「一番コンビの色が出る」ポイズンの60分漫才今週末

今週末11月16日（金）、新宿・ルミネtheよしもとにて「POISON GIRL BAND 60分漫才」が開催される。本人たちが意気込みを語った。

ポイズンは今年2012年3月に初めて60分漫才を披露。その後、6月にも60分漫才のライブを開催し、今回で3回目となる。最初に「60分やろう」と言い出したのは吉田とのこと。「短いネタをやるより、長いネタがいいかなと思って」と阿部に提案したそうで、そのときの感想を阿部に聞くと「63分くらいがいいかなと思ったんですけど却下されたので、じゃあ60分ということで」と妥協した様子だった。

通常2人の漫才では、阿部がセリフを忘れそうになることがあるそうだが、60分漫才に関しては吉田がその不安でいっぱいに。しかし実際に舞台に立った後には「覚えられるもんなんだっていうのが一番感じたこと」と振り返った。阿部はネタ合わせの際に吉田が考えてきたフリに合わせてボケるため、練習と本番が違うこともあるという。「ちゃんと覚えなくていい」と飄々とした雰囲気で、「フリにいいボケが浮かばないって言えちゃう」と奥の手を明かした。ネタは、吉田が段階的に作っていくが、基本的には60分で1つのネタとして最初から制作。「10分を6本つなげるっていう芸人さんもいるんですけど、僕はできないんです。それだと覚えられなくて。なので最初から60分で流れを作るんですけど、そうすると賞レースのために60分から4分を切り取るってことができない（笑）」という悩みも笑って告白した。チケットは現在チケットぴあにて発売中。今後も2、3カ月に1回のペースで同ライブを開催するという。吉田曰く「一番コンビの色が出る」ということなので、気になる人はぜひ生で60分1本漫才を観てみよう。

POISON GIRL BANDインタビュー

――初めて60分漫才のネタ合わせをしたときの感想は？

吉田：初めて楽屋で通してみたとき、座りながらですけどちゃんと60分くらいになったんでビックリしましたね。

阿部：僕は立たされてましたけど。

――初めて客前で60分漫才を披露したときの感想は？

阿部：終始言葉が飛びそうでしたね。「はいどーも」も危なかったです。

吉田：言ってねーだろ（笑）。

阿部：緊張しましたね。

吉田：「あれ次のセリフなんだっけ」って考えてる時間もありました。

阿部：全然気づきませんでした。吉田さんの声ほとんど聞いてないです。

吉田：だったらうますぎるだろ（笑）。でもちょっとした達成感はありましたね。

阿部：そうですね。シャワーが気持ちよかったです。

吉田：2回目は、終わったとき「これ2、30分しか経ってないかも」って恐る恐るハケたんですけど、60分ちょうどで。下手すると、1回ハケた後に「っていうことでね」ってもう1回舞台に戻ってこなきゃいけないかと思ってました。

阿部：入口でお客さんの時計徴収しましょうか。気づいたら8年くらい経ってたらビックリですね。

――最後に読者にメッセージをお願いします。

吉田：一番コンビの色が出る気がします。みんなやればいいのにって思います。僕、ほんとは5000円が良かったんですよ。肉体労働として。まさかの1300円。安いです。今後ちょっとずつわからないように上げていこうかと思います。

阿部：33歳の男2人が60分喋り続けているので、オープニングと最後の顔の疲労度を見比べてほしいです。たぶん、ほうれい線がくっきり出てると思います。

POISON GIRL BAND 60分漫才

日時：2012年11月16日（金） 21:30開場 22:00開演
会場：新宿・ルミネtheよしもと
料金：前売1300円 当日1500円
チケット：チケットぴあ Pコード597-727