サンドウィッチマンと永野の冠番組「サンドウィッチマン永野のNo.1決めてみた」が動画配信サイト・FODにて12月3日にスタートした。これはサンドウィッチマンや永野らが所属する事務所・グレープカンパニーの芸人たちが「このテーマだったら自分がNo.1になれる」という対決企画を持ち寄り、実際に競い合って真のNo.1を決めるバラエティだ。
お笑いナタリーは始まったばかりの同番組の魅力に迫るべく、サンドウィッチマンへのインタビューを実施。収録を終えた感想や注目してほしいポイントなどを事務所内のエピソードと共に語ってもらった。
取材・文 / 塚越嵩大 撮影(場面写真除く) / 辺見真也
有能な若手たちがどんどん出てきている
──グレープカンパニーの芸人さんたちが主役の番組が始まるというのはお笑い好きにとっては喜ばしいトピックです。この話を聞いたときはお二人もうれしかったのでは?
伊達みきお いや事前に内容をあまり聞いてなかったんです。現場に来てから知りました(笑)。
富澤たけし ピンときてないんですよ(笑)。「FODの番組です」って言われたけど「FODってなんだよ!?」っていう。僕はアナログな人間なので、テレビ以外のものをどうやって観るのかをよくわかってなくて。今でも「これ本当に配信されるのか?」って思ってます。
伊達 配信はされるだろ。
──(笑)。現場で永野さんと会ったときに「ついに俺たちで冠番組を持てたな!」といった会話はなかったんですか?
伊達 ……なかったです。
富澤 ははははは!(笑)
──ドライですね(笑)。収録を数回終えられた感想はいかがですか?
伊達 有能な若手たちがどんどん出てきているなと感じました。こういう場じゃないと後輩たちともガッツリ絡めないので、彼らのことを知るいい機会だと思っています。
富澤 カミナリたくみの仕切りがうまくて、「もうこんなに成長してるんだなあ」と感心しました。全体的に進行がスムーズで、ツッコむときはしっかりツッコむ。
伊達 俺はディープインパクトの仲松って奴が印象に残りました。ライブの手伝いをしてくれていた子なんですけど、番組でちゃんと絡んだのは初めて。達者だなと驚きました。
富澤 落語をモチーフにしたピンネタをやっていて、それが面白かったです。
──初回では、グレープカンパニー芸人の中で一番きれいな字を書くのは誰なのかを決める「達筆王選手権」が展開されました。
伊達 八幡カオルの字がめちゃくちゃ上手なのが印象的でした。「普段は小汚いあいつが!?」という意外性はありましたけど、完全に無駄な能力(笑)。
富澤 「だからなんだ」という感じ(笑)。
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グレープカンパニー芸人の“何くそ根性”
2019年5月23日更新