「ラジオな2人」は結果、漫才

──これまでの収録の感想をお願いします。

千鳥ノブ　（ブースの中は）すごい密室な空間なんですよね。スタッフさんも暗いガラスの向こうにいるので、本当に2人だけでしゃべってる感じ。途中「あれ？ こんなこと言っていいのかな？」って思うようなことまでポロッと言っちゃってることもよくあります。そのくらい本当に2人だけの空間になってます。

千鳥・大悟　確かにな。2人だけの空間を作ってくれたがゆえに、セーブが利かなくなっちゃうというか。ノブと2人、楽屋でしゃべってる感じです。それがいいことなのか悪いことなのか。

ノブ　ええことなんちゃう？ 普段お見せできてない顔は見せてると思います。

──漫才やロケに定評があるお2人ですが、こうやってテレビで1時間トークするという機会は少ないのでは。

ノブ　うれしいです。2人でフリートークできて、しかもテレビでお届けできる番組ってなかなか最近ないですから。

大悟　やりたかったことやしな。

CM中の千鳥

──今回の特集ではCM中の一部を動画で紹介させていただきます。お2人は普段からこんな感じですか？

大悟　僕らはCM中もわりとそのままですね。あと本番があるからその前に「ここはこうしようか」みたいなことは、ほぼ話さないんです。かと言ってあまりにも何もしゃべらないとスタッフさんに「あれ、仲悪いんかな？」って思われてしまうので、そのへんのバランスを取りつつ（笑）。

ノブ　この番組はCM中も一応カメラが回ってるので、CM前のジングルが流れてるときってどういう手をしたらいいのか、どのカメラを見ていればいいのか、困るんですよ。なんかせなあかんと思ってカメラに向かってニコッとしてみたり（笑）。

──初回は段取りの確認で余裕がなかったとお聞きしたのですが。

大悟　ノブは台本ばっか見てたよなあ。

ノブ　1時間そのまま回すので、確認できるのがCMの間しかないんですよ。この番組、打ち合わせ時間がすごく短くて！ 本番3分前くらいに説明されて、「はい、行きましょー」みたいな（笑）。「待って待って待って」と思いながらブースに入ってるので、CM中が貴重なんです。

──それにももう慣れて。

ノブ　そうですね。あとこのブース暑いんですよ！ みんなの熱気ですっごい暑いしすっごい臭いし、ちっちゃい扇風機置いてほしいです（笑）。

──では最後に番組の見どころをお願いします。

ノブ　芸人の濃いトークが聞けると思います。またあの空間がそうさせると思うんですけど、ホンマに2人が今思ってることをしゃべってます。 プライベートな話とか、たぶんここで最初にしゃべってるんじゃないかな？ ぜひ聞いてほしいです。

大悟　僕らは基本、しゃべりながら漫才を作るので、この「ラジオな2人」でやってるのがそのままネタ合わせしてる最中みたいなんですよ。だから……漫才、漫才、漫才。って書いといてください。

ノブ　なんやそれ！ 頭おかしいやろ。書かないでくださいよ、サブい奴やと思われたら困るんで。

大悟　「ラジオな2人」は結果、漫才。これでお願いします。

ノブ　どういうことやねん！ 違うわ。

大悟　センターマイクがないだけの、漫才。

ノブ　だせえなあ！