仁鶴がロザン、ジャル、プリマと座談会、将来の笑いを考察

明日1月5日（土）、「笑福亭仁鶴と訪ねる大阪の笑い100年」（NHK総合）が放送される。

これは、笑いの達人や人々の記憶に残る人気漫才師や落語家などを当時の世相とともに振り返り、総ざらいする特別番組。芸能生活50年を迎えた笑福亭仁鶴が案内役となり、影響を受けてきたという笑いの先人たちゆかりの寺院や碑、演芸の史跡を訪ね、敬意をこめて紹介する。また、仁鶴が偉大な先輩たちから受け継いだものを後の世代がどのように引き継いでいるかを描きながら、大阪100年の笑いの歴史を網羅。昔懐かしい笑いの達人たちに触れながら、大阪、そして日本の世相の移り変わりと笑いの文化の歴史を見どころ満載で届ける。

戦前戦後は寄席を中心に、伝説の漫才コンビ横山エンタツ・花菱アチャコの漫才映像をはじめ、中田ダイマル・ラケット、芦乃家雁玉・林田十郎などの映像を紹介。初代・桂春團冶の動く姿をとらえる映像も公開する。深夜ラジオで一躍スターになった仁鶴は、そのきっかけや当時の心境について告白。さらにテレビの時代に突入し、現在師匠と呼ばれるオール阪神・巨人、今いくよ・くるよなど、当時全国を巻き込んで一世を風靡したしゃべくり漫才の映像が色鮮やかによみがえる。

そして「笑いの新時代」として、NSC、心斎橋筋2丁目劇場ができた頃に台頭し始めた芸人たちに注目。現在冠番組を持つベテラン芸人がファンに囲まれるリアルな映像も。1986年、NHK「BK芸能スペシャル～爆笑新時代」に出演時のダウンタウンやトミーズ、ハイヒールの漫才はどれも必見だ。

そして今回、「今後100年の笑い」と題して、仁鶴が、ロザン、ジャルジャル、プリマ旦那の3組と一緒に座談会を実施。それぞれの世代が考える将来のお笑い界を想像しながら笑いも交えて全員真剣に仁鶴と意見を交わす。そんな彼らの姿に最後仁鶴からは「天下獲る自信はあるんでしょ？」という大きな質問が。果たして3組それぞれどう答えるのか。仁鶴のエピソード、映像、座談会、すべてが貴重なこの番組。お笑い界のこれまでの100年とこれからの100年を考える、またとない番組となっているのでお見逃しなく。

笑福亭仁鶴と訪ねる大阪の笑い100年

NHK総合 2013年1月5日（土） 13:05 ～ 13:54