あすかは男の夢を徹底したキャラ

──そして「まねこい」と同時連載中の「今日のあすかショー」のヒロイン・京野あすかです。毎回本人が望まないところで男性を誘惑してしまうという、これは近年まれに見る魅力的なキャラクターだな、と思いました。

ありがとうございます。「あすかショー」は、男の夢を描こう！ と。世の男が、というか僕自身が「あすかが何してたらうれしいかな」とだけ考えて描いてます。

──確かにセーラー服にスクール水着とか、男性の好きそうな王道ですね。

あすかのモデルになったのは、グラビアイドルの仲村みうさんで。あの子は14、5かそこいらの頃からかなり過激なことをしていたらしくて、なんていうかもはや清々しいですよね。これはすごく夢があるなと思ったわけです。

──夢、ですか……？

そのー、なんというか、こういう美人で透明感もある若い女の子がですよ、世にいる、あんまりそうでもないグラビアの人たちが「これ以上はダメー」とか言ってる限界をね、サラッと超えてしまうわけです。あ、でも、それ以上のえげつないことが見たいわけではないんですよ。未成年ですから、やっぱ、そういうのは切なくなっちゃうんで。つまり何でしょう、この子は、僕たちエロい大人が、合法的に楽しめるギリギリの夢を見せてくれるなあ、と！

──仲村みうって、若いのにこの人何があったんだろう、ってくらい虚無的な目をしてません？

そうなんですよね、グラビアなのに全然笑い顔がないし。それでなんか気になって。で、「制服放浪記」って写真集を買ってみたら結構いい笑顔で写っていて、なんだ、こんな笑顔できるんじゃないか、と。そのギャップにやられちゃいまして。こう、仏頂面してた女の子が自分に笑いかけてくれた、みたいな気分に……。

──（笑）。

僕は学生時代、非常に人としゃべったりできない人間だったんで、そういう些細なことですぐ好きになっちゃうんですよ、きっと。笑いかけてくれた、とかそんなことで。

──なるほど。あすかは笑いかけてくれるし、エッチな格好もしてくれるし、まさにモリさんの夢が詰まってるキャラですね。

もうほんと、「あすかショー」は売れて実写化してくれないかな、と。それで撮影現場を見に行くのが夢です。そのためにがんばりたいと思っています！