8月から9月にかけて東京と大阪で、
これは、2008年に東京・大久保公園内特設テントにて上演された「新宿7キャンプシアター~2008・夏~」の演目の1つ。7組の芸人が座長となり芝居を上演した中で西野は後藤の2006年の作品「ひーはー」をリスペクトし、この作品を作りあげた。
もともと西野が後藤と出会ったのはランディーズ、ロザンと組んでいたユニット・WEST SIDEの一員として出ていた2002年の番組「ゲンキ王国~GENKING~」。この番組では、WEST SIDEのメンバーたちが自分たちでコントを作っており、そこで西野は、ゲンキ王国の国王役だった後藤に当時なんでも相談していたという。
「まだまだ彼がいろいろ探ってる状態の頃で。『こんなんどうですか?』とか、『コントできました』っていろいろ相談してきて。そのコントがいい出来なのにね、必ず最後のほうになるとウンコが出てくる……。これさえなければってアドバイスして『わかりました!』って言っても、次の週になるとやっぱりウンコが出てくる……」と当時を回想した後藤。そこから親交が深まっていくが、まさにこの舞台のきっかけとなった「ひーはー」上演後、後藤は西野にとって転機となる言葉をかける。
「彼はそのとき、もうすでに日本中に知られてるくらいいろんな番組に出てたんだけど、『それで合ってるのかい? あっくん』って。ほんとに自分がしたいことをもっとする努力とか、そういう風に仕事を整理してみたりしてもいいころなんじゃないか、と」と後藤。西野は「公演終わりに飲みに連れて行っていただいたんですけど、『羨ましいっすわ』って言ってる自分が嫌になってきて。すぐにマネージャーと梶原呼んで、『とりあえずひな壇とかそういうの全部やめる、僕、ああいうの作りたい』って言ったんです。25歳くらいのときですね」と、苦笑した。
すでにそのとき、2009年に発売される最初の絵本「Dr.インクの星空キネマ」の原画も描いており、それを見ていた後藤は「自分で時間を作ってこういうすごいことをやってるんだったら、お笑いの面でも本当にやりたいことをやる努力をしてみたらいいんじゃないの?」と背中を押した。その成果が見事に現れ、その後西野は絵本、舞台脚本などに着手し、様々な作品を制作。今年2013年2月にはニューヨークで絵本原画展を開催するなど、活躍の幅を広げている。
今回2人が改めて舞台でタッグを組むにあたって、西野からオファーを受けた後藤は、「俺は他人の書いた台本は一切触らない主義。しかし、どうも他人が書いたように思えないものがこの世に1冊存在すると……。俺の書くものって相当腕の立つ戯曲作家みたいな人が盗んで真似するのかなって思ってたら、こんな身近な芸人が(笑)。よくぞここまで盗んだもんだと」と感心。さらに「『ひーはー』をそれだけ好きでいてくれて、それが動機ということであれば、すべてスタッフを『ひーはー』のスタッフで揃えてあげようと。さも後藤ひろひとの新作かのように。だから盗み返すということ。それが今回の俺のテーマです」と明かした。それを聞いた西野は爆笑しながら「あー楽しみだなー!」と大はしゃぎ。おまけとして、後藤は演出のヒントに「Piperでやってきたお屋敷シリーズ3本とほぼ同じセットを作ろうと思ってるんです。入口は同じなんですけど、お化け屋敷だったり西部劇だったり地下室だったり。その4本目という感じ。お客さんがパッと見て『あ、これは』と思うような」と示した。
また、後藤は今回1つ西野に条件を提示。それは西野も出演すること。「これを観てくれるお客さんの顔を一緒に見なさいということ。俺が演出して、彼が脚本家として舞台挨拶してっていうんじゃなくて、喜んでるお客さんの顔はちゃんと舞台から自分で見なさいと」と、舞台の先輩としてメッセージを託した。
取材中には、「絵本の中によく俺を隠すだろ!」「煮詰まったときに、ちょうどいい」「普段後藤さん何してるのか謎」など、キャッキャと会話を弾ませていた2人。互いに「共通する部分も多い」という2人が正面からがっぷり四つに組むこの舞台をぜひお見逃しなく。キャストは2人のほか、
キングコング西野、後藤ひろひとコメント
西野:とにかくここから頑張るんですけど、もう1個夢叶ってるんですよ。書いた本を後藤さんにやっていただくという。だからいつも以上にテンションが上がっております。その様を観て下さい。あとほんまね、愉快なんですよ。楽しいのを見てほしい。メッセージもへったくれもなく、ただ楽しいことだけに、これだけの大人が集まってくださったっていうのは一見の価値ありです。ぜひ観に来てください。
後藤:久々に吉本興業で演劇をプロデュースします。これがまたきっかけになり動いていけばいいと思いますね。観に来てくれるお客さんには何を伝えたいとかないです。ほんとに楽しませる努力だけをするので、恐らく俺たちが一番楽しんでなければこれは成功しないです。一緒に楽しんでほしいです。
ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!
<東京公演>
日時:
2013年8月21日(水) 19:00開演
2013年8月22日(木) 19:00開演
2013年8月23日(金) 19:00開演
2013年8月24日(土) 13:30開演 / 17:30開演
2013年8月25日(日) 13:30開演 / 17:30開演
2013年8月26日(月) 19:00開演
2013年8月27日(火) 13:30開演 / 19:00開演
2013年8月28日(水) 19:00開演
2013年8月29日(木) 19:00開演
会場:東京・紀伊國屋サザンシアター
<大阪公演>
日時:
2013年9月13日(金) 19:00開演
2013年9月13日(土) 13:00開演 / 17:00開演
2013年9月15日(日) 17:00開演
会場:大阪・シアタードラマシティ
料金:前売6500円 当日6800円
チケット:チケットよしもと、チケットぴあ、ローソンチケットにて6月8日(土)10:00より一般販売開始 ※各種先行予約あり
キングコングのほかの記事
リンク
- ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック!
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
お笑いナタリー @owarai_natalie
「よくぞここまで」後藤ひろひとキンコン西野の成長ぶりを語る http://t.co/nTEaq9a6UI