ナタリー PowerPush - doa

美しいハーモニーで聴かせる 出会いと別れ「Now and Forever」

最大の出会いはこの3人が会えたこと

──ちなみに、この曲がテーマとしている「出会い」に関連して、皆さんにとっての最大の出会いはいつですか?

大田 うーーーん。最大の出会いは、doaでしょうね。

徳永吉本 だいぶ悩んでたね(笑)。

大田 僕の場合、結構歳がいってからのデビューで、しかも2度目のデビュー(1度目はロックバンド「BAAD」として1993年に経験)なので、こんなことがあっていいのかと思ったし。絶対にないと思っていたことが奇跡のように起きたのは、2人に出会ったからこそです。

──2人とはどんな出会いだったのですか?

大田 徳永くんに、はっきりと「声が高いコーラスが欲しい」と言われて、これは僕にしかできないことだと思いました。声を合わせたときには「もう最高!」と感じたし。なかなか3人が歌えるというグループはありませんからね。

──吉本さん、徳永さんはいかがですか?

吉本 僕も最大の出会いはdoaですね。doaに入るまでは、遊びで知り合いのバンドに入って歌ったりということはありましたけど、ちゃんとした活動はしていなくて。でも徳永さんに出会って、本格的に歌おうと。それから大田さんは最初東京在住で、僕と徳永さんが大阪に住んでたから、会うまでに時間があったのですが、レコーディングした声を聴いて「すごいな」と。声の印象ではちゃらい人かなと想像してたんですけど(笑)、実際会ったときは草食系の人やなと思いました。

徳永 僕はEAGLESが好きで、音楽的にはEAGLESとの出会いが衝撃でした。EAGLESはメンバー全員が歌えるバンド。曲が変わるたびにボーカルが変わるし、みんなが歌うし、全員でハモる。あんなことができたら、と夢見ていたんです。大田さんとの出会いは、B'zさんのステージを観にいったときで。大田さんがサポートメンバーとしてコーラスをされているところを見て、あんなに高い稲葉さんの声の、さらに上の音でハモってる!と衝撃を受けたんですよ。それから吉本くんと最初に会ったときには、CROSBY, STILLS, NASH & YOUNGの「Woodstock」を歌ってもらったんです。吉本くんの、オーストラリア仕込みのネイティブな英語の発音がいいなと思って。それで、2人に会ったことで夢を実現できる、スタートラインに立てた、と確信しました。

──結成されて7年。多くの積み重ねがある今、3人でなければ生み出せない世界観もありますよね。

徳永 そうですね。doaの核である声は生き物なので、季節や気分でも変わりますし。例えば、誰か1人が風邪を引いて声が出なくなった……ということがあったら、その瞬間にすべてが崩れるんですよ。3人でハモっているので、自分1人の責任じゃないんだと。自分が抜けただけでdoaという「1」になれないという責任感はありますね。

──そして、ジャケットは青い空の下、まっすぐに伸びる線路、傍らに咲くサボテンの花が印象的ですね。線路はアメリカ横断鉄道なのかな?と想像してしまいます。

徳永 まさにそういうイメージです。ビデオクリップも、ジャケットのようにだだっ広い雰囲気を生かすように撮影しました。

「Now and Forever」ビデオクリップ

ニューシングル「Now and Forever」 / 2011年3月16日発売 / 1260円(税込) / GIZA / GZCA-4132

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CD収録曲
  1. Now and Forever
  2. I would be honest
  3. Maybe Tomorrow
doa(どあ)

吉本大樹(Vo)、大田紳一郎(Vo, G)、徳永暁人(Vo, B)からなる3ボーカルバンド。2004年に徳永を中心に結成し、同年7月にシングル「火ノ鳥のように」でメジャーデビュー。メンバー全員がメインボーカルを担当するスタイルで、叙情的な楽曲と美しいハーモニーを武器に活動している。ユニット名は、吉本大樹(大樹)のd、大田紳一郎(大田)のo、徳永暁人(暁人)のaからとられたもの。