ひょっとこ生みの親は大山英雄、烏川20周年ライブ今週末

今週末10月7日（日）、なんばグランド花月にて「『ひょっとこ大感謝祭 2012 秋』烏川耕一芸能生活20周年記念新喜劇」が上演。ライブを目前に控えた烏川がその見どころを語った。

NSC大阪11期生で卒業後すぐに新喜劇に入団、20年新喜劇で育ってきた烏川。「まだまだ過程のような気がして」とイベントは考えていなかったそうだが、会社からの勧めもありスペシャルな新喜劇で20周年を祝うことにしたという。「僕、舞台で『ひょっとこじゃない！』って言うてるのにこんなに前面に押し出されてしまって……。認めてないですから！」と語る烏川。「実際早いですね。あまり意識はなかったんですが、人から20周年と言われて、そうかと。入団した頃に5年後10年後って考えてたんですよ。30歳になってバイトしてたらこの世界辞めようとか。40歳になったらって思ってたはずなんですけど、思い出せなくて」とこの20年を振り返った。

見た目からギャグやキャラクターが生まれ親しまれている新喜劇の団員たち。烏川はちょっと突き出た唇から語尾に「ピュー」と付けられいじられるという口笛キャラで人気となっていた。「口笛のときは池乃めだかさんがきっかけだったんです。ひょっとこは大山英雄さん。『お前のイジリで考えてるやつあるから』って言ってくださって、2人だけのシーンのときに初めてやったんです。最初からすごくウケたのを覚えてます。ペンションの入り口あたりで大山さんが座るときに『ひょっとこいしょ』って（笑）」と回想。「道で『ひょっとこ』って呼ばれるようになりましたね。あとは口笛を近くで吹く方がいるんですけど、ちょっと自意識過剰になっちゃって、口笛が聞こえると気になる（笑）」と、大阪の町にすっかりキャラが定着している様子だった。

イベントの内容については「新喜劇に育ててもらったし、いつもより長めの新喜劇で自分の20周年ともちょっとリンクする内容を考えてます」とのこと。ゲストには普段から仲が良く、コント共演などもしているテンダラーが駆け付ける。さらに今回舞台初共演の神奈月が登場。2人はかつてモノマネ番組で共演したことがあり、そこから交流が続いているという。「大山さんがモノマネ番組のオーディションに行くときに、僕も全然似てない梅宮辰夫さんのモノマネで一緒に受けたときがあって。その後、神奈月さんがその番組で松方弘樹さんのモノマネをするから、梅宮さんのモノマネで一緒にコントっぽくしたいって話が出て。それからです。すごく縁を感じてます」と感謝した。

「今から20年後は60歳。たぶんまだ新喜劇やってるでしょうね」と最後に語った烏川。当日は来場者全員に烏川耕一芸能生活20周年記念品「ひょっとこ ピュ～手拭い」が大盤振る舞いされる。チケットは残りわずかとなっているので、ぜひ足を運んでみよう。

烏川耕一コメント

20周年ということにかこつけて、ビッグネームの先輩たちにも出ていただくことになりました。新喜劇に育ててもらったので、めいっぱい新喜劇を楽しんでやります。お客さんも楽しんでもらえるようになってます。家族で来れる値段設定にさせてもらってますので、ぜひぜひ家族でも恋人同士でもお一人でもぜひ足を運んで下さい。

「ひょっとこ大感謝祭 2012 秋」烏川耕一芸能生活20周年記念新喜劇

日時：2012年10月7日（日） 19:15開場 19:30開演 21:30終演予定
会場：なんばグランド花月
料金：前売3000円 当日3500円
出演者：烏川耕一 / 池乃めだか / 内場勝則 / 未知やすえ / 浅香あき恵 / 島田一の介 / 島田珠代 ほか、スペシャル新喜劇メンバー
ゲスト：テンダラー ほか
特別出演：神奈月（太田プロダクション） ※出演者変更の可能性あり