フットボールアワー、久々のラジオパーソナリティに手応え

昨日6月7日、ニッポン放送にてフットボールアワーがパーソナリティを務める「フットボールアワーのナイタースペシャル」が生放送された。

この日後藤は前の仕事の影響で4分前にスタジオ入りしており、冒頭から「今日何やるんですか？」と岩尾に振ると、岩尾はその後藤の感じに対して「多忙感出したいだけなんじゃ？ 1人漫才ブームみたいな」と不満を覗かせる。そんな岩尾に後藤は「遅れてやろうと思った」といじわる心を暴露。岩尾は「37歳をドキドキさせんのやめてー」とすねていた。

フットが2人でラジオをやるのは2008年以来実に5年ぶりということで、このオープニングトークの後、スタッフからタイトルコールを求められると、後藤は「今からタイトルコールすんの!?」とビックリ。岩尾から「なにわスタイルじゃないよ。いきなり『なにわミュージックショー』で始まらない」とツッコミが。改めて「それでは参りましょう。フットボールアワーのナイタースペシャル！」とスタートした。

「ナイタースペシャル」はプロ野球中継のない日に行われる特別番組ということだが、野球がまったくわからない後藤。そこで2人はまず「知ってる野球用語を言う」という子供のような遊びに興じはじめた。そこで後藤が最初に出した用語は「ツーアウト」。これには岩尾も全スタッフも大爆笑となり、その後岩尾が「右中間」を出すと、「お前そこ行く？」と難易度の高さに顔をしかめた。そして後藤はひらめいたように「キャッチアップ！」とドヤ顔で言い放つも、岩尾に「タッチアップちゃうか？」とニヤニヤしながらツッコまれてしまった。

後藤のリクエスト曲、長渕剛の新曲「未来」が流れた後、リスナーから送られてきたメールを読むことに。しかし、曲の前に岩尾がポロッとボケた「梅雨をテーマにしたオリジナル川柳でも」という言葉に、敏感なリスナーはすぐさま反応。久々のフットの番組が川柳番組になってしまい、後藤は「やめてやめて！ そういう番組ちゃうねん。そういうテイストにしたくないねん！」と必死で拒否していた。続いて「お互いいいところを褒めるとしたら」というテーマでトークに切り替え。しかし後藤は「腹が立つことしか出てこない」と、岩尾に次から次へとダメ出しを展開。すると岩尾からは、「iPhoneケースに、英語で『busy busy busy』って書いてある」「やたらギターケースを持ってくる」「ポケットまさぐったら2、3枚ピック出てくる」という、後藤の“ジェッタシー”なエピソードを大いにバラされてしまった。

リスナーからのメールで、来年コンビ結成15年を迎えることを指摘されたフット。「イベントの計画はあるか？」という質問に対して「10周年ですらやってないから……」と後藤が答えた一方で、「リサイタルでもしますか？」と、岩尾はやや前向きな姿勢を見せていた。また、「小さい頃になりたかった職業は？」という質問に対しては、「小学生の頃からお笑いをやりたかった」と後藤。「最初は姉ちゃんが漫才好きで、おっさん2人がマイクの前で喋ってるのを見て違和感しか感じなかったけど、だんだんその違和感が憧れに変わっていった」と説明した。また、岩尾が「ベストテン見て、あんなんなりたいって思っていた」と語ると、「いま思うたら、ベストテンのミラーって質悪いよな」と後藤は思い出し笑い。そのすぐあとにリスナーからベストテンのミラーにまつわるプチ情報が寄せられると、後藤も岩尾もリスナーのレスポンスの速さと感度の高さに感嘆していた。

その後は、「新人なんで……」と言い訳するタクシー運転手が苦手という話や、芸能人の結婚のタイミングは難しいといった話で盛り上がった2人。久々のラジオに手応えを感じた様子で、エンディングでは、「このラジオが今夜限りというのは寂しい」（後藤）、「また呼んでいただければ」（岩尾）と、リスナーとの別れを惜しみながら、次の機会を楽しみにしている様子だった。

なお、本日6月8日21時45分より、新宿・ルミネtheよしもとにて、フットボールアワーの隔月トークライブ「フットボールワンアワー」が開催される。当日券も発売されるので、彼らのトークを生で楽しみたい人はぜひ足を運んでみよう。