昨日7月17日に東京・松竹芸能 新宿角座にて、
これは木下曰く「ギャグはない、大喜利は断る、歌番組で何もしない、モノマネレパートリーゼロ」の木本を芸人として叩き直すため、「なかなかの大人が立ち上がって」始動させたライブ。前回は同じ類の人間としてロバート山本と狩野英孝をゲストに招き、真面目な木本を芸人らしく不真面目にさせるべく試練を与えたほか、10個の新ギャグを披露させた。
木下は「まだ木本は芸人化されていない」という声が多いことから第3回が開催されることになったとオープニングから嘆き節。「『木本が芸人になったやろ』ってなったらお客さん誰も来ない!」と強調した。木本は「まだこのライブ無料なん? 同じ場所でいろんなライブやってて、この日だけですよ!」と声を荒げたが、木下は「みんなはね、青田買いしに来てるんですよ」「なんだったらこちらがお金払いたいくらい」と芸歴22年の木本を諭した。
また、木下はなんの前触れもなく突然木本に土下座を要求。「なんの過ちも犯してない」と断る木本と「あーもったいない。俺がこんなええパス出してるのに」「それええパスなん!?」と冒頭から大揉めだった。そんな中、このライブでの収穫もあったと報告が。バラエティ番組「内村さまぁ~ず」のギャグのコーナーを今まではごまかしごまかしやっていたが、前回喝采を浴びた相撲の行司ギャグを繰り出すと出演者から大いにイジられたそう。木本はその点に関してはこのライブに感謝し、そのギャグを改めて披露した。
その後、これまでも一緒に木本の芸人化について思案してきた
この日も“同じ部類”のゲストを召喚。
また、木本のブログやTwitterについても言及。木下のフリに熱いツイートで返してしまう真面目な木本を改善するため、何度も炎上騒ぎを起こしている鈴木に指南を仰ぐ。鈴木は炎上について「『クソ、死ね、クズ、カス』だいたいこれですね」と淡々と説明。炎上の極意を授かった一同は木本のTwitterを炎上させようとしたが、スタッフが持ってきたのは鈴木のケータイ。「図ったな!」「人の炎上で遊びやがってよ!」と騒ぐ鈴木を差し置いて、木下たちは日頃の炎上を感謝するため「エンジョーエンジョーイ(^o^)/」とツイートすることに決定した。ツイート後、鈴木が「松竹がよってたかって!」と言っている間にも、さっそくフォロワーたちから反応があり、「さすが!」の声が上がった。
最後はいつも仕切りに回りがちな木本をゲームに挑戦させるため、芸歴22年にして初だという「箱の中身はなんでしょね」を実施。サボテン、アツアツのうどん、タコなどが入っている箱に手を入れる木本は「うわー!」とビビり倒し。差し込み口から急いで手を引っこ抜こうとしてケガをしたり、「うどんって見ないで触ると……きっしょ!」「いつもは見てるから触れるんやね」といった素朴なコメントも飛び出し、見たことのない木本の姿にほかの出演者たちは大喜びで、会場も笑いの渦に。極めつけには蛇の入った箱に挑戦し「噛んだぞ今……」と青ざめる木本。その様子を楽しみながら木下は「箱の中身は大蛇でしょう! さあ、どうぞ!」とどさくさに紛れて中身を明かした。それでも鈴木は「ドッキリにわざと引っかからなければいけないときもある」と今後のことを想定しチェレンジを続けさせ、噛み付いた蛇を離すため暴れた木本が箱ごと破壊。舞台上は一時大騒ぎとなったが、蛇嫌いながらもゲームをまっとうしようとした木本の奮闘ぶりに全員が拍手を送った。
エンディングでは前回、前々回から成長したことを見せつけるため、木本が満を持して白ブリーフ姿に。しかしほかの出演者たちからは「今回は普通のパンツじゃないと」「真面目やな」とあしらわれ、「こんな姿晒してすんませんでした!」ときれいな土下座を披露した。次回開催は9月15日(日)に同会場にて。今回挙がった短所も改善していくという。今後木本は芸人の道へ軌道修正できるのか。ぜひ劇場でその姿を見届けよう。
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