LLR福田&今泉潤プロデューサーが語る「誰ガ為のアルケミスト」|ゲームが生んだ絆、タガタメ芸人たちの歩み

配信やイベントは「すごく楽しい」

──今泉さんは、タガタメ芸人たちとの配信番組やイベントをどのような位置付けのものだと感じていますか?

今泉P ユーザーに情報をお伝えしていく場、逆にユーザーの声を聞かせていただける場として、ものすごく大切にしています。そのような場をたくさん設けているから、僕のゲームは長生きできているんじゃないかなと考えています。

福田 ユーザーへのサービス精神が半端ないなと常に感じています。最初に呼んでもらったタガタメの生配信番組は20時から22時までの2時間の予定だったのに23時半くらいまでやったんです。今やそれが当たり前(笑)。延長しないとユーザーも納得しない感じになっちゃってます。あとは今泉さんのような制作者が司会としてガンガン前に出てきて、芸人たちとボケツッコミの掛け合いを繰り広げていて、あらためて考えるとすごいことだなと思います。

今泉P 僕自身も出演するからには、たくさんプロの方がいる中での見せ方や伝え方などバラエティなどを見て、吸収しようと努力しています。例えば「さんまのお笑い向上委員会」とか「マツコ&有吉かりそめ天国」を見て研究させていただいたり。

福田 どこで何を勉強してるんですか!

今泉P 芸人さんって本当に面白くて、僕がボケても全部ツッコんでくれて、すごく楽しいんです。

福田 僕たちもエサが欲しいんですよ(笑)。

今泉P タガタメ芸人たちとのLINEグループがあって、僕が何か言うとみんながすぐにコメントをくれて。途中からは僕そっちのけで盛り上がってます。

福田 芸人の悪いところが出ちゃってます(笑)。常に飢えてるので、エサをもらったら夢中でボケたりツッコんだりする。

──プライベートでも楽しそうですね。今泉さんがタガタメ芸人さんたちのこれまでの仕事ぶりに点数を付けるとしたら何点ですか?

今泉P ……50点くらいかな。

福田 さっきの話しぶりだったら80点くらいでもおかしくない感じでしたけど!?

今泉P 内容は素晴らしいんです。あとの50%はタレントパワーが足りない(笑)。マヂカルラブリーがその突破口になりかけているので、がんばってほしいです。

逆風を追い風に変えた漫才

──今泉さんはタガタメ芸人さんのネタはご覧になったことはありますか?

今泉P 実は観たことないんですよ。YouTubeですぐ観られるのに(笑)。チーモンチョーチュウ菊地さんがホームズ役をやる神保町花月の舞台(「アルセーヌ・ルパン対シャーロック・ホームズ~青いダイヤモンド~」)は行きました。

福田 変な人ですよ。チーモンチョーチュウのネタを観たことがないのに、神保町花月の舞台に行った人ってたぶん史上初じゃないですか?

今泉P 菊地さん、自分がホームズ役をやってるのに、ルパンに対して「ホームズ!」って言ってました。

福田 一番気が抜けてるときのミスじゃないですか!

今泉P (笑)。本ネタは観たことないけど、イベントではタガタメのコントをやってもらってるよね。キャラクターになりきって、今のゲームの状況をコントで揶揄したり。

福田 芸人としての活躍の場を与えてもらえるとうれしいです。まだユーザーから「エアプだろ」みたいな批判が多かった時期に、僕とマヂカルラブリー村上で漫才をして、面白かったかどうかアンケートを取るっていう企画があって。僕らは「どうせ『つまんねー』みたいな声が大半だろ」って思ってたら、“面白い”が80%くらいだったんです。そこはフラットに判定してくれるんだってうれしくなりました。

今泉P 最近は芸人たちもだいぶ支持をいただいていて自分のことのようにうれしいです!

──イベントではファンの方と触れ合うことも多くなってきますよね。

福田 はい。意外と女性が多いなという印象です。

今泉P タガタメは舞台化もされたんですが、そこから女性ファンも多くなってきた気がします。世界観や物語が好きな人が増えていて、その層は芸人と親和性はなさそうなんですが(笑)。

福田 最初はもっとガチガチのゲーム好きばかりが集まるのかと予想していたんですけど、こちらから見ていてもいろんなユーザーが入り混ざっていて面白いです。もっと交流したいなあ。

──今後はどういった形でゲームを広めていきたいですか?

福田 ゲームを絡めたネタを作るとユーザーさんたちがすごく喜んでくれるんです。僕たちはネタを考えるのは苦じゃないし、そういったことをもっといっぱいやっていきたいです。今泉さんが作っているほかのゲームでもやってみたいし、そういう広がりがあったらいいなと思います。

5年続くタガタメの魅力

──まだタガタメをプレイしたことがない人に向けて、本作のオススメポイントを教えてください。

福田 ゲーム性が奥深くて面白いのはもちろんなのですが、ストーリーを進めていくこと自体は簡単なので、ゲームがそんなに好きじゃない方でも物語を楽しむ感覚で遊べます。進んでいくうちにキャラへの愛着が湧いてくるし、お気に入りをただただ育てるだけでもいいと思います。もちろんバリバリ攻略するのもいいですし。

──ちなみに福田さんは攻略の情報をどこから入手しているのでしょうか?

福田 “キツネ”というYouTubeのゲーム実況者(参照:キツネのタガタメチャンネル - YouTube)が好きで、初心者向けから高難易度の内容まで手広くやっているのでオススメです。更新頻度もすごくて、この人仕事してないのかなって(笑)。

今泉P 確かにあの更新頻度はすごいね。タガタメは5年目のサービスなので、初期からやってる人に新規参入してきた人が追いつけないんじゃないかって思われるんですけど、ほかのゲームと比べると新規プレイヤーに手厚くいろんなアイテムを配布しています。キャンペーンも比較的多くやっていて、課金しなくても遊べるので、まずはぜひ、プレイしてみてほしいです。

──5年間続けて見えてきたタガタメの魅力はなんだと思いますか?

今泉P 続けていく中で少しずつ独自のサービスになっていったかなと感じています。みんなが好きそうな王道の企画をやったり、アキラ100%さんを起用した斜め上の企画をやったり、舞台作品や映画を作ったり。普通のスマホゲームではなかなかできない規模のことも背伸びしつつ地道にやっていて、そこも含めて全体的な魅力が生まれています。スマホゲームって2年目くらいから徐々に中古っぽくなっても、3年目からはヴィンテージのような味が出てくる。続けてきた強みはあります。

福田 僕はもっとタガタメが広がっていくといいなと思っていて、例えばですけど遊び方も少し視点を変えてeスポーツ的なこともできるのかなとか。RPGを競技にするのは難しいですけど、タガタメは将棋に近いバトルが展開されるので、すごく面白い頭脳戦になる。今後の展開に期待ですね。お笑いナタリー読者の方はきっとやってくれると信じてます!(笑)


2020年9月25日更新