flumpoolが8月12日、Zepp Sendai Special Liveのために宮城を訪れ、その本公演を前に「宮城県中学合唱部応援ライブ」を行った。ナタリーではこのライブの模様を追った貴重なドキュメンタリー映像をお届けする。

flumpoolは4月9日よりスタートしたホールツアー「4th tour 2011 "Fantasia of Life Stripe ～僕達はここにいる～"」の仙台公演として、5月7日・8日に仙台サンプラザホールでライブを行う予定だったが、このライブは東日本大震災の影響で開催見送りとなっていた。

「仙台でぜひライブをやってほしい」というファンからの声が多く寄せられる中、メンバーはNHKの特別番組で宮城県仙台市と名取市を訪問。被災の状況を自らの目で把握するとともに、大きな被害を受けながらもいつもどおりの笑顔で生活を送る人々の姿に触れたことで、「できるだけ早いタイミングで仙台でライブを行いたい」と強く願うようになった。

その後、8月12日にZepp Sendaiが使用できるという連絡を受けたメンバーとスタッフは、この日程および会場が仙台でのライブが実施可能な最短のタイミングだったことから、急遽特別振替公演として「Zepp Sendai Special Live」の開催を決めた。そして当日の本公演を前に、同会場の日中の時間を利用して「宮城県中学合唱部応援ライブ」を行った。

この「宮城県中学合唱部応援ライブ」は、 flumpoolが「第78回NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部」の課題曲として書き下ろし曲「証」を提供したこと、この曲を聴いた宮城の学生から「励まされた」「この曲を歌うことで、前向きになった」といった声が多く寄せられたことを受けて実施されたもの。「宮城県内の合唱部のみんなをライブで励ましたい」というメンバーの強い意向により、コンクールに参加する宮城県内の中学校12校から167人が無料で招待された。

flumpoolは学生たちを前に全力のパフォーマンスを披露し、最後は山村隆太（Vo, G）の「一緒に歌おうよ！」という呼びかけで、観客を巻き込み 「証」を大合唱。ライブ終了後、メンバー4人は会場に集まった生徒たち全員と握手を交わし、音楽のご利益がある神社のお守りを手渡した。

コンクール課題曲「証」は、flumpoolのニューシングルとして9月7日にリリースされた。シングルには「証」のほか、日本テレビ系およびJ SPORTSにてラグビーワールドカップ番組のイメージソングに起用された「覚醒アイデンティティ」や「証～flumpool×Choir～ 合唱ver.」など合計6トラックを収録。初回限定盤は「証」の混声三部合唱譜面、メンバー撮り下ろしインタビューやビデオクリップ他を収めたDVDが同梱された“プレミアムホワイトパッケージ”となっている。