タイタンの学校 PR

タイタンの学校ってどんな学校?|まんじゅう大帝国が後輩たちと授業体験

タイタンが展開するコミュニケーションカレッジ・タイタンの学校を、大学の落語研究会出身でお笑い養成所未経験のまんじゅう大帝国が体験! 現役の漫才師にも響いた、その講座の内容は?

タイタンの学校が芸人コースと一般コースの2課程で用意しているさまざまな講義は、バラエティに富んだタレントや作家を擁するタイタンならでは。その中から、本特集では演出家・村井雄氏の「演技基礎」と、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」「踊る!さんま御殿!!」などの人気バラエティを手がけてきたテレビプロデューサー菅賢治氏による特別講義をピックアップする。まんじゅう大帝国の体験レポートや受講生たちの言葉を学校選びの参考にしてみては。

取材・文 / 狩野有理 撮影 / 曽我美芽(P1、フォトギャラリー)

タイタンの学校とは?

爆笑問題をはじめとする芸人や、アーティストで作家の辻仁成、弁護士の橋下徹、イラストレーターの326、アナウンサーの山中秀樹ら、多彩な面々が所属するタイタンが2018年に開校したタイタンの学校。理事長を務める太田光代氏が「自分の可能性を探す、見つける、挑戦する学校」と掲げるように、芸人を目指す若者に限らず、チャレンジしようとするすべての人に門戸を開く“現代版寺子屋”をイメージとしたコミュニケーションカレッジだ。現在通っている2期生は19歳から59歳までの幅広い年齢・キャリアを持つ人たち。チャレンジするのに早いも遅いもない!

タイタンの学校

まんじゅう大帝国が講義を体験!

受けたのは…村井雄「演技基礎」

受講生コンビが披露するネタを題材に、開幕ペナントレース主宰で脚本家、演出家の村井雄氏が新たなアプローチ方法を提案。今回は、現役生ながらタイタンの若手ライブ「タイタンライブRhea」にも出演する春とヒコーキによるコントの演出を見直していく。

まずは春とヒコーキがコント「ばあちゃんはねられた」を通常通りに披露。病院の待合室にいる青年は、祖母を車ではねた張本人が同じ病院内にいるらしいと聞いて面会に行く。扉の向こうを覗くとそこにはクロスワードパズルに熱中している男が。その男は、青年の発言をクロスワードパズルの回答に当てはめてみたり、大事なプレゼンに間に合わなそうだという青年に祖母をはねたその車で送ってやると申し出たりと、失礼極まりない。

「空間をはっきりさせよう。ばあちゃんをはねた男は待合室からどれくらい離れたところにいるの?」と村井氏。シチュエーションの設定を明確にしながら、2人の向きや声のトーンを調整していく。また、“裏設定”が甘いと指摘も。それによって次に発するセリフやその言い方が変わってくるのだとか。たしかに、その人物がなぜ立つのか、座るのか、細かい動作に含まれる意味を紐解いていくとストーリーに筋が通ってくる。

村井氏は「とにかく何度も練習して、検討を重ねて」と生徒たちに訴えた。「病院の待合室に行くことなんて人生でそう何回もないこと。だから自分の想定する待合室に何度も行くべき。その場所がどういう場所かわからないと、人は動けないししゃべれないはず。みんなが目指しているのはハガキ職人ではなく芸人さん。書いて投函して終わりではなく、自分で表現するということは“発見”しなきゃいけない。だからもっともっと繰り返そう。5回練習してウケなくても落ち込む必要はなくて、むしろ5回しか練習しなかったことに落ち込むべきだと思います」。

まんじゅう大帝国 講義後インタビュー

この工夫が努力なんだな!

──90分の受講、お疲れさまでした。現役の芸人として頷けるお話も多かったのでは?

まんじゅう大帝国・田中

田中永真 言われてみればたしかに!ということが多くて共感できました。「うんうん、そのほうがいいよね」っていう。じゃあ僕が春とヒコーキのネタを見てこんなふうに意見できたかと言えば、できないのですが……(笑)。芸人が感覚的にやっていることを、なぜそうするのかという理由と一緒に学べるのはうらやましい。貴重な経験だと思います。

竹内一希 最初のままでも十分面白かったけど、セリフの言い方や立ち位置を変えるだけで全然違う印象になりました。この工夫が努力なんだな!と。1歩動くだけでもこんなに選択肢があるのかと、その途方もなさに驚きました。「舞台を広く使え」ということはよく耳にしますが、僕はセンターマイクからどれだけ遠くに行ったか、と距離でしか考えられていなかったんだと思いました。「振り返る」とか「背を向ける」とか、何気ない動きにも関係性や時間経過を伝えるための意味がある。“広く使う”の内容を知れてよかったです。

田中 でも、漫才の回を見てみたかったなあ。春とヒコーキ、気を利かせて漫才やってくれればよかったのに!(笑) 漫才はコントと比べて動きが少ない分、逆に1つひとつの動作でお客さんを引き付けないといけないんじゃないかな。

──田中さんは具体的にどんなところに共感できましたか?

田中 ここがどこで、目の前にどういう人がいるかというのを丁寧にやるべきだ、という話は面白かったです。やっぱりお笑いの短い尺でストーリーを詰めて……となると、芸人って自分たちは展開がわかっているから説明の部分をささっと済ませてしまいがちなんですよ。

竹内 変にお笑いに慣れてしまうと端折っちゃう。芸人脳だね。

田中 春とヒコーキのことは僕らも知っていて、映画や小説が好きで本来は丁寧な描写ができるはずなんです。でも、彼らにああいうネタの書かせ方しちゃうのはお笑いだよなと。それを村井先生から演劇の観点で言ってもらえるのはありがたいこと。別ジャンルで“見せる”ことをやっているプロが言うことなので、すっと入ってきます。

──春とヒコーキはもともとフリーで活動していたコンビ。ここで改めて丁寧に演じることの大事さに気づけたのは表現の幅が広がるきっかけになりそうです。

田中 でもさ、ほかの生徒にはどのくらい染みてるんだろうね? ピンときてるのかな。1年目であんな考え方ができたらすごいですよ。僕らだってできていないことが多いのに。

まんじゅう大帝国・竹内

竹内 のちにわかってくるっていうのもいいのかもしれないですね。今は知識として入れておいて、やっているうちに「そういうことか!」って合点がいく日がくるんじゃないですか?

──今後、タイタンの学校の受講生がタイタン所属になり、お二人の後輩になるかもしれません。ここでさまざまなことを身につけた、スタートダッシュのすごい後輩たちが続々と現れたら……。

田中 いやー、彼らも習ったことすべては受け止められてないでしょう!(笑) 1回の講義だけでも大事なことがこれだけ詰まっていて、噛み砕けていないんじゃないかな。でも、何年かかけて自分になじませていけばいいと思います。それに事務所ライブも盛り上がるし、面白い人が多いに越したことはない。楽しみですよ。

竹内 ほかにもこういうタメになる授業がたくさんあるでしょうから、こっそり僕にも教えてもらえたらうれしいですね。「竹内さん、タイタンの学校でいいこと聞きましたよ」みたいな。後輩に講義の内容を言い伝えてもらって、僕も成長していきます(笑)。

見てくれているからこそのアドバイス

──お二人が舞台に立つ上で大事にされていることもお聞きしたいです。

田中 あ、それ僕も聞きたい。竹内はネタのときどういう感じなの? 台本は覚えるわけじゃん。

竹内 事前準備は特にないですよ。もちろんセリフは覚えて、なんとなくの合わせはやりますけど、今日のこの講義みたいに「この場所でこの顔したらこういうふうに見える」っていうことはまったく考えていないです。

田中 えー、本当に?(笑)

竹内 しゃべっていて、自分が「気持ちいいな!」っていうことだけですね。あとはお客さんの反応があったら正解っていう。全然ウケなかったら、違ったんだなと。

田中 怖くないの?

竹内 それで修正されていくから。まあ、非常にたくさんの舞台が必要な形になるわけだけど(笑)。基本的には「このしゃべり方は気持ちいい、じゃあ合ってるはずだ!」という感じですね。

田中 変にずっとニコニコしてるときがあるから、怪しいなーとは思ってたんだよ。

竹内 それは自分の感情を優先しすぎたんだろうね。台本無視して、僕の「楽しくやろう」という気概が全面に出た(笑)。

まんじゅう大帝国

──竹内さんにしかできないやり方かもしれません(笑)。

田中 僕はわりと、今日の講義のように1つひとつの動きには意味があるっていう考え方は好きですね。全セリフ、顔を向かい合わせて言っていたら不自然。春とヒコーキのネタでもあったけど、例えばAが自分から立ち上がるんじゃなくて、BがAを立ち上がらせるっていう構図にしたほうがストーリーとしてわかりやすいとか。

竹内 たしかに、1個1個の動作の意味を紐解いていくのはやりがいがありそうですね。

──お二人は遊び感覚で「M-1グランプリ」に挑戦したことがきかっけで、高田文夫さんの紹介もあってタイタン所属に。養成所には通わずプロになりましたが、お笑いの世界に思い描いていたことと現実とのギャップは感じますか?

田中 うまくいかないことはいくらでもありますけど、それも「そうこなくっちゃ!」って思います。なんでも思い通りにウケてするっと売れたら面白くないですから。

竹内 それだったらほかのことやっちゃうね。苦戦するからがんばりがいがある。

田中 試行錯誤しながらよくなかったものをよくしていって、ウケるようになる。もちろんキツいけど、こんなに楽しいことはないからね。

──学生時代から「お笑い事務所に入るならタイタン」と話していたそうですが、実際に入ってみて感じたタイタンという事務所の特徴を教えてください。

竹内 好きにやらせてくれるし、なおかつ後押ししてくれるから追い風を受けているような気がしています。勝手にそんな気になっているだけかもしれませんが(笑)。みんな優しいんですよ。先輩も社員の人たちも。すごく落ち着くし、なんのストレスもなく芸人をやれています。

田中 アットホームだからね。

竹内 社長ともすごい会えるし(笑)。

田中 社員さんとコミュニケーションをとれる機会が多いから、「最近どう?」って聞いてくれたり「こういうのやってみたら?」と提案してくれたり、見てくれているからこそのアドバイスをくれますね。

竹内 期待してくれているありがたさがあるから、僕らもがんばろうって思います。

まんじゅう大帝国、本日のまとめ

竹内 今日はこの授業を見させてもらいましたが、ほかのさまざまな授業からもいろんなことを知れるんだろうなと思いました。ぼーっとしていたら何も吸収できませんが、タイタンの学校に来ることで大きく変わることもあるんだろうなと。

田中 僕が芸人をやっていて考えることと共通する話もあって、プロになりたい人は聞いておいて損はないんじゃないでしょうか。お笑いだけやっていたら出会えない、違うジャンルの講師の方が広い視野でネタを見てくれる環境はめったにないですし。最後におっしゃっていた「ハガキ職人なりたいわけじゃないでしょ?」という言葉。すごくいいなと思いました。残酷な言葉ではあるけど、自分という人間がどう見せるかを考えるのが芸人だから。いい刺激をいただきました!

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