最初ドッキリだと思いました

──まずこの番組のオファーを受けたときの率直な感想から聞かせてください。

藤森慎吾　タイトルはインパクトありましたね。「え、どういう番組？」っていう（笑）。

中田敦彦　最初、メインタイトルの「君たちナイスカポー」がなかったんです。「SEX鑑定団」っていう企画書だったんで、最初ドッキリだと思いましたね。こんな名前の番組が始まるわけがないと思って、何回も確認して、始まると。まあまあでもね、クリさんでしたっけ？

藤森　栗原（美和子）さん。ここであんまりクリさんって言わないほうがいい。

中田　すごい偉い女性がいるらしいんです。

藤森　女性のプロデューサーがね。

中田　僕ら評判だけ聞いて、「ホントに偉いの？」ってまず疑ったんです。

藤森　いやいや、そんなことないです。僕は疑ってないです。

中田　鈴木おさむさんがけっこう気を使ってお話されてるの見て、「あ、偉いんだ」って。

藤森　人の対応で判断しない。

中田　そっからね、クリさんに言われたのが、「あんまり下品な感じにならないように」ってことだったんで。それは僕らも望んでたことだったから。で、始まってみたらすごい楽しい番組になりました。

藤森　うん。

中田　性事情を現在進行形のカップルに聞くんですけど、それが不思議と下品にならずに。

藤森　まあポップな感じにはできてるかな。

中田　1回目の収録終わったとき、クリさんにめちゃめちゃ褒められましたもんね。

藤森　おっしゃっていただいたね。

中田　その瞬間、僕「売れたな」って思いました。

藤森　売れたなっていうのはちょっと思いすぎ。

中田　偉い人にハマるっていうのは、いいことだと聞いてますんで。

藤森　あとクリさんって呼んでないですから。さっきからずっとクリさんって言ってますけど。

──お2人は性事情の話をするのはもともとアリだったんですか？

中田　下ネタは全然あり……。下ネタっていうかそういう話は全然しますから。

藤森　8年目というキャリアにもなってきて、そこをダメっていうあれでもないですし。昔だったらちょっとわかんなかったですけど。

中田　ただ、僕、最近彼女ができたので、事情が変わったっていうのは……。

藤森　日和ってんじゃねえよ！

──喋ると相手とのことを連想させますもんね。

中田　ただ、過去の話をしたらしたで、今の彼女が……。

藤森　別れちまえよ。仕事に支障きたすなら別れちまえ（笑）。かといって、今の彼女の話もしづらいしね。

中田　今のはしてないですよ、さすがに。

藤森　でもあなたけっこう下ネタ話してますよ、この番組で。だいぶ思い切ってます。

中田　そうなんですよ。

藤森　カップルの旬な性事情に関して話聞きつつ、相方の話もやっぱり聞きたいですから。「そうだったの!?」ってここで初めて知ることもあるので。

中田　僕の性事情に関してはけっこう興味深いものありますもんね、藤森くん。

藤森　正直ね。僕が淡白な分ね。

中田　藤森さんね、性に対する取り組みが文化的じゃないんですよ。動物的といいますか。

藤森　あんまり深く考えないからね、俺は。

中田　イメージで言うと、チンパンジーが近い。

藤森　バカにしすぎだよ。チンパンジーも考えてると思うよ。

中田　そういうのがあるので、浮き名は流してますけど、深みはないなっていうのが僕の感想ですけどね。

役に立ったアドバイス

──これまでにいろいろな悩み相談がありましたが、とくに自分の役にも立ったアドバイスはありますか？

中田　僕は魔女のハルカさんのアドバイスが印象に残ってます。ベッドの下にラベンダーを置いておくと、彼氏がちゃんと帰ってくるっていう。

藤森　浮気をしないというか。

中田　そういう具体的なアドバイスはけっこう念頭に置いてますね。まだちょっとラベンダー置けてないんですけど。どう彼女に伝えたらいいかわかんなくて。「魔女の人に聞いたんだけど……」って。

──あははははは（笑）。

藤森　女の子が置くパターンが多いらしいからね。男子が帰ってくるようにって。

中田　そうそうそう。

藤森　参考になるよね。

中田　なるね。京明先生のアドバイスは大体がトンチンカン。

藤森　そんなことない！ 陰陽師だぞ。日本に数人しかいない陰陽師だぞ。

中田　そうなんすか（笑）？

藤森　ガチガチに緊張してるけど。

中田　京明先生かわいいのよね。何回か収録してるんだけどね、ほかのテレビも出てるはずなんだけど、足震えてるんですよ（笑）。

藤森　ものすごい緊張されて、熱心なの！ でも毎回収録終わりに楽屋に来てくださって、それも毎回「今日の僕はどうでしたか？」って意欲がね。

中田　ダメ出しとかを受けてね。

藤森　ダメ出しを自分から求めにくるという。ないんですよ、ダメ出しなんか。あのままでいいんですけど。でもそういう意欲的な面はすごいことですよ。嬉しいことですし。

中田　そうですね。京明先生にはね、できれば真面目に働いてほしいですね。

藤森　働いてんだよ！