好きなコントは絡むおばさんと絡まれる長谷川

──今回は登場人物の年齢や展開の大枠があって、そこからじろうさんに台本を作っていただきました。こういう決まりがある中でコントを作るのは難しいのでしょうか。

じろう　いや、そんなに苦労しませんでした。まったくのゼロから作るわけじゃなかったのと、盛り込みたい機能の文言とかもいただいていたので。でも、実は初めてだったんですよ。広告でコントの台本を書くのが。

シソンヌ

──コントでいろんなキャラを演じているお二人ですが、どういうキャラが演じていて楽しいですか？

じろう　楽しいのは、元気なおばさんですかね。面倒くさそうにする長谷川さんに元気なおばさんとして絡んでいくのが一番やってて楽しいです。

長谷川　僕も変なおばさんの相手をしているときが一番楽しいかな。「ヤベえ奴来たな！」っていうところからがやりがいがあります。

──今回の50代男性とハウスキーパーの女性のコントがまさにそれですね。

じろう　そうですね。だから、本当はもっと行きたかったんですけど、ちゃんと機能を説明しないといけなかったので（笑）。僕らのただのコントだったら玄関でずっと絡み続けていたと思います。

──お二人でちょうど好きなキャラとシチュエーションが合致しているんですね。

長谷川　自分たちのスタイルと言えばスタイルかもしれないですね。昔の志村けんさんと田代まさしさんの関係みたいな感じで。

コントのリハーサル中のシソンヌ

“もっとシソンヌらしく”なるには

──今回、コントの中でLenovoのAI PCのいろんな機能を紹介していますが、自分の生活に取り入れたいと思った機能はありますか？

長谷川　スマホの写真をすぐにパソコンに同期できるのは便利ですね。

じろう　台本とかも「書いて」って言ったら書いてくれるわけですよね？

長谷川　それ、歳取ってからめちゃくちゃ楽じゃん（笑）。70、80くらいまでコントできるよ。議事録を取ってくれる機能は、特に漫才師は使いたいだろうなと思いました。わざわざ台本に起こさない、しゃべりながらネタを作っている人も多いので。漫才師に教えてあげたいです。あと、たまに番組のアンケートをカッコつけてパソコンで打つんですけど、面倒くさくなって結局スマホで打つんですよ（笑）。そういうのも口で言って、AI PCに書き起こしてもらえばいいわけですよね。

──キーボードを打つのに慣れていなければタッチパネルとしても使えます。そう考えると、芸人界にもおすすめできそうですね。

長谷川　そうですね。だいぶいろんな作業が楽になるんじゃないですか？

じろう　僕、AIって1回も使ったことがないので、単純に興味があります。どんなもんなのか、何をしてくれるのか。友達になってくれるのか。AI PCを使うことで、また新しいネタもできそうですし。

シソンヌ

──最後の質問です。「もっと、あなたらしく」というLenovoのキーワードにちなみ、“もっとシソンヌらしく”なるには何が必要だと思いますか？

じろう　なんだろう……。今、だいぶ“らしく”やれてるからな（笑）。でも、教育学部に通わずに教員免許取れないかな、とは思っていて。

長谷川　どういうこと？

じろう　学校の先生を人生で5年くらいやってみたいなと思うんですよね。ただ、こういうのっていつもフッと出てきてはいつの間にか消えるんですよ。「留学したいな」とか。今は「小学校の子供たちに教えたい」なんです。

長谷川　それ、あなたらしいの？（笑）

じろう　AI PCに先生をやってもらって、その補助としてでもいいんだけど。

長谷川　それネタでできるだろ！だいたいの夢はネタでかなっちゃうんですよね。

──でも、じろうさんの先生姿は想像がつきます。子供向けにコント作りのワークショップをされていますもんね。

じろう　子供ってやっぱり面白いんですよね。まったく理解できないことをやってくるので。自分の子供育てろよって話なんですけど、まあ授かりものなので、自分の子供ができるまでは人の子供で。

長谷川　ヤバいおじさんじゃん！（笑）

シソンヌ

──長谷川さんはいかがですか？

長谷川　コントの中で、じろう演じるサラリーマンが妄想ですけどたくさん海外旅行していたじゃないですか。それはいいなあと思いましたね。子供ができたので、連れていってあげたいです。さっきじろうも言っていましたけど、子供って何しでかすかわからないので、それが本当に楽しいんですよね。まあしつこいですよ、子供ってやつは（笑）。同じことを1時間、2時間、平気でやらせてきますから。

じろう　ワークショップやってても思う。「これ、親大変だろうな」って。

長谷川　大変よ。でも、すごいなと思って。全然面白くないことも延々やらされるんだよ？

じろう　あはははは！（笑）

長谷川　「お尻プリッ」くらいのことで大爆笑して延々やらされるんだから。勘弁してくれよと思うんですけど（笑）、子供から得るものもたくさんあります。それが自分らしくというか、違う一面に出会えるきっかけかもしれませんね。