活力のある軍団

──ブルゾンちえみさんや平野ノラさんなど、ワタナベエンターテインメントの女性芸人が大活躍していますが、その理由はなんだと思いますか？

中村　ワタナベって画一的なルールがまったくなくて、その人が持っている唯一無二の部分を大事にしてくれるんです。特技は強化してくれるし、ダメなところを「そこが魅力だよ」って教えてくれることもある。その人しか持っていない魅力を引き出してくれるので、所属している女芸人のキャラクターは全員バラバラなんです。ほかと被ってないからどんどん売れていっているのかなと思います。

はな＆あいこ　その通りだと思います。

中村　わっ、中卒の2人が賛同してくれた（笑）。

はな　すごく噛み砕いて言ってくれてありがとうございます。

──ワタナベエンターテインメントには明るい女性芸人が多いような気がします。

はな　イモトさん、やしろ優さん、バービーさんみたいな明るい人たちに引き寄せられて新たな明るい人が入ってきている気がします。養成所はその人たちの一番輝ける部分を強化してくれるから、より活力のある軍団になってきました。いい循環です。どんどん色味が明るくなってきたような気がします（笑）。

しょうこ　嫌な先輩がいないのも大きいかも。明るくて元気でがんばっていて、後輩の面倒見もいい芸人さんばかりなんです。上が嫌な人だと後輩も嫌な人になっていきそうですけど、上がいい人だと、それに影響を受けていい芸人になるじゃないですか。本当にいいサイクルができているなと思います。

ミナコ　芸人の世界はやっぱり男の人が多いんですけど、ワタナベの男芸人の先輩は男女平等に扱ってくれるのでやりやすいです。

中村　異常なほど優しいよね。危ないほどに優しい。

はな　何度か「抱かれるんじゃないか」って思ったくらいです。全然何もなかったですけど。さすがに事務所の後輩芸人には手出さないっすわ（笑）。

あいこ　みんな優しいからワタナベのライブは楽しいです。

「女芸人No.1決定戦 THE W」の舞台裏

──皆さんは「女芸人No.1決定戦 THE W」の決勝に進出されましたが（参照：大泣きのはなしょー、嘘泣きの紺野ぶるま、喜び方さまざま「THE W」決勝会見）、同期からのメッセージはありましたか？（※このインタビューは「THE W」決勝の前日に実施）

あいこ　ブリリアンのコージが「おめでとうな」って電話くれました。

ミナコ　私はダイキから「おめでとう」ってLINEがきました。

しょうこ　ミナコ推しとあいこ推しがいるんだ（笑）。

はな　昨日、同期とライブがありまして。養成所のときは同期の人から認められている感じがしなかったんですけど、「THE W」の決勝に進出したときは喜んでくれて。「今度から『同期は、はなしょーです』って言うから」という言葉は素直にうれしかったです。

しょうこ　はなしょーが売れて、同期のチャンスを広げていきたいです。

中村　私が養成所を卒業したのは10年前なんですけど、今回の「THE W」で一番連絡くれたのが同期のみんなでした。すでに芸人を辞めている人たちとか私の元相方が「『THE W』の日はひさびさにみんなで集まって観戦する」と言ってくれて。

──同期から連絡がきたときは感慨深いものがあったのでは。

中村　「THE W」の決勝進出が決まった瞬間は、優勝したいという思いが強くて泣かなかったんですけど、同期から連絡きたときは信じられないくらい泣きました。自分でも「あっ、今泣くんだ」っていう（笑）。「もっと続けたい」という気持ちを抱きながら辞めていった同期も多かったので、がんばろうと思いましたね。

──この特集を読む人は結果を知った上で読むことになるわけですが。

中村　うわーやべえ！「その場に立たせていただけるだけでうれしいです」って書いておいてください（笑）。

しょうこ　確かに涼子さんは「ゴールデンで4分ネタできる機会なんてなかなかない」って言ってましたよね。

次のページ »
なんでもいいからテレビに出たい！

2018年第28期 4月生申込受付中

締切：2018年4月中旬
※定員が埋まり次第、締め切り。

資料請求・問合せ

0120-30-0151 10:00～21:00（年末年始を除く）

詳しくはこちらから

ワタナベコメディスクールとは？: ワタナベコメディスクールは、60年以上の歴史を誇る渡辺プロダクショングループが2004年に開校した芸人養成所。お笑い業界で活躍するためのスキルやテクニックはもちろん、自己プロデュース能力やコミュニケーション能力を伸ばすための授業も展開される。また在学生がライブに出演できる機会が多く用意されているのも特長だ。