「さまぁ~ず×さまぁ~ず」|ありがとう「さま×さま」! 永久保存版の正真正銘ラストDVD&Blu-ray 最後の撮り下ろし企画とディレクターズカット版「最終回」徹底紹介

さまぁ~ずのトークバラエティ番組、「さまぁ~ず×さまぁ~ず」(テレビ朝日系)のDVD&Blu-ray第22弾が5月26日に発売される。13年半にわたって放送され、昨年2020年9月に最終回を迎えた「さま×さま」。DVDシリーズも、この第22弾でついに完結となる。

本編は2017年秋から2020年9月の最終回までの傑作トークや未公開シーン。DVD、Blu-ray共に完全生産限定版の5枚組ボックスが発売され、その特典ディスクでは「さま×さま DVD&Blu-rayの巻数イラストを考えよう!」や「最後の逆再生芝居に挑戦してください!」(Blu-rayのみ)といった撮り下ろしのオリジナル企画が楽しめる。

さらに、最後のオンエアに未公開部分を加えた特別仕様のディレクターズカット版「最終回」も収録。本特集ではこれら3つのコンテンツに関して、見どころを詳しく伝える。

文 / 成田邦洋

さま×さまDVD&Blu-rayの巻数イラストを考えよう!

「さま×さまDVD&Blu-rayの巻数イラストを考えよう!」のワンシーン。

「さま×さま」DVD&Blu-rayシリーズに“巻数イラスト”という恒例企画がある。シリーズのVol.1なら「1」、Vol.43なら「43」という巻数がDVDのパッケージに記載されており、その巻数をさまぁ~ずが自らダジャレにして番組内でイラスト化してきた。このたび最後となる「巻数イラストを考えよう!」で、さまぁ~ずはVol.44、45、46、47の巻数イラストを描いている。

進行役の後輩・つぶやきシローに容赦なくツッコミを入れながら、まずはさまぁ~ずがこれまで描いてきた巻数イラストを振り返っていく。たとえばVol.38(サンパチ)が「散髪(サンパツ)」、Vol.39(サンジク)が「天竺(テンジク)」といった具合で、三村は「30巻台が大変だったよね」と語る。これを踏まえて、2人はスケッチブックを使って大喜利のように4巻分の巻数イラストを次々と生み出していく。

これまでは観覧客がいる状態で行われてきた巻数イラスト作りだが、この収録は無観客。三村が「前にお客さんがいない、プレッシャーがない状態って脳の回転がにぶい」と話すと大竹も同調し、ファンと共に作り上げてきた「さま×さま」の歴史に感慨もひとしおの様子だ。4巻分の巻数イラストで実際に採用されたものは、すでにパッケージへ掲載されているとおり。果たしてさまぁ~ずがどう描き、どんなダジャレが隠されているのか一部始終を確かめよう。

最後の逆再生芝居に挑戦してください!

「最後の逆再生芝居に挑戦してください!」のワンシーン。Blu-rayボックスのみ収録。

「さま×さま」でおなじみの「逆再生」企画は、さまぁ~ずがマルチ画面に表示されるお題に挑戦し、その映像を逆再生して楽しもうというもの。逆再生して初めて成立することをあらかじめ計算したうえで、まずはセリフや動きなどを“逆”にして演技を繰り広げていく。最後の舞台は「さま×さま」の収録に使われたテレビ朝日アーク放送センター。楽屋で収録の準備をするさまぁ~ずが番組スタッフに「スタンバイOK」の声をかけられ、スタジオに赴くまでを逆再生で再現する。

「最後の逆再生芝居に挑戦してください!」のワンシーン。Blu-rayボックスのみ収録。

つぶやきシローが進行する中で台本を確認する2人。セリフも自身で考えていくのだが、長いセリフはそのぶん難易度が上がるため、試行錯誤が続く。大竹がドライヤーを使う場面も台本に組み込まれており、試しにドライヤーにスイッチを入れると「これの逆の動きってなんだよ!」と戸惑いを隠さない。三村の細かい花柄があしらわれた衣装にも注目が集まる中、試しに逆再生ではない普通の芝居で流れを確認してみると、2人揃って廊下を後ろ歩きするなどの動きが大変そう。つぶやきは「こんなこと、お客さんの前でずっとやってたんですか?」と驚く。

セリフも確定し、いざ本番。緊張感や照れ笑いなどが入り交じる中で一度通してやってみる。さっそく撮ったばかりの芝居を逆再生してみると、意外な出来のよさやマジックのような映像に笑いが。大竹は「オッケー!」と合格点を出すものの、三村は「ポイントはセリフをはっきりしゃべること」と改善点を探り、2人揃って再チャレンジに「やってみよう!」と取り組む。2回目の撮影で逆再生芝居は成功するのか。爆笑の出来上がりに注目を。(Blu-rayボックスのみ収録)

最終回

さまぁ~ず

2020年9月に地上波でオンエアされた最終回に、未公開部分を加えた特別仕様のディレクターズカット版。久々にスタジオトークが復活し、なじみのある「さま×さま」の形となった。コロナ禍で観客をスタジオに入れての収録ではないが、多くのファンがモニター越しにトークを鑑賞するリモート観覧が実現。さまぁ~ずもその状況を楽しみ、ときに画面の向こうのファンをいじりながら最後のトークを展開していく。

最後に行われるのは「名作マルチお題に再挑戦してください」のコーナーだ。「さま×さま」では毎回さまぁ~ずがマルチ画面に表示されるゲームや即興のお題などに挑んできた。最終回では過去に実施された企画から好きなものを2人が選んで挑戦することに。選ばれたのは、英語のテーマを聞いて日本語に変換する「さまぁ~ず式英会話を作って下さい」、文章問題に一言足して興味を持たせる「小学校の文章問題に一文加えて興味を持たせて下さい」、お題のやり取りを逆再生したら成立するように演じる「逆再生で演じてください」など。これまで放送ではカットされていた大竹のとあるくだりも、今回の特典に収められた。

エンディングには2008年の番組イベントで披露された、さまぁ~ず作詞のオリジナル曲「なくてもいい」が収録されており、当時の2人の姿が13年半の時の流れを感じさせる。幕間の「パパ」と「息子」、そして「カエルのやすゆき君」によるパペット劇場もこれが最終回となった。そしてついにすべての収録が終了。さまぁ~ずがステージを降り、舞台裏で花束を渡される。そのとき、さまぁ~ずが2人揃って口にした意外な言葉とは?

爆笑トーク厳選!各巻収録内容

Vol.44

本編
高級ホテルで軽快ポップス 意外な発生源に衝撃 / トイレ音を聞かれたくない大竹にまさかの悲劇 / 数十年ぶりに相方に直電 戸惑う2人の一部始終 / 成人式を迎えた愛娘の成長に三村の涙腺が崩壊!? / 大竹家のパン焼き事情に三村参戦で急展開!? / 自撮りが苦手な大竹にSNS達人の三村が特別講義 / 好評企画に新パターン 逆再生早口言葉に挑戦! / パペットコント傑作選~やすゆき君がモノマネ!?

特典
未公開企画 ビビリ炸裂!? 力を合わせて目隠しチャレンジ

Vol.45

本編
人生初!? 大竹の食中毒リポートに三村ドン引き / 家での話を聞きたい三村の誘い水に大竹がポロリ / 自宅で肋骨負傷の三村 大惨事の顛末を謝罪報告 / 愛息の卒園式で大竹ミッションインポッシブル! / 宅配受取時に出現! 黒光りしたアイツとの死闘 / オムツを取りたくない次男vs大竹パパ壮絶バトル / 「箱の中身は何だろな?」でプチハプニング続出 / パペットコント傑作選~自販機に謎の新機能

特典
未公開企画 逆再生した音声でなぞなぞを当てよう!

Vol.46

本編
大竹改名!? マッサージ店でちょっぴりおふざけ / ホテルのビュッフェに現れた食材“クロメ”の謎 / 証明写真の撮影でひと騒動 衝撃フォトを大公開! / 禁煙10日で異変の三村 新能力がまさかの覚醒!? / 三村パパ手料理に愛娘からうれしいサプライズ! / 大竹家の海外旅行 残念極まりない出来事を告白 / 即興芝居 どんな店員を演じているでしょ~か? / パペットコント傑作選~UFO誘拐でパパ窮地!?

特典
未公開企画 予想で正解をひねり出せ!難解「ですが」クイズ

Vol.47

本編
食洗機が暴走!? 小型化したアレにスタジオ騒然! ひそかにあこがれる“例のメガネ”を掛けてみた / 楽屋弁当のカレーがすべて甘口…実行犯は誰だ! / リゾート地の空港で男性係員が三村にジュテーム / 息子との攻防でグッタリの大竹パパが赤面大失態 / 相方より先に! 人間ドックで勃発した不毛バトル / 逆再生ソングで誕生! 爆笑ミュージックビデオ / パペットコント傑作選~未来のパパと今のパパ

特典
未公開企画 超難題!? お堅い文章問題に指定ワードを忍ばせろ