11月13日から昨日19日まで、東京・神保町花月にて、
これは新選組リアン初となる演劇舞台で、彼らはこの初の試みにあたり、西野に脚本を依頼したところ、西野がこれを快諾。何年か前から温めていた物語を仕上げて提供した。
舞台は、とある豪華客船。ここで大富豪ドン・フラぺチーノ(山口純)が世界中のマスコミ関係者を集め、アメリカへの無料クルージングを敢行していた。ドン・フラぺチーノの召使いであり、この船のパーサーとして取り仕切るのが古谷(房野)。航海も終盤を迎え、とある企画のために忙しい上、ドジなメイド(中嶋晃子)に振り回されたりと、てんやわんやだ。そして船にはマカロニ怪盗団のビリー・ルビッチ(國定拓弥)と子分のデコデコ・ブッキー(森公平)がこっそり潜入し、ドン・フラペチーノがこの豪華客船を使ってお宝を運んでいると予想して2人で捜索に乗り出す。また、マスコミ関係者の中には、テレビのディレクター(関義哉)、カメラマン(榊原徹士)、レポーター(児玉絹世)が。まだこれといった映像をとっていないディレクターは焦り、お宝映像の撮影を目論む。しかし、盗賊団、テレビクルー、船上スタッフが、ある勘違いからとんでもない事態に巻き込まれ、出演者たちが入り乱れてのドタバタ勘違いコメディが繰り広げられた。
房野はおっちょこちょいな出演者たちにツッコんだり、まくしたてたりと大忙し。意地悪な一面を見せたかと思えば、とある扮装をしたりと観客を楽しませた。また、コミカルな役柄を演じるリアンが、それぞれの状況に振り回され、笑ったり困ったりする姿に観客も爆笑。初芝居ながら終始テンポのよい掛け合いを見せた。
ストーリーはシンプルながらも、セリフの随所に遊びが仕掛けてあり、時々ハッとさせられることも。西野らしいハートフルな展開で、最後は会場から大きな拍手が送られた。
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キンコン西野脚本、新選組リアン主演、房野出演の舞台が終演 http://t.co/qrLlklH6