お笑いナタリー PowerPush - もっとたりないふたり
番組演出・安島隆が語る山里&若林
「社交性がたりない」「恋愛がたりない」など、人として“たりない”部分を笑いに昇華させてきた南海キャンディーズ山里とオードリー若林のユニット・たりないふたり。お笑いファンから熱い注目を集めた初のレギュラー放送から2年が経過した今年2014年4月、待望のシーズン2「もっとたりないふたり」が放送されることになった。
この2年間でこれまで以上に活躍の場を広げた2人。シーズン2では公開漫才制作やネタ帳公開など、これまでになかった企画を通じて、それぞれのたりなさがどのように変化したのかが描かれた。そんなシーズン2の模様を余すところなく収めたDVDボックスがいよいよリリースされる。
お笑いナタリーでは、DVDボックスの全収録回を紹介するとともに、番組演出の安島隆へのインタビューを掲載する。
取材・文 / 粟村香織、遠藤敏文
DVD収録内容解説
#1 「もっと漫才がたりない」
2年ぶりの再会はやはり漫才から。「自分はたりてる」と主張する若林に、疑問を隠せない山里のツッコミが乱れ飛ぶ。DVDでは、オンエアできなかったアカデミー賞ぶっちゃけ裏話も追加。最後は謎のミュージカルに向かって2人の漫才暴走特急が突っ走る。
#2 「もっと飲み会がたりない」
シーズン1では苦手な飲み会を回避するためにさまざまな技を披露し合った2人。今回も新技や進化したテクニックを見せつける。冒頭から大人になった気でいる2人が、バーでのカッコつけた飲み方やバーテンの愚痴など言いたい放題。放送しきれなかった技「ラストドリンク」「千利休」「大丈夫ガンマン」の数々も要チェックだ。
#3 「もっとベストアンサーがたりない」
聞かれて困る質問のベストな回答を相談した2人。放送された「いくつに見える?」「最近忙しいでしょ」以外に、DVDではお笑いファン必見の「お笑いとは?」という質問への対処法やエピソードについて語り合っている。2人が恐れる“お笑い警察”、「漫才とは?」への珍解答などが、1時間弱のボリュームで楽しめる。
#4 「もっとテレビがたりない」
この2年でテレビの仕事が格段に増えた2人は、それと同じくテレビへの悩みも増加。中でも放送されなかった、山里提案のテーマ「ひな壇の野心家」では、NON STYLE井上に対する2人の不満が爆発している。井上の実力を認めつつも負けたくない山里がとった珍しい行動とは。そのほか、「この人がいると助かる」という芸人の名前も挙がっている。
#5 「もっと漫才がたりない Part1」
観客の目の前で漫才ネタの構成会議を行い、その場でできた漫才を披露するという、たりふた伝説の1つとなった即興漫才制作の初回。2人の攻防戦が満載の約1時間10分をDVDでは全公開している。冒頭は観客に向かって互いの愚痴を言う余裕も。大物芸人の伝説を引き合いに出しつつ思わず口が滑る場面など、打ち合わせの雰囲気さながらのやりとりは見ものだ。
次のページ » DVD収録内容解説(#7~#12)、特典映像収録内容紹介
- DVD「もっとたりないふたり」/ 2014年8月22日発売 / バップ / VPBF-10997
- [DVD5枚組(本編4枚+特典1枚)] 12096円 / VPBF-10997
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収録内容
本編:オンエアバージョンのほか、未放映シーンを加えたロングバージョンを収録。
特典映像:「たりふた日誌2014」(メイキング)、公開収録後説、座談会の模様を1枚のディスクに収録。
収録時間:本編823分+特典映像