よしもとドラマ部は、毎月東京・新宿ネイキッドロフトを中心にオールナイトでトークライブを開催中。その回数は40回以上を数え、ドラマについて喋った時間は200時間を超える。これまでゲストを呼んだり、スペシャルライブとしてドラマの名シーンを再現するなど、活動の幅を広げてきた彼らは、自分たちのこのドラマ愛をもっと多くの人に知ってもらいたいと、ある番組に注目。それが、LaLa TVのドラマ討論番組「THE ドラマカンファレンス」だ。鈴木おさむが司会、つんく♂が国内ドラマ応援隊長を務める同番組では、ドラマに目の肥えたLaLa TV視聴者代表と両氏が連続ドラマに関して徹底討論し、放送局の垣根を越えて地上波では聞くことのできない本音トークやドラマの裏話などで大いに盛り上がっている。

ドラマ部は、今年2012年9月、この番組に出演交渉のビデオレターを一方的に送りつけるという作戦を実行。実際のオンエアで一部が放送されたが、番組出演者たちからは好意的な意見と厳しい意見が飛び交った。この反応にまだまだ出演への道のりは遠いかと思われたが、今回同番組の年末スペシャル企画「THE ドラマカンファレンス演技大賞 ～勝手にドラマアワード2012～」からまさかの出演オファーが。これまでのような会議室でのVTR収録ではなく、大きいスタジオ、豪華なセット、さらに豪華ゲストも出演するかもしれないという、ビッグチャンスが到来した。

スタジオの入り時間より早めに集合した3人。スタジオの前を通り過ぎ、どこに向かうのかと思いきや近くの公園へ。ここで3人はドラマ部をアピールするための作戦会議を行った。

宮地　俺たちほんとにドラマが好きだからなあ。

村上　その熱は伝えたいですよね。

福田　ライブだけでも40回やってるし、準備は十分。

宮地　視聴者代表は怖いよね。

福田　絶対手ごわい。

村上　視聴者代表の人たちは後先考えないですもんね。俺らどっかでドラマ出演者との関係性とか考えちゃうし。

宮地　僕らが格闘家だとしたら向こうは不良でしょ。容赦してこないよね。

福田　アウトサイダーだ。

村上　ダメ出しとか平気でしちゃうでしょ。俺ら気い使っちゃうから。

福田　僕、いったんそっち側付いてみましょうか。村上は一応世間体あるし。

村上　いやいや、大丈夫ですよ！

福田　宮地さんはおさむさんとの関係もあるし。僕、なんもないんで……最後のつもりで行きます！

宮地　福田……。いったんじゃあ潜入捜査してくれるか。すぐ裏切って帰ってこい！

村上　あとは、僕らがやっている「好きなセリフをマネする」っていうドラマへの愛情表現は視聴者代表の人たちにはないんじゃないですか？

宮地　確かに。あれって女性はやらないかも。

村上　あと、3人で1チームって感覚。僕ら3人の意見を統一させましょうよ。

福田　そうそうそう。いつも通りの動きを忘れないように。

宮地　たしかに。

村上　視聴者代表の意見に対して3人で足りないところを補っていくっていう作戦。これでしょ。これが3年やってきた関係性ですよ。

宮地　確かにな。

福田　今日はテレビだからって方向性変えない方がいい。いつも通りでいきましょう！

公園を出たあとも、歩きながら会議を続けた3人。それぞれのドラマ愛を確かめ合って、気合十分でスタジオに乗り込んだ。楽屋は、番組の御意見番「日経エンタテインメント！」品田英雄編集委員、東京ニュース通信社の石川究統括編集長と一緒ということで、しっかり挨拶。さらに、ワハハ本舗から大のドラマ好きという星川桂がドラマ部と同じくゲスト出演することがわかり、新たなライバル出現となった。