「さまぁ～ず×さまぁ～ず」（テレビ朝日系）のBlu-ray / DVD第16弾が5月24日に発売される。

2007年4月にスタートした「さまぁ～ず×さまぁ～ず」は10周年を迎え、さまぁ～ずのトークもますます好調。このBlu-ray / DVD発売のタイミングで、お笑いナタリーは番組収録後のさまぁ～ずにインタビューを実施した。さまぁ～ずの2人や「さま×さま」にとって、この10年間で変わったこと・変わらないことが取材のテーマ。2人に番組や互いへの思いをたっぷり語ってもらった。

取材・文 / 成田邦洋　撮影 / 辺見真也

2人の生活環境が逆転した

──お2人に「さまぁ～ず×さまぁ～ず」の10年を振り返っていただくにあたり、「変わったこと・変わらないこと」をテーマにお話を伺えればと思います。ズバリ、この10年の中でもっとも変わったことはなんでしょうか？

大竹一樹　僕は私生活です（笑）。放送開始当初は独身だったんですけど、4年経ったくらいで結婚して、トークが自分の話から家族の話に変わってきました。子供ができてから、動きの幅が保育園や幼稚園に変わってきて。遠出して後輩と旅行に、ということがなくなりましたね。

──三村さんはいかがでしょうか？

三村マサカズ　僕は今、子供に手がかからなくなってきたので、1人で映画を観に行ったりできちゃうんですよ。

大竹　逆に独身に戻ったような感じ？

三村　うん。「暇だなあ」みたいな1日がたまにあります（笑）。

大竹　番組が始まった頃は三村さんも、息子のおむつの話をしていたんですけど、それが逆転してきました（笑）。

──10年でお2人の生活が逆転するのは面白いですね。

大竹　しかも三村さん、当時の自分の話を忘れているから、僕の話を新鮮に聞ける（笑）。当時は僕が「へえー！」って聞いてたんですけど（笑）。

三村　今は僕が「へえー！」ってなります（笑）。1つラッキーだったのは子供のイベントとか、私生活で同じ出来事が起こるタイミングがズレていたことですね。

──それは同じ時期だと話す内容もかぶってしまうからでしょうか？

三村　それもあるし、子供の出来のいい悪いがハッキリしちゃう（笑）。「お前んところの子供、そんなにいい学校に入ったんだ」みたいな変な感じになって、2人とも「子供の話やめよう」ってなっちゃいますから（笑）。

「今日のトークよかったですね」と褒められたい

──この番組ではお2人の健康状態もよくテーマになります。お身体の状態に変わりはありますか？

大竹　番組が始まった頃は三村さん、靭帯切れてたんかな？

三村　切れてた。

──すでにそうだったんですね。

三村　靭帯は切れっぱなしです（笑）。ベースは変わっていないんですよ。

大竹　今はいい健康状態が保てるのかどうか。大切なのはそれだけですね。

三村　番組が始まった頃のほうが無謀でむちゃくちゃだったと思います。

──むちゃくちゃというのは？

三村　遅くまで飲んだり、身体のことをケアしなかったり。今のほうが「ちょっと明日早いから帰るわ」みたいにセーブできるようになりました。無理できなくなった。

大竹　たしかに最近はそうですね。僕は早起きなので、飲み屋に行っても、いつの間にか寝ていることが多いです。周りから「気持ち悪い顔して寝てましたよ」と報告を受けたりして……「気持ち悪い」は報告いらないけどね（笑）。

三村　僕はあと、二次会に行かない勇気が持てるようになりました。マネージャーからも誘いが来るんですけど、振り切って帰ります（笑）。

──番組スタッフさんとの飲み会もあるとお聞きしますが、これは変わらずに参加されますか？

大竹　昨日も一昨日も番組終わりで飲んでいますよ。

三村　この「さまぁ～ず×さまぁ～ず」の飲み会は、1週間の中で、飲みが続いた最後が多いんです。「Qさま!!」「モヤさま」「内さま」、そして「さま×さま」（笑）。

大竹　固まってるんですよ。続くんです。

三村　締めだから飲みたくなっちゃうんですよね、いい酒。そこで「今日のトークよかったですねー！」とか褒められたいんですけど、もうみんな慣れちゃって褒めてくれない（笑）。

大竹　ホント、誰も褒めてくれないんです（笑）。

──さまぁ～ずさんも、褒めてほしいんですね。

大竹　褒められたら伸びますし、乗ってきますよ（笑）。