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若手漫才師が激闘「漫才新人大賞」予選会レポート

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昨日4月7日(日)に、東京・日暮里サニーホールにて「平成25年 漫才新人大賞」予選会が開催。既報の通りS×L、三四郎ピーマンズスタンダード100W、ブルーセレブ、ウエストランドの6組が予選を勝ち抜いた。

今年2013年で12回目を迎える「漫才新人大賞」。昨日の予選会では、4部構成で108組の芸人たちが渾身のネタを披露した。司会のニックスが前説で会場を温めたあと、1部がスタート。戦隊ヒーローをテーマにした漫才のビッグタスクがトップバッターを務めた。100Wは滑舌の悪さを克服するため、切ない女心を早口言葉にしてみせ会場を沸かせる。その後、心霊の声が入っている曲をリリースしヒットを狙うが、意外な名曲が生まれてしまうピーマンズスタンダード、プロポーズの練習を題材にしたS×Lが大きな笑いを巻き起こした。三四郎は実際に起こったエピソードを織り交ぜながら、舞台を大きく使ったパフォーマンスで観客を驚かせる。また、昨年の同大会で決勝に進出し、アニメの主題歌をテーマにしたネタで沸かせたグーとパーや、相撲の説明を勢いある漫才に発展させたモグライダー、昔と今の子供を比較して笑いを誘った小学生コンビのはるとかんたなどが1部で活躍した。

2部は、勇者と村人を演じたプロナウン、人見知りを題材にしたスパナペンチが序盤から盛り上げる。デートの仕方を教わりながら身だしなみばかり気にしてしまうベイビーフロート、痴漢撃退の練習で女性のディテールにこだわるジャッカス、「子供のお悩み解決マン」を演じたランチランチ、偉大な人物の名言を紹介し、最後は自身の名言を生み出したブルーセレブと多彩なネタが続々と繰り広げられる。ヒカリゴケは指切りをして約束を破ったときの罰を考えていくネタを展開し、会場を笑いに包んでこの部を締めくくった。

3部では、ありえないテレビドラマの設定を批判していく法薬女子大学や、架空の彼氏を紹介するマジコーラルなど女性コンビも奮闘。ツッコミの技を鮮やかに披露していくジェットカンフル、さまざまな男らしさを表現しつつ、弱みも垣間見せる瞬間メタルにも会場からは大きな拍手が送られた。また、九州芸人のBLUE RIVERや、同級生コンビのがるるまんなども特徴を生かしたネタで観客を魅了した。

最終ブロックの4部では、品のない言葉を現役住職の視点で直していくドドん、漫才中にお客さんに告白して目立とうとする第2PKに続き、昨年の「NHK新人演芸大賞」本選に出場して話題を集めたタイムボムが、政治家になって演説をするネタで喝采を浴びた。また、オペを行うネタをやりたいのにもかかわらずプロレスが始まってしまう3フランシスコ、3億円事件の真相を訥々と語る馬鹿よ貴方は、雑誌の取材を受けながらあらぬ方向へ話が展開していく風藤松原などが、それぞれの持ち味を存分に発揮。ウエストランドは定食屋を舞台に目まぐるしくツッコミを繰り出し、会場を圧倒した。最後はミリオンズがデートのシミュレーションを熱演し、終演となった。

この予選を勝ち抜いた6組に、漫才協会内予選を通過した母心、キャラメルマシーン、けいいちけいじ、おしどり、キラーコンテンツ、新宿カウボーイを加えた計12組が、6月27日(木)に東京・国立演芸場にて開催される決勝戦に出場。チケットの発売日や料金は漫才協会のオフィシャルサイトにて決定次第発表される。

平成25年度 漫才新人大賞 決勝

日時:2013年6月27日(木) 18:00~
会場:東京・国立演芸場
司会:ナイツ
出演者:S×L / 三四郎 / ピーマンズスタンダード / 100W / ブルーセレブ / ウエストランド / 母心 / キャラメルマシーン / けいいちけいじ / おしどり / キラーコンテンツ / 新宿カウボーイ

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