守るべきはハレルヤ・マウンテンそしてエイワ

──出身地ではどのように防犯されているんでしょうか？

アバター　僕たちの星・パンドラには、家という概念がないんです。情報交換もフィーラーという尾のような部分を使えば、互いの詳しい状態がわかるようになっています。しかしスカイ・ピープルたちが攻めてきたことによって危機意識が高まりました。個人でというより、みんなで守っていこうということですね。私たちだけではなく、動物たち、植物たち、虫たちすべてで防犯していこうと。

──みんなで協力する防犯なんですね。

アバター　聞いたところによると、スカイ・ピープルは地上だけ守っていればいいようですね。パンドラでは空から敵が来る可能性もあるので、戦士になりイクランに乗って空からも防犯ですね。地上ももちろん防犯ですし、ある意味“2LOCK”。

──みなさんにとって一番の財産とは何なんでしょうか。

アバター　みなさんご覧になったように、岩が浮いてるあの聖なるハレルヤ・マウンテンですね。あそこは何がなんでも守らなきゃいけない。あそこを守ろうという防犯意識は高いです。

ほんまやったらみんなもっとゲラゲラ笑うとこ

──すみません、実は私アバターさんの映画を観てないんです。

アバター　あぁ、“アバターあるある”ですね。「実は観てない人が多いのですべりがち」。確かに今話しながらみんな笑わないなと。ほんまやったらもっとみんなゲラゲラ笑うとこいっぱいありましたからね。

──人間たちの防犯を見て思うことはありますか？

アバター　信頼関係がなくなってしまったのかなと。昔はみんなで国を守ろうという意識があったんでしょうね。お城の城壁や堀や門だったものが、今では個人を守ろうということで、現在の鍵というものになったんではないかと。

──歴史に詳しいんですね。

アバター　例えば日本の漢字“鍵”という字はどうなってますか？ 金へんに建てると書きますね。建物という概念が入ってるんですよね。ただその規模がどんどんパーソナルになってきているんですね。

アバターがゲーム「THE 2LOCK」に挑戦

──このゲームは、画面に……。

アバター　待ってください。説明は大丈夫です。フィーラーをUSBに挿せばわかります。……うん、うん、なるほど、わかりました。難しいなこれは。シーシーシー（謎の音）。スカイ・ピープルはどうやってこれをクリアしているんだ。私も戦士として育てられましたが、族長の娘ネイティリだったらこんなものあっという間にやっつけるのに。

（ゲームオーバー）

アバター　あ、オオオオオオオ～！ 視界がちょっと悪かったせいかな。ここの空気は澱んでいるしね。いつもの力が出せなかったです。両手でやればいいのかなぁ。私たちの手ではあんまり反応しないのかな。オオオオオオオオオオ。