの「メルト」です。まず、ネット上の顔も知らない誰かがこんなに良い曲をアップしていることが衝撃で、そしてVocaloidの存在を知り、「俺にもできるかな」と思って速攻でボカロを買いに行ったのを覚えています。最初の頃は初音ミク自体が品薄で、ソフトが届いた・届かないでみんなわいわい盛り上がってましたね。懐かしいなぁ。

思えばもう何年も一緒に作品を作ってきたので、ソフトと一言では言えないような愛着があります。
これからもよろしく。初音ミク10周年おめでとう。

sasakure.UKさんの「カムパネルラ」。
ボーカロイドというものを知って調べ始めた頃に、何の気なしに観て、感動しました。今でも好きです。

初音ミク10周年おめでとうございます。発売されて出会ったのは僕が高校生のときです。僕に歌を作るきっかけをくれて、今の形で音楽を作れているのは誇張なく初音ミク(と曲を聴いて知ってくれた方たち)のおかげです。これからも、なにとぞ。

ぽわぽわP（椎名もた）の「そらのサカナ」です。

僕のライバルでもあり、友達でもあった人で、ぽわくんを知ったきっかけの曲でもあります。初めて聴いたときに衝撃を受けて、ずっと好きな曲です。

初音ミクに関わるすべての方々、10周年おめでとうございます、と言ったらよいのでしょうか。 初音ミクという概念のお祝いの仕方に戸惑っておりますが、とても素敵なことには違いないと存じます。 祝い方すら一筋縄にはいかない不思議なカルチャーとして、これからもインターネットやエンターテインメントを掻き乱してくれる未来が楽しみでなりません。

「アルビノ」buzzG

綺麗事なんて一切なくて、現実感だけを伴いながらも勇気付けられる力強いリリックが、まさに当時の自分にとって欲しかった救いでした。 そういったテーマが従来のポップスシーンで扱われにくかったこともあって、より一層ボーカロイドというシーンに興味を覚えた記憶があります。

初音ミク10周年おめでとうございます！
僕が初音ミクを知ったのは発売して間もなくですので、その頃から10年経ったのかと思うと素直に感慨深いものがあります。実際に使い始めたのは2009年ですので、初音ミクと向き合うようになってから約8年でしょうか。新しいテクノロジーと出会えた喜びとともに全力で駆け抜けた8年でした。初音ミクを始めとしたVocaloidは僕の楽曲に命を吹き込んでくれて、音楽の新しい可能性、新しい在り方を教えてくれました。
今までも、これからも、僕のように何者でもない人達の命の素として存在し続けてほしいです。

他人の子を褒めたいのは山々なんですが、隣の芝生は青いと言った感じで見っともなくなりそうですので、手前味噌になりますが自分自身の楽曲を挙げさせていただきます。
2010年発表、「アルビノ」です。
この楽曲は音楽的にも、数字的にもあらゆる面でブレイクスルーになった曲でたくさんの方々に評価していただいた曲です。制作もかなり時間がかかってしまい、まさに産むことの苦しみを強烈に味わった曲でもあります。初音ミクと初めて本気で向き合った曲とも言えます。今でもたまに聴いては襟を正しています。

これからも続くミクの歴史の中で、おそらく一番刺激的な10年間を一緒に過ごせたことはとても大きな経験でした。ミクのおかげで、普通では見れないような景色をたくさん見ることができました。ミクへの恩返しは曲を作り続けることだと思うので、これからも気張らず楽しくやっていきたいです。

1曲に絞るとなるとすごーく難しいのですが、強いて挙げるならkzさんの「ストロボナイツ」です。ボカロ曲を作る前、狂ったように聞いていました。アップテンポなボカロ曲が多い昨今ですが、やっぱり僕はミドルテンポのボカロ曲が好きです。

初音ミク10周年おめでとうございます！ 気付けば発売から10年も経っていたことに素直にたまげました。中学生の頃、初めて初音ミクを聴いたときのことを今も覚えています。10年近くが経って、自分がボカロPとして今活動できていることがとても不思議な気持ちです！

wowakaさんの「僕のサイノウ」です。本当にたくさん好きなボカロ曲はあるんですけど、昔聴いていたその曲たちをもう一度聴いたとき、この曲が一番当時の気持ちが蘇ってくる感じがしました。なぜか自分も曲を作ってみたいと思ったのを覚えています。