初音ミク生誕10周年に寄せて ボカロP 34人アンケート

初音ミクの10年 ~彼女が見せた新しい景色~
  • Crusher-P

    代表曲「ECHO」など

    Crusher-P
    初音ミクについて

    I became interested in Vocaloid right after Hatsune Miku's debut, when I was 12 years old. Being able to grow side by side with Miku has been a special, amazing experience for me. If it weren't for her, I would have never tried to write music at all in the first place.

    私は12歳のとき、初音ミクが誕生した直後にVocaloidに興味を持ちました。ミクと一緒に成長できたことは、特別で素晴らしい経験となりました。彼女の存在がなければ、私は音楽を作ろうとは思わなかったでしょう。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    My favorite Vocaloid song of all time is ワールズエンド・ダンスホール by Wowaka. I hadn't known much by Wowaka at the time other than Rolling Girl, which I also did like. However, I became a true fan after hearing the chorus of the song. Since then, I get excited for every chorus of his songs I hear. I've been listening to アンノウン・マザーグース non stop lately!

    私が一番好きなVocaloid曲は、wowakaさんの「ワールズエンド・ダンスホール」です。「ワールズエンド・ダンスホール」を聴くまでは、wowakaさんの曲は「ローリンガール」以外知らなかったのですが(もちろんこの曲も好きです)、「ワールズエンド・ダンスホール」のコーラスを聴いたあと、wowakaさんの本当のファンになりました。それ以降、彼の楽曲のコーラスを聴くたびに興奮しています。今は「アンノウン・マザーグース」をノンストップで聴いてます!

  • 黒うさP

    代表曲「千本桜」など

    黒うさP
    初音ミクについて

    まずは10周年おめでとうございます!
    自分は初期から視聴していたので時間が経つのは早いなあと感慨深いです。
    1つのコンテンツが10年の長い間支持されるというのはとても大変なことだと思います。
    どんどんと世代が交代していっても、願わくば今後も1つの文化として根付いていってくれることを!

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    沢山あるのですが、やはり最初に聴いた曲の「みくみくにしてあげる」を挙げさせて頂きます。
    この曲がなければもしかしたらここまでの盛り上がりがなかったかもしれません。
    そして同時に著作権等さまざまな問題を露わにし、たくさんの人が長い時間をかけて解決してきた曲でもあります。
    自分でもいろいろ考えさせられた曲でもありとても印象に残っています。
    小難しい話は抜きにしてもとても好きですよ!(笑)

  • cosMo@暴走P

    代表曲「初音ミクの暴走」など

    cosMo@暴走P
    初音ミクについて

    10周年おめでとうございます。 次の10年はどうなるか楽しみにしております。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    1つに絞るのはなかなか難しいんですが、ハチさんの「マトリョシカ」を挙げます。
    これほどに愉快な曲もなかなかないかなーと思うので。

  • 小林オニキス

    代表曲「サイハテ」など

    小林オニキス
    初音ミクについて

    初音ミクが発売されてブームが始まった2007年8月末からの数カ月間。ここ10年の自分の人生を振り返った際に、最初に思い浮かぶのは決まってこの時期のことです。当時は品薄状態でなかなか手に入らなかった初音ミクをようやく購入し、ものすごく焦って、懸命に曲を作っていたことを思い出します。 「早く曲を公開しなければブームが終わってしまう!」と、そんな風に思いながら、盛り上がっている祭に乗り遅れることなく参加したい一心で作っていました。同じようなことを思っていたボカロPは、自分のほかにもたくさんいた気がします。たとえばこの頃、オリジナル曲を発表するボカロPたちの間には、“最初にワンコーラス程度のショート版の曲を公開して、あとからフルバージョンを作る”という慣習がありました。それはおそらく「未完成でもいいから早く公開したい」という皆の焦りの気持ちから生まれた慣習であり、初音ミクのブームはそれほど長くは続かないかもしれないと考えていた人が当初はそれなりに多かったことの表れだったように思います。終わると思っているからこその盛り上がりと熱狂が、この時期には間違いなくありました。 結局、初音ミクとボカロのブームはその後も途絶えることなく、とうとう10周年を迎えました。その間に初音ミクは世に広く知られるようになって定着し、最初期の頃の熱狂は今では違う形に変わりましたが、10年という年月を経たことで、初音ミクやボカロの文化は終わることなくこの先もずっと続いていくのだろうと今は確信しています。初音ミクの次の10年はどんなものになるのか? それを想像するととても楽しみであり、なんだか胸が熱くなるなぁなどと思ったりするのです。10周年おめでとうございます。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    bakerさんの「celluloid」。

    作詞・作編曲だけでなく、ケータイ電話で撮影した映像でPVも自作していて、作り手としてとても刺激を受けた大好きな曲です。自分の作品づくりの途中で悩んだり、初心に帰りたいときによく聴かせてもらっています。

  • koyori(電ポルP)

    代表曲「独りんぼエンヴィー」など

    koyori(電ポルP)
    初音ミクについて

    初音ミクを知ったのは大学生のときでした。
    仲間内でも話題になっていたし、DTMも少しかじっていたので、流行りに乗っかるような形で試しに使ってみました。
    その当時は「メルト」を始めとした名曲たちがニコニコ動画のランキングを席巻していて、しかも、その多くがパソコン一つ、人一人で作られていることを知って、震えて、自分にもできるんじゃないかと思って、本気で1曲作ってみようと思いました。

    そのときは、それが今に繋がるなんて、考えてもみませんでした。

    僕は小学生のとき、ギターを始めました。中学生のとき、パソコンに興味を持ちました。
    高校生のとき、バンドを組んで、DTMというものを知り、初めて曲を作りました。
    そして大学生のとき、初音ミクに出会いました。

    僕にとって、この出会いが一番最後の、重要なピースだったんじゃないかなと、今になって思ってみたりします。

    僕は貴女に出会わなければ、夢を夢のままで終わらせていたでしょう。
    貴女は僕に、夢を叶えるための力をくれました。
    感謝してもし切れませんが、10周年という、この場を借りて、お礼を言わせてください。

    ありがとう。
    どうか、これからも僕の曲を歌ってやってください。
    よろしくお願いします。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    ジミーサムPさんの「Fake Lover」です。
    当時、開始1秒でKOされた記憶があります。
    ここまでボカロを感情的に歌わせることができるのか、と思いました。
    後にも先にも、ここまで衝撃を受けたボカロ曲はないんじゃないかと思うくらいです。
    純粋なバンドサウンドにミクの声が映えます。
    今でも憧れてしまう、本当に素敵な曲です。

  • sasakure.UK

    代表曲「*ハロー、プラネット。」など

    sasakure.UK
    初音ミクについて

    ミク10周年おめでとうございます! 10年も経てば作る人も聴く人もそれを取り巻く環境も変わってゆくもので、2007年からミクの楽曲を発表している自分にとっては、こんな遠くまで来たのだなあ……としみじみする気持ちでいっぱいです。 自分が想い描いていた未来の姿とはまた違った世界になりましたが、こうして長く愛される存在でいてくれることが嬉しいです。これからもたくさんの人に歌を届けていってくださいね。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    好きな曲はたくさんあって、一番を決めるのはとても難しいですが、bakerさんの「celluloid」は、自分がつらいときや迷いそうになったときにふと立ち返って聴くことが多いですね。
    僕がはじめてボーカロイドに触れた作品でもあります。

  • すこっぷ

    代表曲「指切り」など

    すこっぷ
    初音ミクについて

    ちょうど作曲を始めたのがミクが誕生したのと同じくらいなのでミクの成長と共に自分も頑張ることができた気がします。
    たくさんのきっかけをくれて本当にありがとうとおめでとうを伝えたいです。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    「ODDS & ENDS」ryo(supercell) feat. 初音ミク

    単純に曲としてメロディやアレンジなどが好きなのもありますが
    何よりボカロと向き合う歌詞に心打たれました。
    いちリスナーとしても同じ作り手として聴いてもとても感動するし、
    今でも聴くたびにがんばろうって刺激をもらっている曲です。

  • 蝶々P(papiyon)

    代表曲「え?あぁ、そう。」など

    蝶々P(papiyon)
    初音ミクについて

    ボーカロイドという存在に出合わなければ、ここまで本気で音楽と向き合うことはなかったかもしれませんし、今こうして音楽を続けていることもなかったかもしれません。
    僕にとってはとても大切なパートナーであり、ボーカロイドシーンを共に歩んでこれたことは本当に幸せだと思っています。
    10周年おめでとうございます、そしてこれからもよろしくお願いします。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    好きな曲はたくさんありますが、最も衝撃を受けたという意味ではやはり「メルト」かなと。
    初音ミクが流行り始めた当初はミクに向けた歌詞やミク自身のことを歌うような歌詞の曲が多かったように思いますが、「メルト」が投稿され始めたあたりから作者である所謂ボカロPの作家性が強くなり、歌詞も作者からリスナーに向けたものに変化していった記憶があります。
    そういった部分でもボーカロイドの文化に与えた影響は大きかったのかなと思います。

  • デッドボールP

    代表曲「脱げばいいってモンじゃない!」など

    デッドボールP
    初音ミクについて

    ミクちゃんをお迎えしたとき、「いやいやこんなん絶対全員エロい曲作るやろwwww俺も作ったろwwww」と思い、ノリで作ったえっちな曲をミクちゃんに歌ってもらいました。
    しかしふたを開けてみたら、残念ながら、えっちな曲を作っていた人は非常に少数派で、大多数の皆様は普通の恋愛ソングだったり中二病な曲だったりなんかそんな感じの曲を作っていたのです。
    僕はこの現実が信じられませんでした。ミクちゃんのような、なんでも歌ってくれる可愛い女の子が家にいるのになんでえっちなこと言わせないんだ?修行僧なのか??と心の底から思いました。
    そして決意したのです。「誰も作らないんだったら我が家のミクちゃんに歌ってもらうしかない」と……。 そこからは痛みとの戦いでした。擦り切れた右手、HDDを圧迫する参考資料、そして足りないティッシュ……。過酷な環境に耐えながら僕は下半身から曲のアイデアを出し続けました。
    もうこれ以上は出ない、立っていられない、何度もそう思い休もうとしましたが、そのたびに僕を立ち上がらせてくれたのはミクちゃんの舌っ足らずな歌声としましまの布地、それから露出したわきの下でした。
    そんなこんなで我武者羅に何発も曲を出しまくっているうちに、ある日僕は周囲から注がれる変態的な視線に気付きました。
    常軌を逸した演奏者、頭のおかしいボカロP、命削ってる歌い手、ゾンビ化したレコード会社の人、そしてネットストーカーと化したファンの方々……気付いたらいろんな人たちが僕と、我が家のミクちゃんを見つめていたのです。
    正直、「うわっ」と思いました。考えてもみて下さい、窓を開けて全裸でスクワットをしていたら、大勢の観衆が窓からのぞき込んでいたようなものです。さすがにビビりますよね。
    でも残念ながら僕は見られることに興奮してしまうタチでしたので、僕の右手はますます加速し、インスピレーションがドピュドピュと湧き出るようになりました。
    デP名義で発表してきたさまざまな曲はこうしてできあがりました。シコシコと曲を作る僕を見守ってくださった変態の皆様、そして嫌な顔をしつつもなんだかんだで歌ってくれたミクちゃんのおかげです。

    ボカロ曲で一番好きな曲は?

    「なっとく森の歌 / 鏡音リン_オリジナル(?)曲」

    この曲以上の説得力がある歌詞を、僕は知りません。聴いた誰もが納得してしまうすごい曲です。
    純粋に「ああ~納得~」の部分が好きすぎます。